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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2006/10/13
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • サイズ:15cm/144p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-275542-4

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文庫

紙の本

永遠。 (講談社文庫)

著者 村山 由佳 (著)

生きることに無器用なひとなのね。それが私にはいとしかった—葉月さんは亡くなる前、娘の弥生と幼なじみの僕に話してくれた。かつて別れた恋人のことを。弥生はその男の向かいの部屋...

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永遠。 (講談社文庫)

税込 616 5pt

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商品説明

生きることに無器用なひとなのね。それが私にはいとしかった—葉月さんは亡くなる前、娘の弥生と幼なじみの僕に話してくれた。かつて別れた恋人のことを。弥生はその男の向かいの部屋に住み、彼の講義を聴きに短大に通った。「お父さん」と、一度も告げられずに。卒業式の日、僕は弥生の帰りを待つ—。【「BOOK」データベースの商品解説】

生きることに無器用なひとなのね、それが私にはいとしかった――葉月さんは亡くなる前、娘の弥生と幼なじみの僕に話してくれた。かつて別れた恋人のことを。弥生はその男の向かいの部屋に住み、彼の講義を聴きに短大に通った。「お父さん」と、一度も告げられずに。卒業式の日、僕は弥生の帰りを待つ――。(講談社文庫)


別れるしかなかった。ふたたび逢うこともなかった。
言葉にすると、想いはこぼれおちてしまう。
いつまでも心にのこる青春小説。

生きることに無器用なひとなのね、それが私にはいとしかった――葉月さんは亡くなる前、娘の弥生と幼なじみの僕に話してくれた。かつて別れた恋人のことを。弥生はその男の向かいの部屋に住み、彼の講義を聴きに短大に通った。「お父さん」と、一度も告げられずに。卒業式の日、僕は弥生の帰りを待つ――。

その時ねえ。私、初めてあのひとがわかった気がした。何にも言わないから鈍いみたいに見えるけど、本当は逆なんだ。思ったことをなかなか口にしてくれないのは、言葉にするとこぼれてしまうものがたくさんあるってことを、よく知っているからなんだな、ってね。ねえ、弥生。あんたもこの先、誰かを好きになるかもしれない。そういう時に、その恋がほんものかどうか、見分ける方法がひとつあるよ。――<本文より>【商品解説】

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みんなのレビュー104件

みんなの評価3.6

評価内訳

紙の本

水族館で娘と交わした会話

2006/12/30 20:22

8人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:KAZU - この投稿者のレビュー一覧を見る

今年最後の書評は、昨年と同じく村山由佳さんの作品である。「おいコー」もウエブ上で再開し、NHKのラジオも聴いた。そして、実家で撮っておいてもらった村山さん出演のTV番組も観た。そしてそして、数日前まで連れ合いの実家である千葉県のK市にもいた。そう、オーストラリアに移住後、8年目にして初めての日本での年越しである。(「天使の卵」の上映期間は、帰国時には終了していたことだけが残念である。)
【目の前を、カツオが群をなして泳いでいく。「刺身にするとうまいやろうねぇ。」】、これ、先月久々の家族旅行で訪れたメルボルンの水族館で娘と交わした会話である。幸い僕と娘の関係は極めて良好。この物語のような悲しく切ない関係とは程遠いのもであるが・・・やはり村山由佳さんの作品のこと、さすがに感情移入して物語に深く入り込んでしまった。
村山さんと同じく僕も「永遠」、という言葉を信じてはいないが、永遠という時間が微分された一瞬一瞬、その一瞬を大切に生きていくことの重要さを再認識させてもらえた本書であった。その一瞬一瞬の積分が永遠というのであれば、「一瞬の輝きを信じて一生を生きることもできる」というわけである。来年は、忙しくなりそうな予感。そうだ、来年の目標は「一瞬を大切に生きる」としよう。

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紙の本

短編だけど、深い

2020/01/28 16:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

バックミュージックのない映画を見ているようだった。
騒がず、憎まず、自分の運命を淡々と受け止める人たち。
凄く素敵だった。

「一度誰かとの間に芽生えたつながりは、ずうーっと消えずに続いていく。たとえかたちを変えて、いつか想い出の奥にしまわれてしまったとしても、かつてそのひとと心をやりとりしたっていう記憶だけは、永遠に残るのよ」
この言葉に泣けました。

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紙の本

小説も面白い

2019/11/09 16:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:uedomidoriiida - この投稿者のレビュー一覧を見る

久ぶりに小説を読んだ。しかも、村山作品は初めてだった。少し村山作品を読んでみようかと思った。

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電子書籍

映画も気になる!

2016/12/05 01:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ココア - この投稿者のレビュー一覧を見る

妙にほっとする作品で、一気に読めました。

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電子書籍

面白かったです

2017/05/25 23:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:zgok - この投稿者のレビュー一覧を見る

短いお話ですが物足りないという感じは全くなく、満足度は高いです。とても面白かった。映画を観てみたいです。

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2006/10/23 02:42

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2006/10/30 18:45

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2006/10/31 10:58

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2006/11/03 10:29

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2006/11/04 23:14

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2006/11/28 12:52

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2006/12/05 11:39

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2006/12/07 22:38

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2006/12/09 01:09

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2006/12/12 10:00

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