都市のルネッサンスを求めて （Ｅｃｏｎｏｍｉｃ ａｆｆａｉｒｓ 社会的共通資本としての都市）

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投稿者：こや　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

人々がゆたかな経済生活を営み，優れた文化を展開し，人間的に魅力ある社会を持続的，安定的に維持するための都市のあり方はいかなるものか．欧州都市再生の多様な実践や日本における再生への胎動を紹介し，都市を人の手に取り戻す，新たな「ルネッサンス」への道標を示す．
〈主要目次〉
プロローグ（宇沢弘文）
1　公共空間を人間の手に取り戻す（岡部明子）
2　ヨーロッパにおける新しい都市づくり（宇沢弘文）
3　都市をつなげる，人がつながる（傍士銑太）
4　都市をきれいにする（竹ケ原啓介）
5　都市と資源循環（三橋規宏）
6　「知」を生み出す（酒巻　弘）
7　まちなみを創生する（薄井充裕）
8　都市と農村を繋ぐ（金子弘道）
9　草原を維持する（前田正尚）
エピローグ（宇沢・薄井・前田）
【担当編集者から】
　東京では「都市再生」の名のもとに巨大な開発が行われていますが，それは本当に人々が豊かに生活するための優先順位の高い方策なのでしょうか．本書では「社会的共通資本」の視点から，人々が真に人間的な暮らしをするために何を優先的に考えなければならないかを問うための多彩な実例を提示します．それらを支える理念を示す本書の続編『21世紀の都市を考える：社会的共通資本としての都市2』（2003年6月刊行）もお楽しみに．