サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 5 1件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2003.8
  • 出版社: 論創社
  • サイズ:20cm/249p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-8460-0335-3

紙の本

昭和の天一坊伊東ハンニ伝

著者 河西 善治 (著)

昭和初期、株売買で莫大な金を手中に収めてマスコミの世界に彗星の如く現れた風雲児ハンニは、シュタイナーの理想を一途に掲げ、川島芳子、大宅壮一、藤山一郎らを魅惑する! 知られ...

もっと見る

昭和の天一坊伊東ハンニ伝

税込 2,750 25pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

昭和初期、株売買で莫大な金を手中に収めてマスコミの世界に彗星の如く現れた風雲児ハンニは、シュタイナーの理想を一途に掲げ、川島芳子、大宅壮一、藤山一郎らを魅惑する! 知られざる大詐欺師の正体とは。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

河西 善治

略歴
〈河西善治〉1946年長野県生まれ。中央大学中退。人智学出版社代表。シュタイナーの翻訳出版などを行う。「いじめバスターズ」としていじめ問題に取り組む。著書に「1968ナルチシズム革命」など。

関連キーワード

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー1件

みんなの評価5.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

破天荒すぎて語られることのなかった男

2003/10/22 18:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:甲斐小泉 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本に出てくる登場人物は、評論家の大宅壮一、ノーベル賞作家の川端康成、国民栄誉賞受賞歌手の藤山一郎、男装の麗人として未だ語り継がれている川島芳子など、そうそうたるメンバーである。昭和半ばに生まれた私は、実際の人物を見、あるいは、親から話を聞いていた人が非常に多いのだ。

 しかし、彼らと親交のあった、あるいは彼らを資金力で動かしたこの本の主役、伊東ハンニという人について、自分はもちろん知らないし、親から聞いた記憶もないのはどうしてだろうか?と不思議に思いつつ読み進むうちに、ハンニの破天荒すぎる人生が、彼と縁のあった人に多くを語らせなかったのに違いない、と確信するようになった。

 経済的に恵まれた家庭に生まれながら、実家が零落した彼は、独学を重ねて、当たって砕けろの行動力で考星学者として有名だった隈本有尚の弟子となる。彼に株価の動きを占ってもらった結果、大もうけをするというあたりからして、非常にドラマティックだが、そのもうけを元に、徳富蘇峰がはじめた国民新聞を買い取り、隈本有尚のもう一つの専門であったシュタイナー学を持って、独特の世直し理論を展開。

 宣伝には北原白秋に作らせ藤山一郎に歌わせた歌を使うなど、プロパガンダの大家でもあったようだ。しかし、日本が軍国主義に傾いていく中、段々に思想家というよりは、教祖的な言動を取るようになり、戦争終結前には危険な思想の持ち主という事で、過去に彼が度々詐欺を働いた事を理由に逮捕、投獄され、戦後は泣かず飛ばずで終わったという。

 詐欺と言っても、決して今の時代にはやっているような弱いものからむしりとるような悪徳ではなかったと著者は説く。交際のあった人物といい、彼がもうけた金額といい、投資した金額といい、なまなかではないのだが、あまりに破天荒すぎるが故に、彼を知る著名人は付き合いがあった事実を公言したくなかったのではないだろうか。

 恐らく、戦前のハンニは今で言うワイドショーを騒がせた人物のタイプ、つまり何ら文化的実りももたらさず、面白おかしい騒ぎをもたらしただけに終わってしまったのではないかと思う。本人は大真面目であり、カリスマ性を備え、非常にダイナミックな行動力がある人だっただけに、こけ方も派手だったハンニ。同じくプロパガンダを天才的に操ったヒトラーのように後世に語り継がれる極悪人とならなかったのは、天性楽天的、おめでたい面があったからだろうと想像する。

 ダイナミックにずれまくったお方だが、愛すべき面のある、実に面白い人物がいたものだと思う。夢想と実際をまぜこぜにしたうそだらけの経歴に散散翻弄され、迷宮をさまよう気分を味わいつつもハンニを紹介してくれた著者に拍手したい思いである。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。