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- カテゴリ:小学生
- 発売日:2005/05/26
- 出版社: 岩波書店
- サイズ:18cm/235p
- 利用対象:小学生
- ISBN:4-00-116371-3
紙の本
ライオンと魔女 カラー版 (ナルニア国物語)
著者 C.S.ルイス (作),瀬田 貞二 (訳),Pauline Baynes (画)
とびらをぬけて、壮大な空想の世界へ…。想像上の国「ナルニア」の誕生から滅亡までを描き、世界中で愛されてきた長編ファンタジー。新たに画家ベインズ自身の彩色によるカラーイラス...
ライオンと魔女 カラー版 (ナルニア国物語)
紙の本 |
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- 税込価格:10,890円(99pt)
- 発送可能日:購入できません
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商品説明
とびらをぬけて、壮大な空想の世界へ…。想像上の国「ナルニア」の誕生から滅亡までを描き、世界中で愛されてきた長編ファンタジー。新たに画家ベインズ自身の彩色によるカラーイラストを添えて刊行する。06年映画公開予定。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
こんな救いもある
2022/01/02 21:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴいすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
30年ほど前、ナルニア国物語は雑誌アンアンでタレントさんのお気に入りの本として紹介されていて読みました。ワクワクドキドキしながら読み進めましたが、終わりに近づくにつれなんとも言えない寂しさがこみ上げてきました。そして予想していなかった最後。なぜか、救われたような気持になり、以来、生きていくうえで物事の終わりを別の側面から見る人間になり、辛いときもそこに救いを求められるようになりました。キリスト教の精神が表れているような物語だと思います。
紙の本
かわいい
2020/07/06 19:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たかし - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう一つの国や時間があるような気分になった。動物がかわいい。魔女のお菓子を食べたくなった。子供たちが勇気がある。
紙の本
空想にふけるこどもたちへの本
2008/04/18 22:20
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナルニア国物語 C・S・ルイス
1巻 ライオンと魔女
書き始めは暗い。ひとりの孤独な少年あるいは少女が、1年中部屋に閉じこもって空想にふける姿が目に浮かぶ。そんなこどもが大人になって書いた児童向け小説という感あり。話が進展するにつれてその暗さはおぼろげになり、明るい活動劇が始まります。そして最後はまた暗い部屋に戻るという印象を受けました。著者も訳者ももうこの世にはいません。全7巻の本だけが残りました。1巻ずつ感想を書いていきます。物語の随所に自然との関わりが登場します。動物を始めとした生き物、植物、そこにこどもの姿がからみます。私が小学生の頃に読んだ「ニルスの不思議な旅」と同様に、書かれている文章から自分自身で風景・光景を想像していく作業が楽しい。日本の物語にはない西欧特有のキリスト教的教えが下地にあるようで、預言者の語り口調を聞いているようです。善悪が最初から闘争するのではなく、まず善が自ら負けて、次に悪を倒すという展開は予想外でした。ライオンは、「となりのトトロ」の猫バスのようです。4人のこどもたちは結局、現実社会に帰っていません。これから先はどうなるのかなあ。
2巻 カスピアン王子のつのぶえ
