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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/08/02
- 出版社: 生活の医療
- サイズ:19cm/332,18p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-910700-02-1
読割 50
紙の本
ホノルル ペストの火 1900年チャイナタウン炎上事件
【オレゴン図書賞(2005年)】ホノルルのチャイナタウンを中心にペストが襲った。3人の医師は汚染された建物の焼き払う策に出るが、火は突風で燃え広がり、チャイナタウンのほぼ...
ホノルル ペストの火 1900年チャイナタウン炎上事件
ホノルル ペストの火
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商品説明
【オレゴン図書賞(2005年)】ホノルルのチャイナタウンを中心にペストが襲った。3人の医師は汚染された建物の焼き払う策に出るが、火は突風で燃え広がり、チャイナタウンのほぼ全域が焼け落ち…。公衆衛生政策の勝利と、人種差別と帝国主義の悲劇の記録。【「TRC MARC」の商品解説】
火のおかげで、ホノルルのチャイナタウンからペストはなくなった。火のおかげで、家も、金も仕事も生活も、チャイナタウンそのものも、丸ごと焼けてなくなった。
1899年、ハワイのホノルルをペストが襲った。チャイナタウンと呼ばれる、中国や日本からの移民が形成したスラム街が流行の中心地となった。三人の医師がペストに立ち向かい、ハワイ全土に及ぶ絶対的権限を与えられて大胆な公衆衛生政策を遂行していった。
三人の医師はきわめて優秀だった。当時最先端の細菌学を活用しただけでなく、過熱する世論を抑制し、現場の声に耳を傾け、何よりもハワイの伝統文化に対する深い敬意を持っていた。
しかし三人が汚染された建物の焼き払いという策を打ったとき、火は思いがけない突風のため燃え広がり、チャイナタウンのほぼ全域が焼け落ちた。
これは、一方では公衆衛生政策の勝利の歴史である。しかし同時に、人種差別と帝国主義に強く影響された悲劇の記録でもある。
当時の新聞や議事録、オーラルヒストリーなどの博捜に基づく圧倒的ディテールによって、歴史・政治的背景と複雑に絡み合う思惑と理想と偶然が再生される。【商品解説】
目次
- プロローグ
- 1章 一八九〇年代のペストの世界的流行
- 2章 ハワイの「既存政府」
- 3章 ペスト菌の到来
- 4章 政府のペストファイター
- 5章 隔離
- 6章 十二月の討論と「悲しいクリスマスプレゼント」
- 7章 火を使う判断
- 8章 公衆衛生政策と「偉大な医師の会議」
- 9章 火で戦う
著者紹介
ジェイムズ・C.モア
- 略歴
- 〈ジェイムズ・C.モア〉スタンフォード大学で博士号取得。オレゴン大学総合文化校歴史学特別栄誉教授、社会学フィリップ・H・ナイト記念教授。「ホノルル ペストの火」でオレゴン図書賞受賞。
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