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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2023/12/18
- 出版社: 流通経済大学出版会
- サイズ:22cm/280p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-911205-00-6
- 国内送料無料
紙の本
総合交通体系論の系譜と展開 (日本交通政策研究会研究双書)
著者 杉山 雅洋 (著)
わが国の交通政策議論に多大な影響を与えることになった、運輸政策審議会の昭和46(1971)年答申。なぜ「総合交通体系論」と銘打ったものであったのか、その後の展開はどのよう...
総合交通体系論の系譜と展開 (日本交通政策研究会研究双書)
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商品説明
わが国の交通政策議論に多大な影響を与えることになった、運輸政策審議会の昭和46(1971)年答申。なぜ「総合交通体系論」と銘打ったものであったのか、その後の展開はどのようなものだったのかを当時の資料から紐解く。【「TRC MARC」の商品解説】
わが国の交通政策議論に多大な影響を与えることになった半世紀前の運輸政策審議会の
昭和46(1971)年答申が、なぜ「総合交通体系論」と銘打ったものであったのか、その後の展開はどのような経緯をたどったのかを当時の各種資料から紐解く。当初、総合交通体系は理想形としての「青い鳥」として追及されたが、結果として「青い鳥」は見つけられなかった。昨今でも頻繁に用いられる「総合」、「総合的」という表現は「最適」を保証するものではなかった。
交通研究者の従来からの交通政策の検討方法と、交通関連官庁のそれとはどう異なっていたのか、両者の関連はあったのか否か、官庁間での接近はどうであったのか、民間組織も加わった官民挙げての総合交通体系論はどのように整理されるのか、さらには当時の政策議論の帰結はどのように纏められたのかを論ずる。その間様々な解釈、評価が活発に行われた姿、具体論の一つとして今日の自動車重量税が導入された背景も明らかにする。また交通政策論議に加え、「総合」という観点からの近年の物流政策論にも注目する。
政策論議の多様さを改めて今日の教訓として受け止め、将来に向けて前進させることが期待される。
【商品解説】
目次
- 第1章 経済計画、国土計画と交通政策
- 1−1 総合交通政策、総合交通体系における「総合」とは
- 1−2 経済計画における総合交通体系
- 1−3 国土計画における総合交通体系
- 第2章 運輸経済懇談会から運輸政策審議会へ
- 2−1 運輸経済懇談会
- 2−2 運輸政策審議会
- 2−3 総合交通モデル分析の試み
- 第3章 運輸政策審議会昭和46(1971)年答申
- 3−1 運政審46答申以前の交通政策論の動向と昭和46(1971)年での総合交通体系論の試み
著者紹介
杉山 雅洋
- 略歴
- 流通経済大学理事・早稲田大学名誉教授、商学博士
主たる著書(共著含む)として
『西ドイツ交通政策研究』(1985.4 成文堂)
『明日の都市交通政策』(2003.6 成文堂)
『交通学の模索』(2011.3 成文堂)
『先端産業を創りつづける知恵と技』(2014.10 成文堂)
『日本の交通政策』(2015.6 成文堂)
『アウトバーンの歴史』(翻訳監修本)(2019.2 流通経済大学出版会)
『交通学の足跡』(2021.5 流通経済大学出版会)がある。
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