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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.2
  • 出版社: 国書刊行会
  • サイズ:20cm/396p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-336-04538-0
  • 国内送料無料

紙の本

最後にして最初の人類

著者 オラフ・ステープルドン (著),浜口 稔 (訳)

世界終末戦争、核エネルギーの暴発、火星人の侵略、生物兵器に端を発した疫病の蔓延。度重なる災禍によって肉体的、精神的に退行した人類は、再び進化の階梯を登り始め…。20億年に...

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最後にして最初の人類

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商品説明

世界終末戦争、核エネルギーの暴発、火星人の侵略、生物兵器に端を発した疫病の蔓延。度重なる災禍によって肉体的、精神的に退行した人類は、再び進化の階梯を登り始め…。20億年に及ぶ人類の未来史を神話的想像力で描く。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

オラフ・ステープルドン

略歴
〈ステープルドン〉1886〜1950年。イギリスの作家、哲学者。著書に「オッド・ジョン」「シリウス」など。

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みんなのレビュー12件

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評価内訳

紙の本

既に古典としか呼びようがありませんがSFの教科書と呼びたい作品

2005/07/29 22:10

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kokusuda - この投稿者のレビュー一覧を見る

哲学者ステープルドン氏が作家として登場することになった作品です。
彼の専門は近代哲学史のようですが本作を読んでみると納得できるような、
できないような、、、。
今までは抜粋した一部分しか翻訳されておらず全訳が待たれていました。

「この本には二人の作者がいる。ひとりは読者と同時代の人間。
もうひとりは読者にとって遠い未来となる時代の住人である。
(中略)それでは、あなたたちの時代とわたしの時代とのあいだの
永劫の歳月を経巡っていく想像の旅へと赴こうではないか。」
序文「最後の人類のひとりより」

それは未来の人類が表した歴史の解説書であり、神話であり、人類の興亡史でもあります。
内容は非常に濃密であらすじも紹介しにくい作品です。
そこで各章の副題を書いてみましょう。

第1章 分裂したヨーロッパ
第2章 ヨーロッパの没落
第3章 アメリカと中国
第4章 アメリカと化した惑星
第5章 〈第一期人類〉の凋落(ここまでが第一期人類)
第6章 過渡期
第7章 〈第二期人類〉の興隆
第8章 火星人
第9章 地球と火星(ここまでが第二期人類)
第10章 荒野の〈第三期人類〉
第11章 人間の自己改造(ここまでが第三期、第四期人類)
第12章 最後の地球人
第13章 金星の人類(ここまでが五期、六期、七期、八期人類)
第14章 海王星(ここまでが九期から十七期人類)
第15章 〈最後の人類〉
第16章 人間の最後(ここまでが十八期人類)

現在の人類から自然に人工的に意図的に変容し新種へと心身ともに進化していく人類の様子を描いています。
時間にして現代から20億年後、太陽系の各惑星は大きく変化し、
太陽系を含む近隣の星系すべての消滅によって人類が絶滅するまでの歴史です。

登場人物を特定せず、人類の歴史を客観的に淡々と描いた本作は小説の枠組を持たず
「奇書」と表現する方もいるくらい奇抜な作品です。
作者本人が主張するように「神話」と表現するのが正しいかも、、、。

人類が地球の真の大きさと多様な民族性や個性に見合った精神的能力を持ち得るのか?
楽観的でも悲観的でも中道的ですらない客観性と利他性を持てるのか?
思想書も小説も風刺すら超越してしまった作風はあえて分類すると「SF作品」としか呼べない気がします。

作者自身が「予言よりも神話の創造」が目的である、と書いたように
作中の予言には重きが置かれていません。
しかし、作品が発表された1930年にインターネットやテレビ、マスコミの台頭、
EU統合、東西冷戦、民族主義とテロリズム、再度の世界大戦、某大国の国を挙げての利己主義政策など
多くを予言してみせています。
当時の社会的、国際的情勢を正確に把握し客観的に考察した論理的帰結でしょうから
本人にはあまり興味が無かったのでしょう。

人類という種が地球外からの侵略によって、また自らの手によって、滅び再生し、
環境によって自らの手によって変容し、世界と関わり進化していく様は
下手なドラマより感動的ですらあります。
ただ特定の人物や現代のアメリカなどの国家以外の特定の名称はまったくでてきません。
分類用語としての名詞や代名詞しか登場しないため、進化の過程や社会の変化の把握は困難です。
そのため久しぶりに内容をメモし相関図を書きながらの読書でした。

某書店サイトの書評で「同じトーンで終始して描かれるため、
内容が薄っぺらであまりに退屈な歴史で読むのが苦痛」とありました。
確かに歴史の教科書的文体や数千年を数行で書いていたりするので
時代の流れや変化の大きさがイメージできなければ理解できないかもしれません。
しかし、濃密な情報を読み取れるならば圧倒的な想像力を感じ取れるはずです。

