サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 4 3件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.7
  • 出版社: 青土社
  • サイズ:20cm/224p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7917-6343-6

紙の本

権力の読みかた 状況と理論

著者 萱野 稔人 (著)

利権、暴力、ナショナリズム…。権力がうごめくこの世界をどのように読み、生きるのか? 権力の問題を、私たちをとりまく現代世界の状況と、ミシェル・フーコーの権力分析をめぐる理...

もっと見る

権力の読みかた 状況と理論

税込 1,980 18pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

利権、暴力、ナショナリズム…。権力がうごめくこの世界をどのように読み、生きるのか? 権力の問題を、私たちをとりまく現代世界の状況と、ミシェル・フーコーの権力分析をめぐる理論的考察の2つの側面から論じ、考察する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

萱野 稔人

略歴
〈萱野稔人〉1970年生まれ。パリ第十大学大学院哲学科博士課程修了。哲学博士。津田塾大学国際関係学科准教授。著書に「国家とはなにか」「カネと暴力の系譜学」など。

関連キーワード

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー3件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

ブルースは加速していく

2007/08/24 01:08

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Living Yellow - この投稿者のレビュー一覧を見る

そんな青い歌声がまだ街角に流れていた頃、会話が煮詰まってしまい、ふと思い出した、下記のようなうろ覚えのアイヌの昔話をしてお茶をにごしたことがあった。
「昔、熊になった女の子か、女の子になった熊、を裏切って。呪われた男が、こんな罰を与えられたんだってさ。上半身を思い切り前方にかがめられてしまうんだ。男の口が自分の尻の穴にくっつくほど。その後一生その男は、そうやって自分で出したものを食って生きていかなきゃならなくなった。飢えることはないんだ。でも食べ続けなきゃならない」引かれました。
 本書読了後、その昔話(自分が勝手に捏造したかもしれぬ)の男の姿が思い浮かんだ。
 本書は序論・状況1・状況2・理論の4部から構成されている。
 「序論」においては、国家権力と切り離されて捉えられがちだった、フーコーの「権力論」:「身体の政治的テクノロジー」(身体をとりまく戦略的で工学的な仕掛けのもたらす権力:例えば「メタボリック」の現在の拡がりだろうか?)と法に基づく暴力(に対する合意の確保)を主導力とする国家権力が、別の水準に位置しながらも、互いに補完しあっていることを、平易かつ丁寧な、端的に言えば漢字や造語が少ない文章で解説する。
 「状況1」、においては、アメリカの対テロ戦争下の状況を「通常の法が執行停止される」例外状況として捉え直し、ヨーロッパに代表される主権国家システム(まず国境が存在し、それを挟んで主権国家同士が対立するという枠組)とは根本的に異質な、脱国境的なアメリカの「例外的」本質を指摘する(なぜキューバに米軍のあのグアンタナモ基地:収容所が存在するのか?)。その「例外的」アメリカと、「死の恐怖」を中心として構成される欧米的価値観と根本的に対立するかのように語られてしまう「自爆テロ」を行う人々の「例外性」がどのように絡み合っているのかを分析する。それに続く章では、その「例外的」アメリカを中心としたグローバリゼーションの進行に対応した、小泉前首相「郵政民営化」に代表される「構造改革」をイラク等における「戦争の民営化」にも通底する「権力の再編成と利権の回路の再配置をめぐるひとつの運動」として、批判的に捉えている。
 「状況2」、においては、「フランス暴動」→「サルコジ政権」に代表される、自らの失われつつある拠り所を、自らを排除しつつある国家そのもの:ナショナリズムに求めざるをえなくなっている人々自身が支え、現在ヨーロッパにおいて、勢力を増している、左右を問わない「ポピュリズム」がどのように機能しているかを、諸国の情勢を踏まえたうえで、分析する。  「理論」、においては、フーコーにおける「知」と「権力」を巡る理論を、諸事情もあって難解であることでしられる「知の考古学」に取り組み、明快かつ簡潔にそのエッセンスを腑分けすることを試みている。(ただ本章はさすがに他の章とは異なり、難解である。個人的な理解力の限界だと思う。ただこのような、正面からフーコーに取り組んで、ここまでかみ砕き、かつ、マジックワードに逃げ込まない論考は、これまで読んだことのないタイプのものだった。)
 フーコーという名が気になっている、特に若くて元気な方には、お勧めしたい一冊です。
 しかし、上記の昔話ではないが、本書が描き出す、この「全体」に「呪われている」ようにも思える、閉じた「回路」としての世界を、このように明快に提示されると、正直たじろいでしまう。
 たぶん。心の弱さが。「誰か」に呪われていると考えたがり、その「誰か」を特定しようと走り出してしまうのだ。それが熊であれ女の子であれ、熊になった女の子であれ、女の子になった熊であれ。あのアイヌの昔話のオリジナルを読んだのは、確か「ひとつぶのサッチポロ」という本で、だったと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2007/11/07 00:19

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/02/13 18:32

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。