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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2020/04/17
- 出版社: 京都大学学術出版会
- サイズ:22cm/636p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-8140-0250-4
- 国内送料無料
紙の本
互酬性と古代民主制 アテナイ民衆法廷における「友愛」と「敵意」
著者 栗原 麻子 (著)
ギリシア人の社会的正義の根底をなす友愛と敵意。それらはポリス社会にどのように組み込まれていたのか。前420〜前320年頃のアテナイの法廷弁論を史料に解明し、古代アテナイ社...
互酬性と古代民主制 アテナイ民衆法廷における「友愛」と「敵意」
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商品説明
ギリシア人の社会的正義の根底をなす友愛と敵意。それらはポリス社会にどのように組み込まれていたのか。前420〜前320年頃のアテナイの法廷弁論を史料に解明し、古代アテナイ社会を支える民主制の構造を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
古代のアテナイ(アテネ)は訴訟社会であった。リュシアス、イサイオス、デモステネス等々の『弁論集』を読むと、財産をめぐる争いなど今日と変わらぬ一面を見せながらも、そこで繰り広げられる係争の内容はかならずしも自明ではなく、弁論の当事者たちが社会にあたえる恩恵の品定めなど、今日では理解しにくい面も持っていた。一見して審議とは無関係にみえる社会の相互扶助的なネットワークの存在を明らかにした本書は、民主制下の古代社会の構造を知るための必携書となろう。【商品解説】
目次
- 序論部 互酬性を飼いならす
- 第一章 アテナイ史と互酬性−アルカイックな痕跡かヘレニズムの先駆けか
- 第二章 友愛とポリス−アリストテレス『ニコマコス倫理学』
- 第三章 大きすぎるポリスの小さな法廷−民衆法廷の社会的性格
- 第一部 公的言論のなかの血縁ネットワーク
- 第四章 家族の肖像−前四世紀アテナイにおける法制上のオイコスと世帯
- 第五章 血縁と友愛−イサイオスの描く親族争議
- 第六章 獲得されるものとしての親族関係−前四世紀におけるソロンの遺言の法の運用
- 第二部 公と私のはざまで
- 第七章 ヘタイレイアーの信義をめぐって−前四一五年のアンドキデス
著者紹介
栗原 麻子
- 略歴
- 〈栗原麻子〉京都大学文学研究科博士後期課程指導認定退学。京都大学博士(文学)。大阪大学大学院文学研究科教授。専門は古代ギリシア史。
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