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  • カテゴリ:小学生
  • 発売日:2009/06/16
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波少年文庫
  • サイズ:18cm/282p
  • 利用対象:小学生
  • ISBN:978-4-00-114158-0
文庫

紙の本

マルコヴァルドさんの四季 (岩波少年文庫)

著者 イタロ・カルヴィーノ (作),関口 英子 (訳)

都会のまんなかに暮らしながらも、心うばわれるのは、季節のおとずれや生きものの気配。大家族を養うため、家と会社のあいだを行き来するマルコヴァルドさんのとっぴな行動とユーモラ...

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マルコヴァルドさんの四季 (岩波少年文庫)

税込 748 6pt

マルコヴァルドさんの四季

税込 748 6pt

マルコヴァルドさんの四季

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商品説明

都会のまんなかに暮らしながらも、心うばわれるのは、季節のおとずれや生きものの気配。大家族を養うため、家と会社のあいだを行き来するマルコヴァルドさんのとっぴな行動とユーモラスな空想の世界が、現代社会のありようを映しだします。小学5・6年以上。【「BOOK」データベースの商品解説】

都会のまんなかに暮らしながらも、心うばわれるのは、季節のおとずれや生きものの気配。大家族を養うため、家と会社のあいだを行き来するアルコヴァルドさんのとっぴな行動とユーモラスな空想の世界を描いた短編集。【「TRC MARC」の商品解説】

目次

  • 春 都会のキノコ
  • 夏 別荘は公園のベンチ
  • 秋 町のハト
  • 冬 雪に消えた町
  • 春 ハチ療法

著者紹介

イタロ・カルヴィーノ

略歴
〈イタロ・カルヴィーノ〉1923〜85年。キューバ生まれ。トリノ大学卒業。出版社勤務、雑誌編集などをしながら小説を発表し、注目される。現代イタリアの代表的作家。作品に「まっぷたつの子爵」など。

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みんなのレビュー22件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (5件)
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紙の本

単純作業に従事する労働者マルコヴァルドさんの「自然に回帰したい」という思いが巻き起こす、春夏秋冬にちなんだユーモラスなお話。作者自身による解説で、ちらり覗かせた「自分と世界のかかわり」への真摯な問いかけ。

2009/10/06 17:13

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 おそらくは、子どもの本を読む人たちよりも海外文学の愛好者たちに、より熱く強く切望されていた新版復刊の童話集。
 旧版は、北海道で教員として働きながら、イタリアから原書や雑誌を取り寄せイタリア文学を研究し、成果を冊子にまとめて発信し、自身も童話を書いていた安藤美紀夫の訳で出ていた。

 余談になるが、『子どもの文学100選』という本の中に、和田忠彦氏と野崎歓氏による「子どもの奪還」という対談と、和田忠彦氏の寄稿があり、そこで、安藤美紀夫がどれだけ素晴らしいイタリア文学の紹介者であったか、読まれる機会が少なくなりつつある彼の児童文学がいかに「マルコヴァルド」と響き合っているのかということが紹介されている。イタリア文学研究の先人に対する和田氏の深い敬愛が感じられ、とても感動的である。学問研究に従事する人が、先人の業績をどう受け止めながら日々の研究に励んでいくべきなのか、そういうことも考えさせられる内容が盛り込まれている。

『子どもの文学100選』には「大人に読ませたい」という言葉が添えられているが、『マルコヴァルドさんの四季』もまた、元々は共産党の機関誌に連載されていたということで、小学高学年ぐらいから大人まで楽しめる寓話集になっている。ところどころに「働く大人」「(シモーヌ・ヴェーユ風に)労働の喜びも苦しみも知る大人」の胸をチクッと突いてくる表現や設定がある。

――ああ、朝、目をひらいたときに、木の葉と空が目に飛びこんできたら、どんなにすばらしいだろう!――。マルコヴァルドさんは毎日、こんなふうに考えながら、単純作業員としての八時間の労働(プラス残業)をはじめるのでした。(P19「夏 別荘は公園のベンチ」)

――雪かきというのはたいへんな仕事です。とりわけ、すきっ腹の人には重労働といえます。ですが、マルコヴァルドさんにとって雪は友だちみたいなもので、自分を閉じこめている檻のような会社の塀を、見えなくしてくれるありがたい存在でした。(P45「冬 雪に消えた町」)

――夕方の六時、町は消費者のものとなります。昼のあいだじゅう、生産者は物をつくることに専念しています。消費財を生産するのです。そして、決まった時間になると、スイッチが切りかわったかのように生産するのをやめ、よーいドンとばかりに消費をはじめます。(P186「冬 スーパーマーケットへ行ったマルコヴァルドさん」)

