紙の本
あったかい
2015/11/13 17:53
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投稿者:ぴろぴろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて読んだ著者でした。
ジャケ買いでした。
買って大正解!
本の装丁のイメージぴったりのあったかい話でした。
こんな穏やかな生活したいな。
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ジャムが美味しそうで、たまらない!
ジャムってそんな風に料理に使うんだ!とびっくりした。
家族を次々となくした主人公が新しい家族を作っていく過程、ヒーローになるため、ヒーローとは、何かを考えていく姿、どれも暖かくて素敵だった。
ちょっと書き方があっさりしてたり、わかりにくい部分もあってもったいないとこもあるけど、幸せな気持ちで読めた。
もっと1つ1つを丁寧に書いてあれば、さらに景色が広がって読めて、涙することもできそう。
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【ネタバレ注意】
亡くなった妹の子供を引き取って一緒に暮らしていく話。
主人公、拓真が高校の時に亡くなった母を思い出しつつ子供の頃に亡くなった父や妹との思い出を思い出しつつ妹の子供と向き合っていく。
ヒーローになりたい主人公と感情表現が苦手な子供。
料理の描写がおいしそうで始終お腹が減っていた。
続きが気になる終わり方だった。
今後の彼らの生活も気になる!
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高校卒業後に就職以来、疎遠となっていた妹の突然の死の連絡と共に残された1人の子供。その子を引き取り、奮闘する人生の階段の踊り場を迎えた青年の話。
金髪に髪を染め、ヤンママの子供が、こんな素直なはずがないという綺麗ごとだらけな話。世知辛い世の中で、救いは必要かもしれないが、よくある話。
すべてがさらっと過ぎていき、特に印象的ではなかった。
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人生、ジャムのように甘くはない。でも、どんなにかっこ悪くても、誰かのために必死に一生懸命なら、その人はヒーローなんだ。
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ジャムはあの日の記憶を蘇らせる
思い出の瞬間にはいつもジャム
母の愛、兄妹の思い
甘いジャムのように人生あまくない
ちょっとした酸味が醍醐味だ。
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遊園地でスーツアクターをしている拓真と、
急逝した妹の遺児で、無口な小学生の昌が、
行き当たりばったりの同居生活を始める中、
小さな出来事やアクシデントを経て、
家族になっていく、温かぃ家族小説ですね。
多少、上手くいき過ぎてる感もありまして、
もっと、人の嫌な面も描かれていれば、
もっと、深イイ話になったのかも?ですが、
ボクは、ほんわかとした雰囲気も含め、
これでよかったと思います。
ボクは、読書に関しては、素直な方なので、
結構、ミスリードには引っ掛かる方でして、
本作品でも、
終盤で、意外なミスリードが解けた後には、
二人の見方が、さらに変わっていきました。
作品の軸であった家業のジャム屋の再開は、
なんとなく、うやむや感?も残りましたが、
全編で登場した、いろいろなジャム作りや、
ジャムを使った家庭料理とその様子からは、
ぎこちなぃ二人が家族になっていく様子が、
程よく代弁されていました。
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ジャムを煮ているときの、あのなんとも言えない甘酸っぱい香りが好きです♪
主人公・拓真二十七歳。
遊園地で戦隊ショーのヒール役をしている。
高校卒業とともに家を出ていた一歳下の妹・サトミが突然亡くなり、
その子供・昌を引き取ることに…。
その言動から、最初はただのお調子者のお兄さんかと…。
でも、人を助けて命を落とした父親を尊敬し、
女手一つで育ててくれた亡き母のジャム作りの厨房を、
毎日かかさず、ピカピカに磨き上げ続けている…。
自分の根っこが何か、ちゃんとわかっているんですよね。
それにしても、昌が~!
そういえば、パンツのゴムの時にやけに大騒ぎしてましたよね。
昌がジャムを煮ながら、木べらで母の名・サトミの文字を書いているシーンは胸が痛みました。
拓真のために、昌が初めて作ったお弁当。
(ご飯の上に、甘いフレンチトーストがのっている!)
