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  3. タオミチルさんのレビュー一覧

タオミチルさんのレビュー一覧

投稿者:タオミチル

1,734 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

紙の本一汁一菜でよいという提案

2017/11/14 22:51

日々の食事は、ご馳走でなくともいいんだ!とココロを開放してくれた。

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

味噌汁とごはんの一汁一菜で、日常食は良しっ!と、著名な料理研究家が言ってしまうって、革命的。実際、家庭の料理って、なんだかとんでもなく日常から遠いところに来てしまって、料理名のついた料理を作れないとダメみたいなマインドコントロールがあるかも。
そこを、すーっと解放してくれる一冊。そしてその先には、自分で作って自分で食べて、自分でカラダを整えるという清々しい日々がある。

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紙の本

いつも身近においておきたい一冊です。

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

高山なおみさんが、絵本を作りたいと、東京を離れ神戸で一人暮らしを始めたと聞いたのは、数年前。その暮らしの様子の一端が描かれた、これも、上質な絵本のような一冊だった。文章は読みやすく、写真は、のびのびと豊かなイメージを纏って、読みつつ深呼吸をしたような読後感。時々、独特なタッチの著者による小さなイラストが描かれていたりする。すぐに読み終えてしまうけれど、もういちど、好きなページを拾い読みしたり、1ページ目から読み直したりすると、また発見がある。読み終えても書棚にはしまえず、傍に置いておきたい。

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紙の本

このコミックの肝は、叔母・槇生のコトバの数々。

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

人見知りが過ぎる小説家の叔母・槇生と、交通事故で、突然両親を失った姪・朝が一緒に暮らし始めることに。槇生は、姉である朝の母親と折り合い悪く、音信不通のまま、朝に出会ったのも、お葬式のその日で...。この設定にいきなり緊張するが、物語は、少し成長した朝が、ごはんを作るシーンから始まり、穏やかなテンポですすむ。
最後まで読み進めば、この作品は、この叔母・槇生が、朝にかけるコトバの煌めきでなりたつ物語だなぁと思う。
暮らしの様々な場面に落とし穴のようにちりばめられたステロタイプな呪いのコトバ。それを払しょくするように、槇生は訥々と述べる。たとえば、冒頭、お葬式のシーンで親戚たちが朝について交わす心無いコトバに対し、「15歳の子供はこんな醜悪な場にふさわしくない。もっと美しいものを受けるに値する」といい放ち、家に連れ帰る一連のシーンからしてジワッときました。

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紙の本

表紙のレモンは??知れば理にかなってます。

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ページをめくって、まずは、大根一本、キャベツまるごと、きゅうり一山を一人暮らしでも余すことなく美味しく食べる方法が秀逸と思った。その方法やレシピは簡単だし、気が利いて洒落てもいる。しいたけの軸、セロリやニンジンの葉、茄子の皮、グリンピースの皮使い。野菜って捨てるとこなしだなぁと感心しつつ、いちばんオッ!と思ったのは、表紙にあったレモン。ギューッとしぼる方法、そして常識破りのレモンティーでした。少し値が張っても新鮮でよい野菜を買う。捨てるところがないので、コスパはよく食生活はより充実するという内容。

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紙の本

紙の本蜜蜂と遠雷 上

2020/09/29 23:27

馴染みのないアイテムだらけの物語を夢中で読む。

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ピアニストが主人公、しかもあまりなじみのないクラシック。舞台は、彼らが競うピアノコンクール。面白く読めるんだろうか?と思いつつ、紐解き、あっという間に夢中になった。音楽を...聴いて楽しむものを「書く」ことで表現する。ハードルが高そうな試みはあっさり悠々飛び越えられ、いままで読んだことのない物語として結実。そして、エンターテインメントとしても秀逸で、先へ先へと興味が進む。上巻はコンクールの二次予選の途中だが、聞かなければならない楽曲リストが心の中にどんどん増えた。特に、課題曲である「春と修羅」を聴きたい。

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紙の本

途中で『海街diary』とつながった話だと気づきました。

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

吉田秋生の新作だ!と手に取って読み始め、遅ればせながら『海街diary』が9巻で完結したことと、本作が、関連作品だと遅ればせながら気づく。『海街...』が、実の親に縁の薄い少女・すずが、腹違いの姉たちに引き取られ大人になってゆく物語なら、本作は、一時期すずと姉弟として暮らした和樹が同じように実の親の縁なく暮らす話。山形の山間の温泉街には、自然の描写や民間信仰的な要素も多く、鎌倉で育ったすずとはまた違う、成長物語になりそうです。

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紙の本

紙の本シャイロックの子供たち

2020/05/07 22:39

半沢直樹シリーズのもとになったうような物語

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

舞台は、東京大田区長原駅前の東京第一銀行長原支店。もちろん架空の銀行だけど長原駅は実在する。
日本のモノつくり工場が集まる蒲田に近く、ちょっと高級住宅地な雰囲気を持つような場所。本書は、その銀行で繰り広がる銀行員たちの日常を描いた短編集。半沢直樹シリーズと似たテイストを持つが、巻き起こる問題は、大問題でも大ピンチでもなく、そこがかえってリアリティがあり、途中からフィクションであるということを忘れて読んだ。銀行のみならず、いまだ日本のどの会社にもありそうな話。

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紙の本

紙の本れんげ荘

2019/10/04 13:23

再読してさらに面白い物語だと思う

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

発行年に読んで面白かった記憶。久しぶりに読んでみたら、時代が物語に追い付いてきた気がする。例えば、最近ドラマ化されたコミック『凪のお暇』などとおなじ世界観。古いアパートに住み、働かないで暮らす。ホントの家族より、縁もゆかりもない人たちのほうが心地よい暮らし...etc。ハイスペックな暮らしにはない豊かさが好きだなぁと思いつつ読んだ。

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紙の本

難しく考えないでヨガができる!