 カルヴィーノという作家は『くもの巣の小道』というレジスタンス落ちこぼれ少年の森の生活を書いた小説でデビューして、『魔法の庭』というリアリズムの作品もある。それが後になると、奇天烈な発想の寓話やSF風の小説、実験的な構成の小説を出し、世界的な文学者としての評価を高めた。最初の方に書かれた小説と後の方に書かれた小説、その2つの間に何かミッシング・リンクのようなものがあるように私は感じていたのだけれど、この『マルコヴァルドさんの四季』を読んでいると、「そのリンクを見つけた!」と納得が行った。

 マルコヴァルドさんは、奥さんや6人もいる子どもたちを養うために働かなくてはならない一家の稼ぎ手で、快適ではない住環境やら、しんどい仕事やらにうんざりしている。そういう様子は、決して読者がうんざりするような調子では書かれていなくて、「お父さん、大変そう」とユーモアを感じられる調子になっている。
 そして、マルコヴァルドさんは、ゆっくり息をつけないような都会の喧騒にもうんざりしているが、通勤途中で見つけたキノコや会社にある小さな植木、ハチやハトやウサギといった小さな生き物など、日常で触れ合えるささやかな自然や季節にひとときのファンタジーを見出しながら生活しているのである。
 最初に発表された場所を考えれば、労働者たちが自分の日常を過度に深刻に受け止めないで済むよう、自分のことを客観視して自らを救い出せるきっかけを持てるような読み物を意図したのだと思える。
 その視点は何も労働者に限って必要だというものではない。人間誰でも長く暮らしていけばしんどいことが日常的にある。そのため、見方を変えて自分を楽にするスイッチが皆に必要だということになろうか。

 お話は、「春」「夏」「秋」「冬」が5年分繰り返されている。自然のものに惹かれるマルコヴァルドさんが、より自然に近づけるよう、自分が自然と一体化できるよう行動するのだけれども、決まってそれが台無しになってしまう。そういう流れがあって、パターンがいくつか決まったコントのような面白さのなかに、しんみりしたりほっとさせられたりする要素がある。
 しかし、ある意味、一番面白いお話は、最後に加えられた、念には念を入れすぎた「作者による解説」という長い文章である。ここにマルコヴァルドさんのキャラクター設定や、作品のパターンなどの解説ばかりではなく、作者自身による文体分析、果ては執筆された時代の背景についてまで書き込まれているのである。
 この「作者による解説」が付け加えられたことによって、メタフィクション化が行われたという解釈もできるかと思う。

 カルヴィーノは、このお話が子ども向けか、若者向けか、大人向けかと人を食ったような自問を呈した後に、解説を次のように結んでいる。

――もしかすると、ごくシンプルな物語の構造を利用して、作者が世の中と自分自身の、とほうに暮れるほど不可解なかかわりをえがこうとしたものかもしれません。おそらく、そうともいえるでしょう。(P276)

 農学者である父と植物学者である母の間に生まれ、トリノ大学で農学を専攻したカルヴィーノは、もしかすると、パルチザンの立てこもる森でも、古典と前衛が林立する文学の森でも、案外、自然人を自覚しながら「庭師として一生をまっとうしたいぜ」とか何とか夢想していたのかもしれない。
 そのようにして、作家・文学者としての自分自身を枠のなかに入れて考えていたことを、このトリッキーな告解が匂わせているように私には感じられるのである。

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紙の本

あるイタリア人の愛すべき不届きな生活。

2020/09/06 22:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る

物語は、1950~60年代あたりのイタリア。どこか場所は特定されないが、街は、戦後の復興・発展途上期にあって、その時代特有のざわざわごみごみとした落着かなさで満ちている。マルコヴァルトさんは、子沢山の大家族を支える大黒柱で、毎日、路面電車に乗って会社に通い、倉庫のような場所で作業員として日々淡々と仕事にいそしむ...つまり、彼は充分にまじめな一市民なのだ。
が、そのマルコヴァルドさんこそが、彼の「都会にふさわしくない目」を持つ人で、その目の端っこについ触れた虫とかキノコとかetc...をきっかけに、繰り出される珍事件。
春夏秋冬の季節ごとに細かな趣向まで凝らされて、巡る季節は5回で4×5。珍妙話は20話も収録。
読者は最初、ややシニカルなその結末にココロを痛め、そのうち、なんとなくパターンが読めてきて「マルコ...さん。そこに手を出すのは辞めておけ!今見たものはすぐ忘れろ!」などと、物語に突っ込みを入れている。
物語設定は変だが描写は豊かで美しい。だから、1話1話、けっきょくかみしめるように読み進める羽目になり、映像付きで物語世界を浮遊したかのような読後感。そして、変なおじさんマルコヴァルトさんが、ものすごくかけがえのない友人のように思えてくる不思議。すっかり、カルヴィーノの魔法にかけられました。

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2009/07/13 02:02

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2012/09/11 12:28

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2011/09/26 05:28

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2012/05/30 02:50

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2012/07/10 22:31

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2014/01/26 12:19

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2014/07/15 07:33

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2015/12/21 10:06

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2016/10/14 14:48

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2020/08/02 09:43

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2020/11/26 08:41

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2020/12/11 14:52

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