拓真はこの先、いろんな意味で(笑)このお弁当を思い出すんだろうなぁ…。
ジャムを煮詰める作業って、どこか”人”と通じるものがあるような気がします。
「アクを取りきってしまうと、ただ甘いだけのジャムに成り下がる。アクは風味なんだ。」
「焦んなくてもいいんだよ。少しずつ、ゆっくりやればいずれでき上がるんだすけ。」
拓真が必死にリハビリする姿を見て、心を入れ替えた店員のように、
たとえ結果はどうあれ、懸命に努力する姿は心を打ちます。
もう、立派なヒーローです!
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2016.8.17 読了
東北の地元の遊園地で
スーツアクター(ヒール)をやっている
拓真。
拓真の妹で 高校卒業してから
ほとんど音信不通になってた妹が
急死したとの知らせを受けて
その子供 昌(小学2年)と
急遽 いっしょに住むことになる。
いろいろあって 無表情な昌。
拓真との共同生活で。。。
ほっこりできる話でした。
続編が あったら 読みたいかも~
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図書館の「今月に入った本」から検索してリクエストをした(と、思う)。
初めて読む作家やけれども、スーツアクターをしている27才男が、急逝した妹の子ども(8才)を引き取って暮らす話とか、
私の好みドストライクちゃうのん!
と、思ったけれど、うーん、どうやろう・・・(笑)。
面白かった。
拓真の考え方はすっごい、いいなと思う。
このくらいの年齢の子どもの子育てをしている身としては見習いたい箇所がいっぱいある。
拓真は自身が子育てをしていないはずなのに、よくこんな対応ができるよなー、と、しみじみ思った。
・・・ん・・・や、けど・・・。
基本的に表現の仕方が暴力的? いや、下品かな。すいません、下品でした。
私の好みではないなあ。
「そこはいちいち書かなくても」
って思う。
お腹を下すくだりとか、アトラクションに酔った女の子を救護室まで運ぶくだりとか。
ジャムの瓶のなげられたアスファルトの描写とか
「どうして、そっちにいくかなー・・・」
と、思う表現が多々あったので、これは残念ながら好み外なんやろうな。
お話もキャラクタもすごいいいのになあ。
他のタイトルも気になるけど、これはリクエストせんとこうかな・・・。
拓真の、昌に媚びないけど無理強いもしない距離感がすごいなーって。
大人と子どもは違うから、やっていいこととあかんことは多少の差があるよ。
子どもならいい、大人ならいいってこともある。
でも、子どもにも人権があるんだよなあ・・・。あたりまえのことやけど、少しだけ長く生きてるこちらとしてはつい先回りをして道端の石ころを取り除いていってしまいそうになるけれども、そうじゃなくて、いけるいけるって大丈夫大丈夫って笑って立ってるほうが、いいのかもなあ。
それが時には、転んでる当事者からすると
「笑ってばっかりおらんでなんとか手伝ってよ」
と、いいたくなるんかもしれへんけど、いやいや、先回りして道端の掃除をするよりも、大丈夫って笑ってみているほうがずっとむつかしいことだよ。ね。
そんなことはたいしたことじゃない、って、私は子どもにいいたいってずっと思っている。
そんなことくらい、大丈夫。気にするな。いけるいける、っていつでも笑っていたい。
だってそうやって笑ってもらって、背中を押してもらえることが、どんなけ助けになるかわからんねんもん。
究極の理想は、引用の通りだよね・・・。
転びっぷりと喰いっぷりがよければ世の中渡っていけるんやって!
それを卓司は「男は」と、限定しているけど、女子も同じやと思うな。
怖いものに対する攻略方法もよかった。
「休むと毎年逃げないといけない」
とかさ。
逃げる、という意味合いも色々あってむつかしいけども(真正面から立ち向かえばすべてよしというわけではないやろうからさ)、
「同じカテゴリに入れる」
と、いうのが、なるほどな~、と、笑ってしまった。
言い換えると、「開き直る」のだそう���。
「私はそれができないけど、何か?」
くらい、できない自分を認めちゃうんだって。それってかなり、上級テクよね。ぜひ、見習いたいわ。
ところでこの本は「東北地方の片田舎」が舞台でした。
どこかはまったく想像もつかんねんけど、著者は別タイトルでもやっぱり東北地方のお話を書いてはるので、こちらの出身なんやろうね。
作中の主だった人は標準語でしゃべってるけども、年配の方は方言で話してはるのが、
何いうてはるんか全然わからん・・・(笑)。
だってなんか、ほとんど、濁音なんスけど!!