自然対人間の戦いを描いた物語でしょうか。ナルニア人が自然で、テルマール人が人間です。地球を支配しているのは自然であって人間ではない。人間は自然界にある生き物のひとつにすぎない。人間はおごり高ぶってはいけないという戒めと私は受け取りました。登場人物たちの言葉遣いがていねいです。感心させられます。お上品なのです。これが日本のアニメだと荒っぽい言葉遣いになります。物語の中に出てくるエピソードはそれぞれ時間がかかる行動です。山を越え川を下りその後再びやっぱり元の場所へ戻りました。目的地にゆきつくまでに長い時間がかかります。彼らは手間隙かけながら目的地へとたどりついていきます。何事でも短時間で成し遂げることが可能と思い込んでいる現代の日本人が忘れかけていることです。
3巻 朝びらき丸東の海へ
これは船で世界の果てを目指す冒険物語です。 1271年~1292年の旅を記したという東方見聞録マルコポーロー、1492年出航のコロンブス、1517年出航のマゼランなどが思い浮かびます。
少年が竜に変わる部分は画期的です。竜といっても猛々しいものではなくて物悲しい。そんな少年を書き手は文章で優しく包んでいます。人間の心にある汚い部分をきれいにしていく。そのためには話し合いが大事と教示しています。
話が進むと内容はドラエもんのようでもあります。聖書のようでもあります。普段着の文章なのですが、説明を超えて、光景、風景の想像描写が素晴らしい。言葉をむずかしく着飾らなくても美しくかつ独創的な場面を表現できる。日本人には見受けられない外国の人たちの資質です。
4巻 銀のいす
ふくろうの会議は楽しく、読みながら空想しました。1巻から読み続けているので、登場人物であるこどもたちの成長が手にとるようにわかります。このシリーズを読みながら日本人と外国人の感覚の違いをつくづく感じます。笑う場面、恐れる場面それぞれ違うことでしょう。根底には生活の成り立ちが日本人は多神教、外国人は一神教であることの違いだと思います。場面の変化によって張り詰めていた緊張感が溶けていきます。登場人物の泥足にがえもんはユーモラスです。巨人が出てきたり、魔女が出てきたり、いろいろあるけれど危険の無い楽しい旅です。
ラストシーンはジンときます。長い物語を少しずつ読み継いだ者だけに与えられるご褒美(ほうび)です。ライオンの「アスラン」イコール、宗教と私は受け取っています。ひ弱な少年少女たちを鍛えるための教育本で、長い人生の旅が表現されています。
5巻 馬と少年
読み始めて5冊目となりました。出だしは今までの中で一番自分にあっている感じがします。文章で表現されている情景は、自分が遠い過去に見た景色です。あとがきにイギリスの風景描写があるのですが、ゆるやかな丘と農地、それは古きよき日本の野山の姿でもあります。
さて、少年と言葉を発することができる馬とのお話です。中盤は退屈で、だんだん何が書かれているのか理解できなくなりました。ただ文字を目で追っている。登場人物の名を見て、ページを戻りながらどんな人物だったのか再確認をすることが作業でした。親のいない子どもを慰める作品でしょうか。やさしさが満ちています。意外にもラストシーンはどんでんがえしで、ハッピーエンドでした。
6巻 魔術師のおい
英国の物語「ハリー・ポッター」を思い出す。楽しい出だしです。ナルニア国へいかずとも、このまま他の面白いお話につなげることができます。言葉数が多い。脚本のようですが読みやすい。読んでいて、定型的な映画のシーンが頭に浮かんでしまう。語り手は誰? 書き方として( )かっこ書きが頻繁に見られる。括弧の中は、前述を打ち消す内容となっている。言い訳だったりもする。こどもに対する教育に関する物語でした。
7巻 最後のたたかい
タイトルどおり最後の1冊になりました。このシリーズを読み始めてから4か月が経過しました。人間社会のなりわいを、さるとロバの話に置き換えてある部分がおもしろい。戒めともなっています。自然と人間の関わりを大切にしようというメッセージが、この本が書かれた時代にもあったのかと不可思議ですらあります。警鐘ともなっています。ラストシーンでこれまでの登場人物たちが勢ぞろいします。7巻最後まで読み終えたのだなあという実感が湧いてきました。主人公のこどもたちとはこれでさよならです。
紙の本
子どもの頃に読みたかった!
