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紙の本
プラネテス 4 (モーニングKC)
著者 幸村 誠 (著)
【星雲賞コミック部門(第33回)】【「TRC MARC」の商品解説】2070年代、人間は地球圏を月面にまでようやく押し広げていた。夢とエゴに満ちた航宙士志望の青年・星野八...
プラネテス 4 (モーニングKC)
プラネテス(4)
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- 税込価格:3,300円(30pt)
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商品説明
【星雲賞コミック部門(第33回)】【「TRC MARC」の商品解説】
2070年代、人間は地球圏を月面にまでようやく押し広げていた。
夢とエゴに満ちた航宙士志望の青年・星野八郎太(通称ハチマキ)の成長を軸に描く、「惑う人々(プラネテス)」たちの物語。「SF」を一段階進めた大傑作。
2002年度星雲賞コミック部門受賞。2003年にはNHKでアニメ放送開始。そのアニメも2005年度星雲賞メディア部門受賞。同賞の原作・アニメのW受賞は『風の谷のナウシカ』以来だと評判になった。
ハチマキが去ったあと、密度を増すばかりのデブリに疲弊を極める回収船のスタッフたち。彼らの与り知らぬ場所で、宇宙初の本格機雷戦が始まろうとしていた。往還船開発計画責任者ウェルナー・ロックスミス。計画の成功とひきかえに、多くの恨みを背負った。恩師に救いを求めに行った彼は、カーラジオからの声に耳をそばだてる。ーーオレ……僕は木星往還船フォン・ブラウン号乗組員、星野八郎太です。いま、木星にいます……【商品解説】
目次
- PHASE.17 友達100人できるかな
- PHASE.18 グスコーブドリのように
- PHASE.19 犬に日々
- PHASE.20 飼犬
- PHASE.21 少女と負け犬
- PHASE.22 泣く犬
- PHASE.23 疾る犬
- PHASE.24 咆える犬
- PHASE.25 光の速さで45分
- PHASE.26 What a Wonderful World
著者紹介
幸村 誠
- 略歴
- 1976年5月4日生まれ。神奈川県横浜市出身。血液型:B型。『プラネテス』(モーニング掲載)でデビュー。代表作は、『プラネテス』『ヴィランド・サガ』(アフタヌーン連載中)。2002年、第33回星雲賞コミック部門賞受賞。座右の銘:「あ、一瞬待ってください、じゃ半日でもいいです」
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珠玉のお話を求める方へ
2004/09/06 01:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブループラネット - この投稿者のレビュー一覧を見る
普遍的な「生きることの意味」「働くことの意味」をきわめて魅力的に問いかける、面白くて、また読み応えのある作品だ。たまたま設定が大気圏外なだけで、SFらしさもその基本設定が堅実なために、うるさくないどころか内容の魅力を増している。
ところで私は実はNHKのBSでアニメ版のプラネテスを先に観た。これは音楽や動画といった臨場感が丁寧に作られていて、内容が原作よりやや薄い感じがしたが、それなりに楽しめた。しかしアニメを観てしまった方にも、原作の本書はもっと深い感動と発見を与えてくれる。タナベの人格がかなり違うし。一読をお勧めしたい。
紙の本
脇役のいない物語でした
2023/12/03 16:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハチマキが自分の宇宙船を手に入れるために、トップのクルーを目指して、木星まで旅をするという物語が真ん中にあると思うのですが、それ以外にも同じ乗組員や家族など周りの人たちの物語もしっかり描かれていて、この物語は脇役となる人はいないんじゃないかなぁと思わせてくれました。
特にフィーの叔父さんの話はなんだか読んでいて辛い気持ちになりました。大なり小なり馴染めないで生きている人はいるわけで、何をもってしてメジャーマイナーと決めつけるのか…。
この話だけでもたくさん展開できそうな気がしますが、全4巻とコンパクトにまとまっていて、読み返すと新しい発見がある作品だと思います。
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考えさせられる漫画
2012/09/24 23:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カンパチ3号 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちゃんとした大人とは?
社会に馴染めなかった人は、どこへ行けばいい?
私自身も悩んでいる。
研究者ロックスミスみたいに修羅になるしかないのか?
私にはわからない。。。
多くの人に読んで欲しい。そして、感じて欲しい。それだけだ。
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次回作に期待を込めて。
2004/03/27 12:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Tom - この投稿者のレビュー一覧を見る
木星へ旅立ったハチマキ、そして残ってデプリ(宇宙ゴミ)の回収を続けるフィー達。そんなフィー達が遭遇したのは“回収してはいけないデプリ”だった…。
第一部完…ということで少し分厚かったりもするのだけど、ここで完結でもあまり不自然でない終わり方。個人的には、これから第二部ってのも嬉しくない訳ではないけれど、新作を見てみたいような気持ちも。で、中身の方はと言うと、この作品にしては珍しく“(分かり易い)悪意”の物語が多いです。例えば、おんちゃんの物語、フィーの物語、そしてフィーのバイクの物語、そのどれもがそれぞれ違う悪意が発せられていて、それでいて救いもなく。反面ラストは非常に綺麗にまとめられていて、そういう意味ではチグハグ、作者の迷いと感じられなくはなかったり。
一つ一つの短編のレベルは相変わらず高くて読ませるけれど、辛いやり切れない気持ちにもなります。
紙の本
700円です
2004/02/25 01:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レフ - この投稿者のレビュー一覧を見る
フィー姉さん主役篇。
物語が破綻しなかった幸村誠を誉めるべきか、特異な連載形態を認めた
「モーニング」を誉めるべきか。うん、どちらも偉い。
さて、以下は最終回を読んだ時の感想文。
散らばっている 今は孤独な主要人物たちが、それぞれの場所でモノローグに近い台詞を吐いて幕を閉じる。
もう漂うことは定められている。重力の支配も飛び出してきてしまった。
一番遠くまで行ける男の妻のほとんど無法図な愛だったり。
或いはガムシャラな夢に突き進んだありふれた男の青春(あるはずの未来の人類にとっての青春)。
木星に着くまでにストーリー展開の山場があるかと思って、ちょっと肩透かしだったが…。
僕らデブリは拾われるのだろうか。
(spelled from純粋呪文)