「もっとアダシがら話し掛げればいがったんだねえ」
って、意味はわかるよ!?
「もっと私から話し掛ければよかったんだね」
ちゅうことやんね。
わかる。でもって、どういう風にしゃべりはるのかも(メディアからの情報でしかないけど)なんとなく想像もつく・・・。
これ、もしかして「話し掛ける」の「掛」にも点々ついてたりして・・・?
方言って、ほんま好き。
あまりにも好きすぎて、私は数年前の娘入学式のときの「新入生代表あいさつ」を読む際にも方言(のイントネーション)で読み切って
「あれはなかなか忘れられへんわ・・・」
と、その後数人に言わしめたんやけど(笑。標準語パターンと二種類練習して、結局関西弁バージョンでいった)、耳に残るのはその土地の言葉やと思う。
前述の通り、私が数年間関東にいたときは、明らかに地方というか、北海道や東北出身の方が多かったのに、誰一人訛ってなかった。
イントネーションすらないねんで!?
もちろん私はこの調子でふつうに関西弁でしゃべっていたため
「さすが、関西人」
などといわれたわけやけど、関東のほうでは方言を出さずに標準語でしゃべるというのがルールというかマナーというか、ふつうのことやねんなー、と、しみじみ思いました。
(もちろん、丁寧語やら仕事ではちゃんとしゃべるよ)
もったいないよねえ、お国言葉なんて、その場所で生まれ育ってないとしゃべれないネイティブ言語なのにね。
(2016.04.02)
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東北の片田舎。地元の遊園地で
戦隊もののスーツアクターをしている27歳の
拓真は、急逝した妹の子ども・昌を引き取ることに。
何事も無関心だった昌が唯一興味を持ったのが
ジャム作りで…。ハートフル・ストーリー。
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亡くなった妹の子供を引き取った、ヒーローになりたい男の話。すごく感動するというわけでもないけれど、なんとなくあたたかい。
2017/1/3
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昔から、勉強ができなさそうな男子というか
本を読まなさそうなヘラっとした感じの男子が好きではなかったなぁ・・・
そう、ちょうどこの物語の主人公のような男子が(笑)
主人公の拓真(職業スーツアクター(但しヒーローにやっつけられる方))は
口は悪いし本も漫画しか読まなそうだしきっと難しい漢字も書けなさそうだ。
だけど家事もこなすし、ジャムも煮ちゃうし
妹の子だって育てちゃうし
なによりめちゃめちゃいい奴なのだ。
そうか、、、ヒーローってやつは
普段はヘラヘラしていて
本当にかっこいい姿を簡単には見せたりしないんだな。
いや違う、
見た目はヘラヘラでも不器用に真っすぐに
心温かく生きているからヒーローなんだ。
ちょっとしたサプライズも仕掛けられていて
楽しく読めます。
心が疲れ気味の女子におすすめです。
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ホームドラマみたいで優しかった。「焦んなくてもいいんだよ。少しずつゆっくりやれば、いずれ出来上がるんだから」。じわじわと温かい気持ちになる。根っ子が大らかなこういう本はすき。日常のごはんの描写も楽しかった。一方で甘いフレンチトースト丼のインパクトも凄かった。飛んでいる割に何となくありそうでリアル。舞台に戻ることにはつい若干の不安が残った。さらさらと読めたけれど、ウィスパーの洒落だけは引いてしまった。相手は小学二年生だから物凄い流されたけれど、二十七歳男子って、若いんだなあ…。
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心がほっこり温かくなる本でした。
登場人物、ほぼみんないい人たちで、どんな状況でもなんとかなるのかな、大丈夫って思える、背中を教えもらえる本でした。