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暮らし実用&児童書絵本ポイント3倍(エントリー)(0520-29)

造花の蜜

  • 発行年月:2008.10
  • 出版社:角川春樹事務所
  • サイズ:19cm/485p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7584-1124-0

  • 国内送料無料

造花の蜜

連城 三紀彦 (著)

紙書籍

1,944 ポイント:18pt

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商品説明

造花の蜜はどんな妖しい香りを放つのだろうか…その二月末日に発生した誘拐事件で、香奈子が一番大きな恐怖に駆られたのは、それより数十分前、八王子に向かう車の中で事件を察知した...続きを読む

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商品説明

造花の蜜はどんな妖しい香りを放つのだろうか…その二月末日に発生した誘拐事件で、香奈子が一番大きな恐怖に駆られたのは、それより数十分前、八王子に向かう車の中で事件を察知した瞬間でもなければ、二時間後犯人からの最初の連絡を家の電話で受けとった時でもなく、幼稚園の玄関前で担任の高橋がこう言いだした瞬間だった。高橋は開き直ったような落ち着いた声で、「だって、私、お母さんに…あなたにちゃんと圭太クン渡したじゃないですか」。それは、この誘拐事件のほんの序幕にすぎなかった—。【「BOOK」データベースの商品解説】

2月末日に発生した誘拐事件。香奈子が一番大きな恐怖に駆られたのは、幼稚園の玄関先で担任が「あなたにちゃんと圭太クン渡したじゃないですか」と言い出したときだった−。大きなどんでん返しが待ち受けるミステリー小説。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

連城 三紀彦

略歴
〈連城三紀彦〉1948年愛知県生まれ。「変調二人羽織」で幻影城新人賞、「戻り川心中」で日本推理作家協会賞(短編部門)、「宵待草夜情」で吉川英治文学新人賞、「恋文」で直木賞を受賞。

ユーザーレビュー

全体の評価 3.3
3.3
評価内訳 全て(80件)
★★★★★(3件)
★★★★☆(24件)
★★★☆☆(30件)
★★☆☆☆(13件)
★☆☆☆☆(3件)

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造花の蜜でも引き寄せられた働き蜂の気持ち・・・

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2009/11/06 12:04

評価3 投稿者:空蝉 - この投稿者のレビュー一覧を見る

長編ながらひと時も退屈さを感じさせず、めくるめく意外な展開を見せる本作、ミステリーとしては見事というほかない。
題名の示す偽物・・・いや、偽者としての「造花」とその偽の蜜に群がる働き蜂たち。考えてみればミステリーとは、偽の情報に隠された事実と感情や状況に捻じ曲げられたいくつもの真実が交錯する中で、一つの結論を追求し続ける物語である。
「複雑な事情を抱えた」母子に降りかかった不可思議極まりない息子の誘拐事件の一部始終が描かれる前半と、その全てを一蹴してしまうほど大きな額の「身代金」が裏で動いていたという事実がことの全ての発端を明かす後半と。
読者は何度も何度も、それこそ最後の最後に至るまでいくつもの真実をみつけることになる。

まず前半は不可思議きわまりない事件から始まる。
離婚して実家に戻っている母・香奈子と息子・圭太は誘拐事件に「巻き込まれ」る。事件としては圭太が誘拐され、身代金の額すらも提示されずくれるならもらってやるというふざけた犯人からの電話に憤る香奈子と元夫、そして刑事、不審な行動をする実家の作業員、確かに母親に預けたという幼稚園の先生・・・
渋谷の蜂の巣のような交差点の真ん中で蜂を放ちながら、堂々と圭太を返し逃げおおせた犯人だが、彼らは5千万を指定しておきながら結局一銭も手にしなかった。一体何のために、わざわざ失敗の危険を冒すような事件を起したのか?

そして後半。
事件のさなか香奈子が漏らした圭太の出生の秘密を橋渡しに、これら前半全てを一つのステップに降格させる裏の事件が進行していたことが、一人の男と彼が出会った「造花の女」を中心として描かれていく。
作品全体に何度となく現れる偽物のの象徴「造花」と、それにひきつけられ、だまされ、それでも働き続ける「働き蜂」。
犯人の一人と見られる謎の女はまさに造花であり、作中に現れない幾人もの働き蜂が、この作品の裏に隠れている。
これら全てを語るとしたら、非常に深く膨大な作品になったに違いない・・・
が、逆に言えばそれが描ききれていないところにもったいなさを感じる。 誘拐事件に対して警察はもう少し大事になるのではないか? 世界に偽物となりうるほどのよく似た働き蜂が幾人もいるものか? そもそも毎日会っている幼稚園の先生が、母親を見間違えるものなのか? 女がいくら魅力に溢れた蜜を持っていようとも、それほど簡単に人を操れるものだろうか?
などなど・・・ 正直、ご都合主義があちらこちらに見えてしまう。

