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紙の本 |
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書店員レビュー
日常のちょっとした裂...
ジュンク堂書店西宮店さん
日常のちょっとした裂け目に異世界へのとびらがひらく。
安房さんの魅力あふれるファンタジー。
楽しくて、あたたかくて、時にはもの悲しく
折々にユーモアがあり
上質なコメディの名手ですね。
安房さんの作品はありえないことがおこったりしますが
読むとこれはほんとうのことかもしれないと思ってしまいます。
-夢うつつのあわいをゆく
桜色の絵が美しい
本書も華麗な安房ワールド全開です。
紙の本
春には華やかでステップアップが題材となったこの絵本。銅版画と言えば山本容子さんが有名ですが、絵本界では断然この作家・南塚直子さんです。
2002/01/08 11:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る
<よい絵本>の選定を受けたり、むかし第36回課題図書にもなっていますから、児童書に関わる仕事をしている方たちにはおなじみ春の定番絵本です。毎年お正月が終わったころから、この絵本が書店の平台に並べられると桜のピンクがぱーっと華やかで、大層見映えがします。「もうすぐ春」と、見る人の気持ちを昂揚させてくれます。
原画は銅版画。山本容子さんが多くの本の装丁を手がけたことで、その技法が生み出す独特の雰囲気がかなり身近なものとなった気がします。作業にはけっこう力がいるのだと聞きました。山本さんも好感度高い女っぽい美女ですが、この南塚さんも知的でチャーミングな美女——美しいものを作りたいという意欲が、その大変な作業を苦なくさせてしまうのでしょうか。一人の画家が一生に引ける線の量には限界があると聞いたことがありますが、ひじや手首、指などの関節をいといながら、いいものを生み出し続けてほしいと思います。
ファンタジー味のあるお話に好んで絵つける南塚さんは、安房直子さんの文章を愛読し、よく本にしています。デビュー時には、そのファンタジー性に文学的価値があるかどうかなどとゴチャゴチャ言われた安房作品は、思いがけず早い死を迎えてしまったあとも独自のきらめきを放っています。
この絵本の文章は、絵本としてはやや長めかと思われますが、もう少し文章量の多い短編や中編を得意としていた童話作家・安房直子にしては、ファンタジー世界の広がりを絵に託したという点で、あまりぐいぐい自分の世界に引っ張ることなくリラックスして書き上げたお話なのかな…と勝手に想像しています。
バレエ教室に通い始めて5年も経つというのに、踊りが上手になれなくて女の子は悩んでいます。踊りたい気持ちは強いのに、手足が思うように動かないのです。「どうか、おどりがじょうずになりますように」と祈り続ける女の子の元に不思議な小包が届きます。中にはメッセージカードとバレエシューズが…。「山のくつや」という送り主のシューズを早速はいてみると、足がひとりでにはねあがって、女の子は山の方へ駆け出していきます。着いたところは、大きな桜の木のほらにある、くつ屋。「よくきたね」と迎えたのはうさぎで、「これから30足のバレエシューズを作らなきゃ」という彼の手伝いを、女の子はすることにします。注文主はうさぎバレエ団。完成ののち、女の子は野原でうさぎたちと一緒に踊り始め…。
桜、バレエ、かわいい女の子にうさぎ…とモチーフは一見華やかそうですが、本文の色調は案外渋いのです。南塚さんはハンガリーに縁が深く、最近も一年のうち何ヶ月かをハンガリーでの生活や旅に充てていると聞き及んでいますが、ここに描かれた桜の花びらは、はんなりしたなかにも哀感が漂っている気がします。いろいろな土地の伝統や習慣に敬意を抱いている画家の根に日本的陰翳が感じられるのは、別れと出会いがあるこの国の春に寄せる深い思いなのだろうかと思えます。
紙の本
桜の季節に読みたい本
2023/03/25 23:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コエデホン - この投稿者のレビュー一覧を見る
です。第79刷が届きました。
気持ちはあるのに、身体がついてこない、おんなのこ。
ふんわりした雰囲気なので
厳しさに気づかないかもしれませんが、
1日でシューズがボロボロになるほど踊ったことが
今までになかった、とも取れるお話。
厳しい練習をしてよいかどうか年齢のこともあり、色々難しいですが
楽しむこと、自分じゃない何かになることがとても大切だ
とわかる、すごい絵本!
音読 9分
紙の本
大好きな絵本
2022/06/29 14:49
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投稿者:ぴろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小さい頃に買ってもらって、今でも大好きな絵本。
人生の学びにつながる内容だと思うので、自分の子どもにも新しいものを買って読んであげるぐらい好きな絵本です。
紙の本
いつまでも忘れられない一冊。
2016/07/24 22:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて読んだのがいつだったのか、よく覚えていません。
図書館に行っては何度も借りて、読んで…というより、私は絵を見ていたのかもしれません。
鮮やかな桜の花、踊る女の子とうさぎ達。バレエシューズを作る過程がまるで魔法のように感じていました。
それから十数年過ぎて、自分でお金を稼ぐようになったころ、再びこの絵本に出会うことができました。今でも魔法のような、素敵な世界に出会えます。
姪がもう少し大きくなってから、この絵本を贈ろうと思います。
紙の本
習い事をしている子へ。
2002/06/29 18:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒイラギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
わたしはこの本を6才の誕生日にプレゼントされました。銅板画の繊細な線と淡くあざやかな色はとてもきれいです。この絵本の主人公の女の子のように私も何年も習い事をしていましたが、じょうずにならなくて悩んでいたというか暗い気持ちでいました。この女の子はふしぎな夢の世界に入っていて自分の習い事の楽しさを体験しているところがとても羨ましかったです。そして夢の世界をでると現実だけど、それでもその体験が忘れられずいつまでも風のように舞って踊れるのです。
わたしはそういう体験ができない!とも思っていましたが、わたしが感じたのは、自分の習い事(いちおう好きなこと)に心をいれる、という事です(絵本の女の子は心をいれて考えたりしていたから夢の世界へ行けたんだと感じます!)。心をいれればいつかはいい方向へいけるんじゃないかとこの本で感じました。
今見てもたいへんすてきな絵本なので、これからも大事にしたいです。
紙の本
きれい
2016/02/27 16:34
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マタギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
桜のピンクが基調のきれいな絵です。
特に見返しの絵には目を奪われました。
一度不思議な世界に迷い込んだけど二度は行けないというオーソドックスなお話です。
紙の本
できなかった事ができるってきっとこんな気持ち。
2001/05/25 11:15
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投稿者:くまのコ-ルテンくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
その女の子は5年も経つというのに 踊りが上手になりませんでした。お誕生日にも 七夕様にも お願いする事はただ一つ。踊りが上手になりますように。
そんな女の子の願いを知ってか ある日 不思議な小包が届きます。山の靴屋さんからのピンクのバレエシューズの贈物。それをはいて 森のウサギ達と踊るのです。その踊りの軽やかな事。風のように。花びらのように。楽しんで 踊ったあの感覚が 女の子に自信をつけさせたのです。
幻想的な優しいタッチの絵に ウサギ達と踊るシーンは女の子の 心の軽やかさを素敵に描いています。何かができるようになるときのきっかけって きっとこんな気持ちなんでしょうね。