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商品説明
コミュニケーションは“謎解き”、つまり多義を解読する推論行為だ。“謎解き”をキーワードに発話解釈と西洋の知の限界を考える。「ウソと欺瞞のレトリック」の続編。【「TRC MARC」の商品解説】
語用論は場面の意味を考える。そこでは記号と意味の一意対応はなく、謎解きのように推論を通して最適の解に至る。一方、必然性と規則性を志向する西欧の学問は、既にある秩序から解を選ぶことはできても、混沌から結論が立ち現れることは許さない。本書は「謎解き」をキーワードに発話解釈と西洋の知の限界を考える。【商品解説】
目次
- 第Ⅰ部 謎解きのコミュニケーション
- 第1章 謎解きとしてのコミュニケーション
- 第2章 謎解きと推論〜アブダクション、ヒューリスティック、エンテュメーマ〜
- 第3章 フィクション(虚構)のはたらき〜推論の原動力を求めて〜
- 第4章 サイレント・ナラティブとは〜その学問的意義を考える〜
- 第5章 ナラティブから見直すポライトネス
- 第Ⅱ部 理論の謎を解く
- 第6章 一つの解への執着〜西欧思想の呪縛〜
- 第7章 呪縛からの解放(試論)
- 第8章 結びにかえて
著者紹介
山本 英一
- 略歴
- 1957年 岡山市生まれ。
1980年 大阪外国語大学英語学科卒業。
1982年 大阪外国語大学大学院外国語学研究科修士課程(英語学専攻)修了。文学修士。
2003年 関西大学 博士(文学)。
1982年 近畿大学 助手。
1985年 近畿大学 専任講師。
1991年 近畿大学 助教授。
1994年 関西大学 助教授。
1998年 関西大学 教授。
現在、関西大学 国際部 教授。
専門は英語学(意味論・語用論)。
2014年~ 2017年 日本語用論学会副会長。
2014年~ 2021年 日本英語コミュニケーション学会副会長。
2021年~ 日本英語コミュニケーション学会会長(現在に至る)。
2018年~ 2022年 日本英語表現学会副会長。
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