そしてあちらこちらで登場する人物全てに疑いがかかるようにだろうか?伏線にもならない余計な描写が多すぎる。(例えば香奈子の家族の存在は前半の姉といい、後半の父親といい、登場しなくても十分この物語は面白かったはずだ。)
そうした混乱を盛り込むことも著者の狙いだったのかもしれないが、やはりミステリーはスマートに読無に限る。
それでもなかなか面白い!と感じていたのは、私も造花に見せられた蜂に過ぎなかったということかもしれない。

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しっとりとしたムードが漂い、しかもトリッキーなひねりの新作ミステリーを読みたいと思っていたところで連城三紀彦の『造花の蜜』が目にとまった。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2009/04/05 22:57

評価2 投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「造花」といえば技巧の美であり、虚飾であり、虚栄である。「蜜」といえば女王蜂であり男をとろかす媚薬である。「造花の蜜はどんな妖しい香りを放つのだろうか………」とあり、なんとなく期待にぴったりの作品に思われた。

小川香奈子へ、息子の圭太が蜂に刺されて救急車で病院に運ばれたと、幼稚園の女性担任・高橋先生を名乗る女性から通報があった。香奈子は父の経営する印刷工場の従業員・川田に運転を依頼し、幼稚園を訪ねる。それが偽電話であり、これが誘拐であることに気づかされる。そして本当の高橋先生から恐怖する事態を告げられたのだ。圭太クンはあなたに渡した。先ほど車で迎えにきた香奈子と川田へ圭太を渡したのだと。

事件の発端でこれほどトリッキーな謎の提起はめったにお目にかかれない。いったいこういう状況はどうしたらありうるのだろうと早くも私の頭はうれしくなる混乱に陥れられた。
警察が登場し、周囲の人物から事情聴取が行われる。離婚した香奈子が現在同居している、父母、兄夫婦。元夫の歯科医、歯科医院の近隣住人などなど。そしてそれら登場人物が嘘を言っているか、あるいは本当のことを言っていないか、伏線とはまったく関係ない余計なことを言っているのか。刑事も含めて全員が怪しく思われてくる状況を著者は作ってくれる。やがて二重三重に仕組まれた身代金の受け渡し。誘拐テーマの最大の山場が待ち受ける。物語はその後いわゆる倒叙形式で、犯人側の視点で述べられ、ここに表面の犯行とは様相を異にする意想外の裏面が明らかにされていく。

読み終えて、著者の全体に仕掛けたトリックがユニークで緻密なものであることは理解できる。ただ、緊迫して読めるのは身代金受け渡しのシーンまでであって、妖しい香りなどはどこからも感じられず、あとは論理のお遊びに退屈しながらつきあったとの印象が免れない。「造花」、あまりにも本物(現実)からかけ離れた作り物である。繰り返される警察の不手際も常識外れのひどいものだし、いくつもの偶然が重なれば、なるほどこんな「完全」犯罪もありうるかもしれないなぁ………と。著者のご都合主義の連続技に開いた口がふさがらない。

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評価2 投稿元:ブクログ

2009/04/14 12:02

▼王様のブランチで筑摩書房の社長?が薦めていたので気になっていた本。本屋では『ジミウレ』の息の長さ。
▼半分読んだ。けど、まったく先が読めない展開になすすべもない。誘拐犯の知能犯ぶりに感動している。でも動機がまったくわからないな。
▼あと二章。ちょっと増長。ちょい疲れ・・・だけど、やはりこの賢い犯人の行動の意味が、いまいちわからなかったりして。そこだけでストーリーをここまで引っ張れるのはなかなかスゴイな。
▼あと一章。一言だけ。・・・犯人がうぜえ。
▼読了。凄かったけど、あまりハマらなかった。最後の事件のトリックもなかなか面白かったけど、やっぱり女王蜂のウザさが気になってしょうがなかった。(09/4/27 読了)

評価5 投稿元:ブクログ

2009/12/05 17:06

◎ミステリが読みたい2010年版
[2009年ミステリ・ベスト10]国内 第1位。

2010年7月14日(水)読了。

2010−55。

評価3 投稿元:ブクログ

2010/05/13 22:23

ちょっと長いかなと思うけれど、全体的には面白かったです。
個人的には登場人物の誰かに思い入れをもちたいほうなのですが。この本の登場人物にはいまいち入り込めず、残念でした。

評価3 投稿元:ブクログ

2012/03/19 17:00

一気読みでしたが、全く予想外の展開でした。第二の事件にも、犯人にも惑わされてしまい、華麗なマジックを見たような気分になりました。

評価3 投稿元:ブクログ

2009/04/26 21:21

よくできてるな〜っと思ったけれど、好みではなかったって感じ?
スッキリしないところも多かったし、なんか登場人物も、この人〜って入り込める人いなかったし。
本の厚さの割りに、早く読めたかな。

