「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
ブラジルから日本への「デカセギ」に関わるさまざまな制度に焦点をあて、その制度の特性と変化によって現象を説明する。国家・市場・移民ネットワークというキーワードで分析を行い、未解明の領域に光を当てる。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- 第Ⅰ部 国家・市場・移民ネットワーク
- 第1章 人の移動と国家の制御
- 第2章 企業社会と外国人労働市場の共進化
- 第3章 移住システムと移民コミュニティの形成
- 第Ⅱ部 顔の見えない定住化
- 第4章 国民国家の境界と日系人カテゴリーの形成
- 第5章 ブラジルから日本への移住システム
- 第6章 人手不足からフレキシブルな労働力へ
- 第7章 労働市場のミクロ分析
- 第8章 移民コミュニティの形成?
著者紹介
梶田 孝道
- 略歴
- 〈梶田孝道〉1947年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科教授。
〈丹野清人〉1966年生まれ。東京都立大学人文学部講師。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
移民研究の最前線
2005/08/31 22:44
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のら - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、今の移民研究の最前線を行っているという感じがしました。第一部で理論的な整理を行い、第二部第三部で、日系ブラジル人の移住過程や多文化共生の問題点を、調査によって明らかにしています。驚いたのは調査量のすごさで、データがこれでもかこれでもかと出てきて検証していくのは、圧倒されるばかりです。
また、他の研究をかなり挑発的に論評しつつ、自分たちの立場を明らかにしている点でも、読んでいて面白いところでした。移民研究でエスニシティと階級なんて言葉が出てくるのは、今まで当たり前なんだけど触れてこなかった考え方で、逆に新鮮さを感じました。