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商品説明
なぜ、女性の虐待を公認する「近代公娼制度」を、日本人は自ら廃することができなかったのか? 近代公娼制度に対する人々の認識の変遷について、1860年代〜1930年代を中心に検証。制度を支持した者たちの責任を問う。【「TRC MARC」の商品解説】
日本における公娼制度とその存廃をめぐる議論の歴史を、徹底的な史料の裏付けのもとに再検討、学術的に、世界史的な視野から捉え直す。近代公娼制度が帝国の軍隊を維持するための性病対策であったことを重視し、それに関する「衛生」論が、階層を問わず、当時の人々に広く浸透していった経緯を明らかにした。廃娼運動が進められていく過程で形作られた家族観や、娼婦への人権侵害に関する議論の時代的変化についても詳述する。【商品解説】
目次
- 序章 公娼制度下の暴力は、なぜ廃絶できなかったのか?
- 1 問題の所在
- 2 先行研究と本書の課題
- 第一章 軍隊の性病問題とスケープゴートとしての娼妓
- 1 医学知の輸入と性病検査
- 2 公娼制度の再編過程にみる性病の問題
- 3 〈婚外の性〉の一元化
- 第二章 廃娼運動の始まりと女性の周縁化
- 1 廃娼建議と「衛生」の論理
- 2 「姉妹同胞」としての娼妓
著者紹介
林 葉子
- 略歴
- 〈林葉子〉1973年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。大阪大学男女協働推進センター特任講師。
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