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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2012/08/01
  • 出版社: 水声社
  • サイズ:20cm/267p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-89176-865-2

紙の本

レーモン・クノー・コレクション 5 わが友ピエロ

著者 レーモン・クノー (著),菅野 昭正 (訳)

レーモン・クノーの幅広い知識と技巧をこらした多様な作品群を、全て新訳および改訳で紹介。5は、遊園地ユニ・パークで巻き起こる謎の事件を描いた、「わが友ピエロ」を収録。【「T...

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レーモン・クノー・コレクション 5 わが友ピエロ

税込 2,750 25pt

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紙の本
セット商品

レーモン・クノー・コレクション 13巻セット

  • 税込価格:36,960336pt
  • 発送可能日:購入できません

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商品説明

レーモン・クノーの幅広い知識と技巧をこらした多様な作品群を、全て新訳および改訳で紹介。5は、遊園地ユニ・パークで巻き起こる謎の事件を描いた、「わが友ピエロ」を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

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評価内訳

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紙の本

ルイユから遠く離れて』『人生の日曜日』とともに「知恵の三部作」と呼ばれる作品で、これらの作品に共通するのは、不器用で、野心も上昇志向も悪意もない、成り行き任せに生きる主人公です。

2015/08/22 06:44

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hacker - この投稿者のレビュー一覧を見る

私がレーモン・クノーに最初に接したのは、高校生の時です。昔のコピーで「若いころ聴いた音楽は忘れない」というのがありましたが、小説の世界も同じで、数十年経っても心に残る作品は、高校大学時代に読んだものが多いように思います。

現在出版中の「レーモン・クノー・コレクション」がきっかけで、彼の作品を再読していますが、あらためて感じるのは、登場人物たちが実に魅力的なことです。本書の主人公ピエロもそうですが、特に何をして生きたいということもなく、社会のためなど考えもせず、上昇志向も野心もなく、頼りないけれど、悪意などかけらもない人間に、若い時の私は憧れに似た感情を持ったのだと思います。振り返ってみれば、結果的に、成り行き任せ(良く言うと、流れに任せて)の人生でしたが、悪意に関してはコメントできません。


クノーの作品の基本はユーモア小説であると「訳者あとがき」でも述べられていますが、全くその通りで、かつ本書はそれが最も顕著に出た作品でしょう。

パリ近郊の遊園地ユニ・パークで、働くことになったピエロは、しかし失敗続きで、二日と同じ仕事に就くことができません。身体にピンを刺すのを見世物にする芸人の助手をした時など、その様子を見ていて、失神したりしてしまいます。ユニ・パークのボスの娘イヴォンヌに恋、しかもかなり本気の恋をしますが、鼻もひっかけてくれません。そうこうしているうちに、ユニ・パークに隣接する土地で、ポルデーヴ(架空の王国)の王子を祭る礼拝堂を管理している老人に気に入られたり、サーカスに動物を貸与する仕事に誘われたり、その関係で、テーブル・マナーはしっかりしていて、料理にも注文の多いサルとイノシシと旅をしたり、色々なことが起こります。

ただ、「知恵の三部作」(誰が命名したのか知りませんが、こういう登場人物たちの作品群へのものとしては素晴らしいですね)の他の2作品と違うのは、かなり苦い終わり方をすることで、ピエロは、恋も冒険も含めた、青春の一時期を、文字通り痕跡なく失うこととなり、これからも安住とはほど遠い人生を送るのが示されるのです。

このような苦い終わり方は、『きびしい冬』のそれを連想させますが、この社会において単純な善人でいることの難しさと、出版された1942年という時代背景を感じさせますし、クノー自身が現実に対しては、決して夢想家であったわけではないことをも示していると思います。


ところで、この題名ですが、「訳者あとがき」でも触れているように、原題を直訳すると「よぉ、ピエロ」ぐらいの意味です。ただ、mon ami わが友という呼びかけを使っているのは事実なので、主人公に対する作者のシンパシーが表れているのは間違いないでしょう。

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