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アジアンタムブルー
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.9
  • 出版社: 角川書店
  • サイズ:20cm/326p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-04-873410-5
  • 国内送料無料

紙の本

アジアンタムブルー

著者 大崎 善生 (著)

葉子が亡くなってからというもの、僕はいつもデパートの屋上で空を見つめていた−。愛する人が死を前にしたとき、いったい何ができるのだろう? 喪失の悲しみと優しさの限りない力を...

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アジアンタムブルー

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商品説明

葉子が亡くなってからというもの、僕はいつもデパートの屋上で空を見つめていた−。愛する人が死を前にしたとき、いったい何ができるのだろう? 喪失の悲しみと優しさの限りない力を描く。吉川英治文学新人賞受賞後第一作。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

大崎 善生

略歴
〈大崎善生〉1957年札幌市生まれ。「聖の青春」で新潮学芸賞、将棋ペンクラブ大賞受賞。「将棋の子」で講談社ノンフィクション賞受賞。「パイロットフィッシュ」で吉川英治文学新人賞受賞。

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みんなのレビュー76件

みんなの評価3.8

評価内訳

小説でこんなに泣いたのは初めて

2003/05/10 02:45

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みかよ - この投稿者のレビュー一覧を見る

前作「パイロットフィッシュ」が気に入ったので、何の予備知識もなく
読んでみました。…ヤラれてしまいました。もう、ボロボロです。
もともと浅田次郎とか、「泣いてください」って本は好きでしたが、
最近は少々食傷気味で、素直には反応できなくなっていたはずなのに…。
ラストの100ページには、何箇所も涙が止まらなくなるようなシーン、
印象的なフレーズが一杯です。
主人公と葉子、その他彼を取り巻く人々、みな個性的でいい味を出してます。
また、時系列は過去に現在にと、行ったり来たりでストーリーは進み、様々な
エピソードが絡み合い、一体どうなるのかと思いきや、これがきちんと鮮やかに
結びつく、構成の巧みさも見事。
そして、話の中で繰り返し流れてくる音楽にも、共感を覚えました。
世代的に共有できるものがあるだけに、より一層心に響くものがあります。
「Your Song」なんて、もう聴いたら涙が出てきそうになってしまいました。
敢えて、あまりストーリーの具体的な内容は書きません。
興味のある方、泣ける話を読みたい方、ぜひぜひ読んでほしいと思います。

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とっても泣ける小説です。

2005/03/08 00:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ホロス - この投稿者のレビュー一覧を見る

とっても泣きました。この本は何度も読み返しています。
ちょうど妻を亡くしたばかりのときに偶然この本を手に取りました。
私の妻の名も葉子だったのです。吉祥寺は二人でよくいった街だったのです。小説のような形では最後をむかえることは私たちはできませんでしたが、二人の絆はとても共感でき、私にとってはとても大切な小説です。

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静かな優しさに溢れてます。読む時はハンカチの用意を忘れずに…

2004/09/04 16:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エルフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

実はこの本は感想を書くのが凄く難しいのです。
あまりにも本に感情移入してしまうと文章でその時の感情を表現するのって困難なんですよね。

葉子と出会って恋愛をしている山崎と彼のちょっと辛い過去であるR.Y.の時代と、そして葉子を失った後の現在とか交互に書かれています。
正直泣けるほどの物語ではないなぁ…と思っていたら!!
ラストの章は涙腺刺激されまくりで涙が止まらなくなってしまいました。

愛する人を失うときが迫りながら1秒でも一緒に生きている瞬間が延びるよう祈る。
これは耐えられない辛さでしょうね。
私なら出来ないです。
想い出を作っていくことよりも1日も早く自分を忘れてもらえるよう先に目の前から去ることを願うかもしれないですね。
彼の本では「忘れないで」と願う人々が多いのですが、私はもし自分が先に死ぬ立場なら「忘れてくれ」と願うだろうし逆に残される立場なら「忘れないでいる」約束は出来ないですね。
だって生きていくことは忘れないでいると困難だから。

