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商品説明
被曝国生まれの美帆が愛した彼の国は核保有国だった…。ピースアニメ「つるにのって」を生み出した女性の、平和主義者(パシフィスト)への歩み。平和への感受性溢れる自伝的エッセイ。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
美帆シボ
- 略歴
- 〈美帆シボ〉1949年静岡県生まれ。早稲田大学西洋史学科卒業。在仏28年。「ピース・アニメの会」設立。フランス平和自治体協会顧問。著書に「核実験とフランス人」「ピース・アニメを創る」など。
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紙の本
私たちは世界を動かせるか
2004/01/31 16:10
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投稿者:未来自由 - この投稿者のレビュー一覧を見る
フランスで、反核・平和運動を進めている作者の、感性豊かな平和を求める自伝的エッセイ。
サブタイトルは「私のパシフィスト宣言」。パシフィストとはフランス語で「紛争を軍事力ではなく、平和交渉によって解決することを主張する人」を意味するという。
作者は、広島の原爆の実態の恐ろしさを幼児期にうえつけられ、その恐怖から逃れるために、原爆投下を忘れようとしていた女性である。それが、結婚した相手の言葉により、原爆投下の実態を直視し、核保有国フランスで、反核運動の先頭に立つ。
「戦争は、それが行われている時だけでなく、終戦後も私たちを苦しめています」
「確かに、人間一人の力で戦争をやめさせることは難しいかもしれません。しかし、一人一人の思いが、どんどん集約され、もっと強力な国際世論になった時、私たちは世界を動かすことができるはずです」
「今なお核兵器の数は増え続け、核実験がくり返されている。原爆の問題は日本人だけの過去の悲劇ではない。いつでも再び起こりうることなのだ」
作者の平和を願う熱い思いが伝わってくる、それだけでなく作者の感性豊かな心に共感を覚える。
ノーモア ヒロシマ ノーモア ナガサキ。世界に通用する言葉である。
私たちが平和の思いを行動に移せば、世界を動かすことができると私も思う。