評価3 投稿元:ブクログ

2014/03/09 22:28

冒頭はスーパーに向かうどこにでもいるような母子。息子を溺愛する母香奈子の一人称に最後までお付き合いすると思いきや、バトンタッチするのは意外な人物、意外なモノローグ、次第に明らかになる秘密。進行する誘拐事件から翻って物語は一人の男の過去と現在に反転。最後までドタンバタンとひっくり返されました。
ただ前半勝手に伏線認定したアレはどこいった?というところが数点。どう見ても(読んでも)胡散臭い隣家の主婦とか、単に勘がよすぎたってだけだったのかという兄嫁はもっと何か絡んでくるのかと構えていた。

評価4 投稿元:ブクログ

2009/02/15 10:22

“サプライズ・マスター”による前代未聞の誘拐ミステリ。幾重にも重なったプロットは全く先が見えず、ラストで浮かび上がる事件の構図は綿密で秀逸。
テクニックも表現もトップクラスで余裕すら感じるが、オチだけが微妙。評価が分かれるのは必至だろう。残念だったのは、アクロバティックなオチへと向かう窮屈な流れのせいか、いつもの絶妙なバランスに狂いが生じていること。最終章は本当に必要だったのか? 
しかし、このオチを活かす展開としては、考えられる最高のストーリーだろう。繊細で壊れやすい骨組みを、これだけ見事に肉付け出来る作家はそうそういない。誘拐ミステリの概念を覆すほどの強烈なインパクトを奥に秘めた連城ミステリの傑作。

評価3 投稿元:ブクログ

2009/11/01 19:49

 いつも通り圭太を預けたはずの幼稚園から、香奈子の元に緊急の連絡が入った。「圭太くんが蜂に刺されて病院に・・・」。しかしそれは嘘だった。幼稚園、そして香奈子の元に電話をかけた何者かは圭太を誘拐したのだ。

 誘拐、通報、そして身代金要求、受け渡し・・・と話は進んでいくのだが、そのどれもが普通の誘拐とは違う、先の読めない不可解なことばかり。主人公にも秘密があるので余計に。幼稚園の先生は、圭太を連れていったのは母親の香奈子だと言い張り(もちろん香奈子に身に覚えはない)、犯人は身代金を要求しなかったり減額したり、金の受け渡しは子供を返してからだと言ったり。後になってその狙いがわかるわけだが、なるほど、これなら表の誘拐にばかり気をとられて、裏の本当の意図には気付かない。大の大人が本命だとは当人同様思いもしなかったので、してやられた感じ。しかしながら、物語としてはそこで終わった方がおもしろかったような気がする。圭太事件の後、同様の手口でもう一度事件が起こるのだが、なんか蛇足のような気がして。あと、義姉に関してはなんだか思わせぶりな描き方してたのに、結局何もなかったんだと拍子抜け。

評価3 投稿元:ブクログ

2009/04/14 11:45

とにかく絶賛されてたから読んでみました。「どんでん返し」が強調されてたために、ちょっと身構えて読んでしまったからか予想してたよりも・…。『相棒』でこういうの見たなぁ。

評価3 投稿元:ブクログ

2010/03/21 10:08

連城ミステリは短編のほうが読後感にキレがあってイイ、と改めて実感。
アクロバティックな誘拐トリックの驚きも最終章まで引っ張られるうちにすっかり薄れてしまったのでした。残念。

評価3 投稿元:ブクログ

2009/03/20 16:42

表紙とタイトルに惹かれ、手にとって見た所、誘拐もののミステリーと言う事で、
即決でレジへ。
うーん。中身がタイトルに負けている気がしてならない。
抽象的な描写が多い為に登場人物それぞれがぼんやりとした形でしか捉えることが出来ず、
いまいちピンと来ない。

評価4 投稿元:ブクログ

2010/02/28 10:42

2010.02.香奈子の息子圭太が誘拐された.しかし、逆に圭太は香奈子が誘拐されたように仕組まれていた.そして、身代金も返ってきたと思ったが、裏でもう一つの誘拐事件が隠されていた.香奈子の父の会社の従業員の川田は水絵の共犯者になっていた.川田の父は長野の議会の大物であり、そちらから身代金を取っていた.水絵は本物ではなく、蘭と名乗る人だった.そして、この事件に酷似した事件が仙台で起こる.これも、同じ蘭の一味によるもので、担当に当たった橋場警部他警察はすべて偽物だった.長かったけど、どんでん返しもあり面白かった.

評価3 投稿元:ブクログ

2010/04/15 00:02

このミスで評価が高かったので読んでみました。
そのカラクリには脱帽しました、単なる犯人探しでは済まないところ
好きです。
ただ、文章の進め方がちとゆっくり、もっとテンポの良い
進め方が好きです。

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