ところでこの作品はパイロット・フィッシュと同じ主人公・山崎が登場している
のですが2つの作品を比べると重なるようで重ならない主人公なんですよね。
確かに葉子の願い通り優しい人のままではいるのですがこれだけの恋愛をした後での山崎がどういう日々を送ってパイロット・フィッシュの山崎になったのかがちょっと不思議…。
でも逆に歳を重ねた山崎が新しい人達と出会いまた別れているというのは時間の経過としては正しいのかもしれないですね。

取敢えず泣きたいときには是非この本を…。

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エピタフを聴きながら

2004/04/05 11:18

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投稿者:アルデバラン - この投稿者のレビュー一覧を見る

大切な人を永遠に失ってしまったら…喪失感から陥る憂鬱から、よみがえる記憶とともに再生できるのだろうか。
久しぶりに涙をぬぐいながら(!)ページをめくり続けた小説だった。
全編に幾度となく登場する70年代の名曲は、自分自身が経てきた年月と記憶をよみがえらせる。ポリス、キース・ジャレット、エルトン・ジョン、そしてキング・クリムゾンのエピタフ。それぞれのメロディが、フレーズが今も頭の中でぐるぐるとめぐり続けている。
隆二の再生の物語であると同時に、70年代に青春と呼ばれる時代をすごした私の心に深く染み込む「愛」の物語でした。

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1ミリの誤差もなく、トマホークは私の心に的中した!

2003/08/04 23:20

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投稿者:オレンジマリー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 きたきたきた。精神の中枢にある泉から押し寄せるビッグウェーブ。トマホーク的中が原因で発生した津波だろう。愛する人が死を前にしたとき、私は何ができるだろう。内容は正真正銘恋愛ものだ。肝要な読後感は晴れた霧のようだった。晴れ渡った心持で書店に行き、もらったばかりの給料で懐は暖かく豊かで、私の足取りはウェハースのように軽快だった。そこで平積みにされた本書に目は釘付けになった…。

 主人公は前作「パイロットフィッシュ」同様エロ本編集者。恋人との出会いも仕事がきっかけとなった。風景写真を撮る恋人に、エロ本に使う写真を撮らせる。私はそこまで読んだ時、きっと非の打ち所のない写真を撮って編集長も大満足するのだろうと思った。ところがだ。エロ本にそぐわない、芸術のような写真が撮られていた。私は素直におもしろい、と思った。エロ本編集者が主人公の小説なんて接した事がなかったし、どういう過程を経てエロ本が仕上がるかなんて知るはずもないので「へぇ」連発だ。

 ただそれだけの内容なら星は五つもつけられない。「へぇ」がいくら連発されたって感情を揺さぶるには至っていなかったのだ。

 アジアンタムの憂鬱、素敵な響きだなと思いました。口惜しい事だが、私は植物に疎いため、アジアンタムがどういう植物なのか知らなかった。知っていればまた違った感動を与えられたかもしれない。そして、アジアンタムブルーというタイトルが、本書にどう響くのか興味深かった。装丁にも思いが行き届いていて、視線を奪うには充分である。

 著者の語彙力と知識、比喩が巧みで感心するばかりだ。恋人の病を宣告した医師が主人公の知人であることは運命の悪戯だとしか思えなかったし、トマホークの誤爆の話題については思わず吹き出してしまった。ユーモア、センス、共にハイレベルだと思う。お馴染みの作家の本しか読んでいなかった私は、風穴を開けるべく書店をさまよったが、本書との出会いは幸福の一つと言える。