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紙の本

未来への神話に込められた祈り

2005/01/18 00:27

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

 人類の未来に横たわる20億年の歴史の果てに「最後」の人類が「最初」となる、そしてその最期からまた現代の我々に語りかけるという、二重の円環構造を持つ神話として語られる幻視譚である。
 その発端はこの作品が書かれた1930年、つまり第一次大戦後の時代から始まる。こんな悲惨な戦渦は2度と繰り返すまいと人々は思い、そのための努力もし、国際連盟も作った。しかし結果的にシステムとしては不十分で、各国がそれぞれの国益を主張してやまなければまた同じことを繰り返すのでは無いか。またこの戦争で登場した新しい科学技術により、人類の破滅と言うシナリオが現実感を持つようになった。その危機感が人類の行く末についての考察への進んだのではないだろうか。
 最初は近未来に向けて、人類の持つ種々の要素が描かれる。そこから徐々に、時に飛躍して遠い未来へと想像の翼は広がり、人類は文明の頂点と崩壊、さらに生物としての進化と退化を繰り返し、ついには金星、海王星までへ到達して十八期人類となる。
 長大な時間を俯瞰した上で、精神として、文明として人類の成し遂げた、そして未来に到達するだろう地点を示すことで、人類とその一人一人が宇宙全体から見れば塵のような存在で、文明の勃興も些細な出来事でありながら、同時にかけがえないものだということを訴えかける。そのメッセージを受け止める処方箋は、幾多の様相をもって奏でられる文明達においても変わることの無い、人間のより高みを目指そうとする姿勢の中にあるはずだ。
 未来予想小説として見るなら、科学技術の発達の速度はかなり控え目めであって、現代読者には不満足かもしれないが、当時すでにJ.ベルヌやH.G.ウェルズの作品が知られていたことを考えれば、むしろ意図的に荒唐無稽さは排して、人間の思想的発展に主眼を置いたように思える。それでもこの時間スケールは、人類を遥か遠い地点まで連れて行ってしまうのだが。さらに宇宙的な拡がりで言うと、本書の7年後に書かれた「スターメイカー」でその想像力が、同じ思想のもとでそれこそ現代人ものけぞるようなスケールで爆発しているので、これもお勧め。
 文章には深淵な意味がドカドカ突っ込まれており、読むのにやや難渋するかもしれないが、それでも最後まで読み遂げていただければその労に見合うだけの、神話の放つ歓喜と悲劇性、そして我々の将来に資すなにがしかが得られることはきっと請け合うのである。

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紙の本

待望の最高峰SF

2004/05/15 16:19

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

待望の最高峰SF。1960年代後半に早川書房の新書で「オッド・ジョン」を、発刊したばかりの文庫で「シリウス」を読んだ。それらの解説で紹介されていた「スターメイカー」と「最後のそして最初の人間」をぜひとも読みたいと思った。しかし翻訳も英語本も見つけられなかった。およそ30年ぶりに念願かなって読むことができた。1930年にこれだけのスケールの大きさと、洞察力にとんだSFがあったことに、驚きと感動を新たにしている。評判に違わぬ、広がりと深さを持った作品と思う。1930年にこれだけの自然科学と社会科学と人文科学と、全分野にわたる識見と洞察がなされていることに、驚異を感じる。なんとも言い表せられない、大きさと深みを持った作品であり、その後の70年間の科学の進歩があるにも関わらず、この作品に匹敵するSFはなかったのではないか、とさえ思われる。

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紙の本

人類20億年の衰亡記。

2004/06/15 09:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ソネアキラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

哲学者の書いたSF小説、とでもいえばいいのか。なかなか先へ進まないけど、おもしろい。全十六章から構成されているが、第十一章の「人間の自己改造」あたりから、やっと読むのに、スピードが出てきた。

「地球消滅と人類滅亡までの、20億年に渡る18期の人類の興亡史を描いた」(作品)。

書かれた時代が、第一次世界大戦後。戦争の被害を受けなかったアメリカが盟主としてヨーロッパからバトンタッチされるあたりなんで、バスク・アメリカーナだったっけ? アメリカへの批判が手厳しくて、でも図星で、いま読んでも当たってる。少しだけ引いてみる。

「西の果てではアメリカ合衆国が惑星全体の守護者であることを公言してはばからなかった。企業活動では世界中から畏怖され羨望され一目置かれてはいたが、自惚れが強く皆から蔑まれていたアメリカ人は、人類の生存のあり方を根底から変えつつあった」。

たぶん、いまだに新大陸アメリカに対して父なる(母なるか)ヨーロッパは、不肖の息子のような意識が拭いきれないんだろう。と、これはこの本の魅力の瑣末なことにしかすぎないのだが。

にしても、作者の筆力は、すごいや。たとえば、リチャード・フォーティの『生命40億年全史』でも読んでいるかのようなものすごいリアリティがあり、ほんとに思えてくる。

未来の人類が、巨大脳人類、飛翔人類(ガッチャマンか)などになる発想もいいが、進化過程において、二本足から四肢に明らかに退化した人類も出てくる。人類は弁証法的に進化と退化を繰り返しつつ、ゴキブリのようにしぶとく生き延びようとする。やがて人類は、地球から火星や海王星のコロニーに移住する。

将来、人間はテレパシーによりコミュニケーションを行い、音楽や書物はテープで楽しむようになるというシーンが出て来るが、これはインターネットといえなくもないだろうし、ウェアラブル・コンピューティングが進めばこうなるだろう。

作者は、優生学への関心も当然あったはずで、生命操作、遺伝子工学など生命倫理学の今日的なテーマについても言及している。同時代のホワイトヘッドの影響も多大にあったことを訳者あとがきで知らされる。

人類は火星人の侵略を受けるのだが、どうしてもティム・バートンの『マーズアタック』の火星人キャラをイメージしてしまうのは、ぼくだけなのだろうか。

そのハッタリ(誉め言葉)とも思えるスケールの大きさに圧倒される。翻弄される。眩暈を覚えるほど。とても1930年に書いたとは思えない予言的本。でも、ハードSFなんでハード。いや、ディープな思想書っていったほうが適切かもしれない。センス・オブ・ワンダーをたらふくいただきました。

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2011/09/03 15:39

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2011/11/10 23:01

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