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紙の本
マザー・テレサ愛と祈りのことば (PHP文庫)
著者 マザー・テレサ (述),ホセ・ルイス・ゴンザレス‐バラド (編),渡辺 和子 (訳)
その生涯を、神への信仰と貧者の救済に捧げたマザー・テレサ。宗教、民族、社会的地位を超えて差し伸べられた手には、どんな思いが込められていたのだろうか?▼本書は、マザーが様々...
マザー・テレサ愛と祈りのことば (PHP文庫)
マザー・テレサ 愛と祈りのことば
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商品説明
その生涯を、神への信仰と貧者の救済に捧げたマザー・テレサ。宗教、民族、社会的地位を超えて差し伸べられた手には、どんな思いが込められていたのだろうか?▼本書は、マザーが様々な活動の中で、共働者やシスターに語った言葉やエピソードを編んだ語録集。生前親交があり、自らもシスターである渡辺和子氏が、マザーの気持ちに忠実に、わかりやすく翻訳している。▼「愛は、この世で最も偉大な贈り物なのです」「救われるためには、神さまを愛すること。そして何よりもまず祈ること」「親切にしすぎて間違いを犯すことの方が、親切に無関係に奇跡を行うことより、好きです」「死を迎える時に、愛されたと感じながらこの世を去ることができるためなら、何でもしたいと思っています」など、神との深い一致を実践する中で語られた思いの数々と、その魂の軌跡をたどり、愛の真理を説く。▼世界中が悼んだ逝去から3年。改めて、本当の豊かさとは何かを考えさせられる一書。【商品解説】
目次
- ●聖なる人となること(聖性) ●祈り ●寛大さ ●貧しい人々の中にいるキリスト ●愛 ●家庭と家族 ●徳について ●マリア ●生と死 ●ほほえみ ●お金 ●苦しみ ●淋しさ ●神とキリスト ●使命
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すばらしいひと
2017/10/20 20:48
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
マザー・テレサテレサのことが知りたくて読んでみました。当然といえば当然かもしれませんが、宗教的なものが多かった。もっと根源的な何かがたくさん書かれているのかと思ってました。
紙の本
「癒しはいやしい」と思うひとへマザーのラディカリズムを
2000/11/09 15:32
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:山田登世子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつだったか、瀬戸内寂聴が誰かとの対談で言っていた「癒しはいやしい」という言葉にいたく同感した覚えがある。まったく、近ごろはやる「癒し」とやらはセコイと思う。自分の方では何ひとつ捨てるでもなく、ただ与えられたいと思う心根がさもしい。
そんな思いを抱いていたところに出会ったマザーの言葉は、強烈なインパクトで溜飲が下がる。その「過激さ」は、ただ打ちのめされるばかり。「愛と祈りのことば」という副題から想像しがちな平板な優しさからはほど遠いラディカルな思想に満ちている。問答無用、引用しよう。「飽くことなく与え続けてください。しかし残り物を与えないでください。痛みを感じるまでに、自分が傷つくほどに与えつくしてください」。自分が傷つくまで与えつくすこと──何というラディカルな潔さだろう。癒しからボランティアまで、世紀末ニッポンにはやるものにどこか嘘っぽさを感じているひとがいたら、ぜひ薦めたい。