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商品説明
いろんな家族があるのよ。本当にいろんな、ね−。世の中の枠組みから外されがちな人々の、新たな結びつきの形を描いた物語。1990年に発表した作品に、30余年後を描いた導入部を加筆し復刊。〔中央公論社 1990年刊の改訂増補〕【「TRC MARC」の商品解説】
30年を経てよみがえる、血縁を超えた<家族>のかたち。
1980年代、直木賞候補の常連だった作家・落合恵子が1990年春、一冊の小説を世に送り出した。
「血縁の家族に疲れ切って、「結縁」の家族を新しくつくりあげる人々を書いた『偶然の家族』。この小説には、年が離れたゲイの
恋人同士も登場する。同性愛者であることで、血縁とは疎遠にならざるを得なかった過去を持つふたりである。親しい文芸関係の編
集者から、言われた。「なぜ、敢えてゲイを書く必要があるのだ」
なぜと問われても、わたしが心惹かれるのは、書きたいのは、社会の枠組みから、ともするとはずれがちなひと、はずされる人々な
のだ。 」( 『「わたし」は「わたし」になっていく』= 東京新聞刊= より)
刊行から31年後、コロナ禍にあるその後の「家族」の姿を加筆し、人びとがつながることへの願いを込めて、描き下ろしの挿画とともに今、復刊する。
「いろんな家族があるのよ。本当にいろんな、ね。あなたは、まだ知らないけど」【商品解説】
著者紹介
落合 恵子
- 略歴
- 〈落合恵子〉1945年栃木県生まれ。作家。「クレヨンハウス」を主宰。ENEOS児童文化賞を受賞。著書に「「わたし」は「わたし」になっていく」「泣きかたをわすれていた」など。
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