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

呼吸法が難しそう...と思って、まずは教室にゆこうかと思ってた矢先に購入。なーんだ、カンタン。毎日、ずぼらにヨガやって、なんだかすっきりしてきました。

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紙の本

紙の本牧野日本植物圖鑑 復刻 卓上版

2021/04/25 16:34

牧野富太郎博士の偉業がこの一冊に凝縮。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

1940年に出版された『牧野日本植物圖鑑』は大判だった。それをコンパクトな卓上版にサイズを小さくして復刻。解説は旧仮名遣いだし、図版は小さすぎるし...なんですが牧野富太郎博士の手によって描かれた植物のモノクロの線画は、やはり独特の存在感。虫眼鏡で拡大してむりやり眺めて楽しんでいます。細密に描かれた植物図は、写真で見るより、多くの発見もありますね。

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紙の本

何気なくない村井さんちの日常

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書のPR文に「何気ない日常を綴った家族エッセイ」とあるけど、どちらかというと、いつも一生懸命な母親の姿が描かれていて「何気ない」とは何事か?突っ込みたくなる。
長く生活を共にした老犬が逝って、新しく子犬のハリーがやって来たり、双子の息子たちが成長してゆく中にも、いろんな大変さや努力や思いや反省があって、読者としては、こうゆう日々の襞にこだわって精いっぱい生きる著者がすごく好きだなぁと思ってやまない。心臓の手術のことはWEBで読んで、心配しながらもそのしなやかな乗り越え方がすごいなぁ思ったし、生前うまく付き合えなくなってしまっていたお兄さんの急死。その乗り越え方も、村井さんらしいなぁと思った。この著者の描くものには、人間の温かい体温が感じられる。だから、翻訳されたものまで含めて、好きなんだなぁと素直に思えちゃうんだろう。そんなことが確認できた一冊。

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紙の本

紙の本兄の終い

2020/10/09 14:14

普通でも大変な見おくりなのに、この怒涛ぶりには驚愕。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

生前は兄妹なのにうまくいかなかった。...というより嫌っていたその兄が突然死した。帯の言葉や著者のことばをSNSで見てたから知ってたけれど、そこから始まる物語はかなりヘビー、そしてダーティ。残された小学生の息子のココロのケアと引き取りの手続き、ゴミ屋敷のごとくになっていたアパートのかたずけ、そして兄のみおくりのこと。それらが、怒涛のようにやって来た。
兄の元妻にその娘、父方の伯母、一緒に乗り越えるひとがいてよかったなとまずもって思う。著者の村井さんは、兄を見おくる苦労を乗り越えながら、うまくいかなかった関係も心の中で解消させる。読者は、一緒に驚いたり、悲しがったり、困ったりしながら、最後、ココロからホッとするのである。

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紙の本

紙の本ふしぎな木の実の料理法

2020/09/07 22:06

子ども用の本にしとくのはもったいない。

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

物語の舞台は、こそあどの森は、湖もある広大な森。人口はたったの8人。しかも、住民のひとり、博物学者・バーバ女史が旅の途上のあるらしく、現在は7人。これらの住民が、みんな揃いもそろってユニークな家に住む。最初、私の興味をぐぐいと惹いたのが、物語にさしはさまれる彼らの家々のイラスト。それを作った作家の想像力が素敵と思った。物語は、バーバ女史が、南の島から送ってきたポアポアの実の料理法。それを森の住民上げて探る...という単純なお話ながら、「家」と同様、「夢」満載の面白さでした。このシリーズはこの調子で、結構先まで長く、さくさくと全部読んでしまいたい。

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紙の本

紙の本パリのすてきなおじさん

2020/05/26 21:53

洒落たルックスの本にして、中味は深く広く。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

洒落た装幀が際立っていて「わっ!おしゃれな本!」と手に取りましたが、読んでみれば、描かれた世界は、深く、広くて、思いがけず、パリの街から世界の縮図を眺めることになりました。著者の二人が、このインタビューのために費やした時間は2週間だそうですが、たったそれだけの取材期間で、出逢えたおじさんたちのルーツ、アイデンティティ、シゴト、ライフスタイルetc…バリエーションの豊富さにまずは驚く。そして昨今の難民問題やテロ事件。移民の歴史から派生する、差別の歴史…読み進むうち、自分が知らなかったことの多さに眩暈すら感じました。

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紙の本

紙の本幻夏

2020/05/16 23:07

『天上の葦』から逆走するように前作を。それでも問題なく面白い。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『天上の葦』があまりにも面白く。逆走するように、その前作を手に取ったのは、主な登場人物が同じだったから。興信所の所長たる鑓水、その所員である修司、そして警察官の相馬が、巻き込まれるのは、23年前の冤罪事件に端を発する誘拐事件。この話がこことつながり、こんな風に収束してゆくのかぁあぁ~。と、本作でもその面白さに感嘆しつつ読了。検察官の定年延長問題で、国全体が揺れかねない今、ある意味タイムリーな読書でもあった。

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