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紙の本
わたしは真悟 Volume1 (小学館文庫)
著者 楳図 かずお (著)
PROGRAM1[誕生]▼第1話/ロボットは組み立てられた▼第2話/ロボットは着いた▼第3話/ロボットは動き始めた▼第4話/ロボットは少年と出会った▼第5話/工場にて▼第...
わたしは真悟 Volume1 (小学館文庫)
紙の本 |
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- 税込価格:4,474円(40pt)
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商品説明
PROGRAM1[誕生]▼第1話/ロボットは組み立てられた▼第2話/ロボットは着いた▼第3話/ロボットは動き始めた▼第4話/ロボットは少年と出会った▼第5話/工場にて▼第6話/ロボットと少年と少女と…▼第7話/ロボットを見学して…▼第8話/夜の工場▼第9話/位置ぎめ▼第10話/入力(インプット)PROGRAM2[学習]▼第1話/Name!?▼第2話/解体▼第3話/回路▼第4話/キリンとサル▼第5話/シアワセニナル
●登場人物/近藤さとる(父親の工場にやって来たロボット“モンロー”に興味を持つ小学6年生の男の子)、山本まりん(さとるの父親が勤める工場で、さとると偶然出会った少女。父親は外交官)
●あらすじ/父親から「うちの会社にロボットが入社する」と聞いたさとるは、ロボットに興味津々。次の日、学校で同級生にこのことを話すが、誰も相手にしてくれない。その頃、さとるの父親の工場にはロボットが届いていた。そのロボットとは……(第2話)。▼父親の工場のロボットは“モンロー”と名づけられた。父親から“モンロー”のことを聞くたびに、“モンロー”が見たくてたまらないさとる。ある日、さとるの学校で、工場見学することが決まった。見学の日を楽しみにするさとるは、かっこいいロボットを想像していたが……(第4話)。【商品解説】
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紙の本
意志の付与、拡散する物語
2001/05/02 19:58
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:呑如来 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく一生に一度は読んでおきたいマンガ。
鬼才、楳図かずおが昭和58年に第1巻を発表した本作は、まだ工場のオートメーション化が目新しかった時代の工業用ロボットが語り手となっている。
その、「真悟」と名づけられ、情報を教え込まれることによって自分の意志を持ったロボットと、名付け親であるさとるとまりんの運命を軸に、物語は展開するのだが、作家が楳図かずおなだけに奇妙な世界観と脈絡の欠けたストーリーは、読む者をそこはかとない不安に陥れる。
少女まりんを誘惑しようとする気味の悪いアメリカ人青年や、反日運動で日本製のテレビが壊されている光景など、当時が偲ばれるような風刺描写は、今読むと非常に新鮮である。また、パソコンが普及しバーチャルリアリティが当たり前になるずっと昔に、このようなアンチロマンを創作した楳図かずおの想像力は国宝級と言える。
『寄生獣』や『ドラゴンヘッド』、『バトルロワイヤル』等の作品など、楳図かずおの『漂流教室』や『神の左手悪魔の右手』を前にすればかわいいおとぎ話のように見えてしまう。たぶん、書いている本人が途中から自己同一性を失ってしまっているようにしか思えないところが恐怖の原因だろう。
なお、このマンガを好きだったため、元電気グルーヴの砂原良徳が「まりん」と名乗るようになったことは有名である。
紙の本
圧倒的
2015/08/14 12:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:虚ろう人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『漂流教室』とちがい、かなり難解かつシュールな作品です。読者の理解などまるで考えていないかのような、斜め上の展開の連続に追いつくので精一杯です。しかし、何とか読み終えたとき、「圧倒される読書体験とは何か」を知るでしょう。
紙の本
まさに、愛は凶器
2003/01/06 04:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hybird - この投稿者のレビュー一覧を見る
1980年代の全文化のうちの最高ランクに位置づけてもいい——呉智英(マンガ評論家?)のこの言葉に惹かれて読みました。期待しすぎて読むと拍子抜けすることが多いなか、確かに楳図ワールドにはまってしまいました(ただし★は五つではないですが)。小学生同士の愛の凶器に途中まで胸がえぐられた思い。楳図ワールドに興味のある方は是非。