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- カテゴリ:一般
- 発売日:2005/09/01
- 出版社: 新潮社
- サイズ:20cm/149,10p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-10-300131-3
読割 50
紙の本
切ってはいけません! 日本人が知らない包茎の真実
著者 石川 英二 (著)
現代医学の「包皮観」はこの30年間で180度転回し、いまや包皮は男性ばかりか女性にも恩恵をもたらすことがわかってきた。ペニスをめぐる誤解を解き、ペニスと包皮の新知識を満載...
切ってはいけません! 日本人が知らない包茎の真実
切ってはいけません!―日本人が知らない包茎の真実―
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商品説明
現代医学の「包皮観」はこの30年間で180度転回し、いまや包皮は男性ばかりか女性にも恩恵をもたらすことがわかってきた。ペニスをめぐる誤解を解き、ペニスと包皮の新知識を満載した、ナチュラル・ペニスのすすめ。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
石川 英二
- 略歴
- 〈石川英二〉1950年広島県生まれ。広島大学医学部卒業。石川クリニック(泌尿器科・心療内科)を開院。神戸市立中央市民病院泌尿器科の思春期外来も担当。著書に「ティーンズNOTE」がある。
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紙の本
そもそも「仮性」ってなにさ
2006/09/14 13:43
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:moeve - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容説明にもある通り、「包皮を切ってはいけません」という内容。対話形式で気楽に読める上、お医者さんが書いただけあってて、各論には論文などの根拠がある。できる限り出典も明らかにされており、とっかりのよさとは裏腹な、きちんとした本。
まず、海外で包茎といえば「真性包茎」のことであり、仮性包茎は問題視されていないということ。勃起時や、手の介添えがあれば亀頭が露出できるなら、それは包茎ではないという考えをしていること。
そもそも海外では、通常時に亀頭が露出しているペニスが美しいとは考えられていないこと。新生児の際に切り取られた皮を戻すための努力をしている人たちもいること。皮を戻したことにより、性感が高まったという統計結果があること。
そして「余分なもの」として切り取られる皮には、きちんと神経が通っていて、亀頭とは違う快感を得ていること。包茎の人はガンになりやすい、またはパートナーが願意なりやすいというのは、清潔にさえしていれば問題がないこと。
一読しただけで、これだけのことが印象に残っている。そしてこの本には書かれていないが、私は某クリニックの医師が「包茎手術を受けさせ(て儲ける)るために、包茎ははずかしいものとして啓蒙し続けた」という発言をしたことを知っている。
さて、それでも切りますか?
と、いうわけで、変な思い込みがある人はまず読んでみればいいし…私からいう事があるとすれば、「女性は仮性包茎くらい見慣れてるから、男性が思ってるほど気にしませんよ」ってところかな。
紙の本
切ってはいけません
2005/09/26 20:34
9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ラマッパ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は思春期について取材しているジャーナリストですが、「ここ数年、若い男性の多くが自分の性器のことで非常に悩んで、泌尿器科などに相談にくるケースが多く、中には雑誌などの広告に引き寄せられ、美容外科や形成外科などに一人で行き、断りきれない状態で包茎手術を受けてしまい、大きな借金と精神的な傷を負って相談に来る。ダメージから回復させるのが非常に難しい」という深刻な問題を知りました。
著者で泌尿器科医の石川さんは、男の子の思春期外来を担当すり先生です。多くの男性たちが悩んでいる包茎について世界の先端の医療情報を集めて、欧米では大多数の医師が、包皮の切除に反対する立場を明確にしていることを確認したということです。
包皮」の医学については30年に及ぶ論争があったそうですが、この本では最新医学に基づいた情報で、「自然が一番」という結論を分かりやすく解説してくれています。
医学的な図版も豊富で、参考文献も多く紹介された貴重な一冊だと思います。また対話形式なので大変読みやすいです。日本人の文化論として読んでも興味深い内容です
今教育の現場では、性教育に関する抵抗が強く、子どもたちが性に関しての正しい情報を得にくい状況が続いています。その一方でインターネットなどによる過剰な性情報が簡単に入手できる時代です。しかし思春期の子どもたちはこの
情報の洪水とコンプレックス産業の流す広告の中で戸惑っているように見えます。
手術の是非は、もちろん診察の結果でケースバイケースだと思いますが、少なくとも思春期の子どもたちが、根拠のないコンプレックスにさいなまれ、心を病んだり、無用な手術をしなくてすむようにしたいものだと考え、本書を推薦します。
また幼い男児の包茎の問題で悩むお母さんにも読んでいただくといいと思います。
ともかく、この本を読まずに、「切ってはいけません!」