2006/03/07 01:58
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あんず86 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が最初に読んだのはもうずっと前。だけど子どもの頃、ではない、です。子どもの頃には存在だけは知っていて、ずっと読みたかったけれど、なかなか読む機会が訪れなかったのです。とうとうしびれをきらし、当時は少年文庫も出ていなかったので、高いハードカバーの本を全巻購入しました。
それ以来、ずっと再読もしてこなかったのですが、今回読んでどうなのかなあ? と、ちょっと興味がありました。
とりあえずは第一巻「ライオンと魔女」。
初読の時も思いましたが、この巻は最初からいやな感じがつきまといました。もちろんタンスの扉をひらいて別世界にいくという設定はおもしろく、たちまち魅力にとりつかれた私でしたが。
いやな感じ、とはやっぱり次男のエドマンドのこと。
この子はちょっと意地悪なところがあり、素直でない男の子だったのですが。ルーシィが初めてナルニアにいって、それから自分もまた行ったのに兄姉に話すときには、そんなのごっこ遊びをしてただけ、といってしまう。
エドマンドの意地悪は、兄のピーターも見抜いていて、そんなこと言うなよとたしなめるのでしたが。その嘘がばれたときに、ピーターが激昂してエドマンドのことを、まるでけだものみたいに言ってしまうところ…そのへんが何かとってもいやだったのでした。
エドマンドの性格ゆえに白い魔女の気をひかれて、こういう結果を生んでしまったんだろうけど。このことがきっかけとなって、兄弟のあいだに亀裂が生じたのはとてもいやだなあと思ったのでした。
それに、天邪鬼な私には、いい子がひたすらよくって、悪い子はこらしめられる、という勧善懲悪的なところが好きになれなかった、というのもあります。
ちょっとひねくれ気味のエドマンドに感情移入してしまったから、かもしれませんが。これがちょっと引っかかった。大人の目からみた「いい子」がいちばんで、「悪い子」はいけません、「いい子」になりましょうね、という無言の説教を聞かされてる気分になってしまって。そこのところを微妙に感じてしまって、この巻が好きになれなかったのかもしれません。
ストーリーについていうと、この巻ではごくシンプル。とんとん拍子に進んでいく、という感じでした。とくに、アスランが登場してからは…。
それまで白い魔女の支配する冬が100年も続いていたのに、アスランが登場しただけで、春が訪れ、魔女の支配も危ぶまれてくる。ちょっとあっけないほど、完全に魔女は敗れてしまいます。単純だけど、子どもが読む分にはきっといちばん納得できる展開なのでしょう。
そういう意味でも、やっぱりこの本と初めて会う、いちばんいい時は子どもの時なのだ、と言えそうです。素直な心で、ペベンシー兄妹たちといっしょになって、ナルニアにいった気になれるでしょう。
実際、家のタンスを意味もなく開けてみたくなったりして。そういう経験って、貴重だと思います。
紙の本
初めて読んだ
2018/02/02 17:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
有名だけど初めて読んだ。
私はそれほど…。
子供の本っていうのもあるかもだけど。
自分のためにこんな話書いてくれたら嬉しいだろうね。
紙の本
翻訳もう少しがんばって!
2007/01/24 06:31
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
娘が幼稚園で最後の行事・お遊戯会でこの物語を演じることになった。
題名は聞いたこともありましたが、話の内容については、まったく知りませんでした。娘と一緒に図書館に行き借りてきたのがこの本です。その時初めて、「ナルニア国物語」にはいくつもの話があること、娘の演目はその中の「ライオンと魔女」であることを知っりました。
ストーリーとしては勧善懲悪であって、気持ち良く読み終えることができました。まぁ最後には『元に戻ってしまう』点は大目に見ましょう。
この手の海外の作品は当然翻訳されて出版されますが、どうもこの翻訳に抵抗を感じてしまう。といって、原文で読みたいという訳ではなく、その翻訳方法がもう少しなんとかならないのか!?という点である。この本などは、対象は児童である。大人の私ですら、言葉の表現に不自然さを感じる点が多々ある。如何に正確に訳すのかよりも、如何に分かりやすく、理解しやすく訳すかという点に力点をおいてほしい、そして多くの子供たちに海外の作品に親しんでほしいというのが、子供の頃本を読まなず、今になって慌てて乱読している一人のおっさんの戯言でした・・・!
紙の本
懐かしい思い出
2020/03/06 19:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ムギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
だれもが聞いたことがある作品だと思います。小学生のとき、ファンタジーや冒険ものを片っ端から読んでいました。読みやすいしおもしろい。夢中で読んでいました。子供が活躍する作品というのがまた子供心に響いていました。いつか自分もあんなふうに、そう思って読んでいました。