 物語の序章から最終章、見事にアジアンタムブルーと共鳴した。

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2004/10/04 13:41

投稿元:ブクログ

「パイロットフィッシュ」も、好きな感じだったけど

久々に、とめどなく泣いてしまう一冊。
がくがくと、ゆすぶられるような

いったいそのとき
自分に、何ができるのだろう。


水たまりの底に しずむような
きらきらとした、悲しみ。

2005/06/14 17:25

投稿元:ブクログ

めっちゃ泣いた。こんな話は弱いんよ。世界の中心で愛を叫ぶよりも、大人になった考えさせられる本なんじゃないかと思うな。私的にはアジアンタムブルーのがいいんではないかと‥。
 まぁ、パイロットフィッシュもすごくおもしろかったし!!大崎さんは話のリンクのさせ方が素敵!こーゆー本を読んだ後はとっても優しい気持ちになれるんだよね。。愛する人に触れてる時、髪を撫でてる時の感じと一緒。すごく静かに愛おしい感じ。すべてを許せそうな。あー‥気分が晴れやか。窓から吹き込む風も気持ちいいわぁ。。

2005/05/27 16:15

投稿元:ブクログ

装丁がとっても綺麗です。
「パイロットフィッシュ」でもすごく感じたけど、喪失感や無といった孤独と静を感じます。
勤め先がエロ本の出版社という事もあって、作中性表現が結構出てきます。
でも常に漂う悲しさは変わらないのが著者らしい。
葉子が死ぬと宣告されそれが揺るがないと知って、隆二が確実に死に向かう葉子に何をしてやればいいのか考える反面、それでもやっぱり死なないでくれと願ってしまうのは無理ないと思う。
だけど何かをふっきって出した答えを信じた時人は強くなれるんだなと思った。2005.04.24読了

2005/07/31 11:11

投稿元:ブクログ

愛する人が死を前にしたとき、あなたは何ができますか?
死が目前に迫った恋人と過ごす最後の時間を描いた、せつない物語です。
悲しみに打ちひしがれながら、それでも「僕」は言う。
「本当の優しさとは?」
「憂鬱の中から生まれてくる優しさ」
「その中からしか生まれてこない、苦しみもがきながら、
身をよじるように、体の一部分がねじきれるような痛みの中からしか
手にすることのできない優しさ」

「それを手にするためにこんなに苦しんでいる。でもそれを手にすることができれば、この苦しみは無駄にはならない」

本当の優しさとは、痛みを知った上での強さなんでしょうね。

2005/09/25 12:01

投稿元:ブクログ

『パイロットフィッシュ』と同じ主人公、設定を使った小説。
内容が違うので手塚治的スターシステムを採用しているのだろう。
パラレルワールドとして捉えてもいい。
透明感溢れる文体はお勧め。

2008/02/01 23:00

投稿元:ブクログ

阿部寛主演の映画化された原作本。葉子という恋人を亡くして、山崎隆二は屋上に通う。そして、葉子とのことや、過去の事をいろいろ整理していく・・・・っていうお話。久しぶりに泣いたなぁ〜〜〜

2006/07/29 20:34

投稿元:ブクログ

最初はうーんって感じでしたけど、読み進んでいくうちにすごく愛しい話だなっと思いました。とても綺麗で、切ない話だと思います。

2006/05/19 02:01

投稿元:ブクログ

愛する人が死んでしまった男のお話。おもしろかったです。おもしろかったってのは語弊があるかもだけど。ただ、主人公の設定とかを「パイロットフィッシュ」からそのまま持ってきてるのはちょっとな〜。「パイロットフィッシュ」の後すぐに読んだだけに何か違和感。「世界の中心で、愛を叫ぶ」と内容が似通ってるけど、俺はこっちの方が好きだね。やっぱ前向きにいかないかんよね。ちょっと物淋しい秋冬にどうぞ。ちなみに、ハリーは感動してぐっときたらしいよ。

2008/01/03 09:58

投稿元:ブクログ

恋人が突然の癌宣告を受けた主人公の、寄り添って過ごした最後の一月と、
彼女に去られた後の3ヶ月くらいを書いた本。

2006/03/04 21:03

投稿元:ブクログ

アジアの憂鬱。
心が渇いていくとき、すかさず水をやることは、
当たり前でありながら、難しい。

"当たり前"を操作する微妙さに似ている。
花を活けるときの申し訳なさのような。