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ミスミソウ 3
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  • 発行年月:2009.6
  • 出版社: ぶんか社
  • ISBN:978-4-8211-8817-8

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コミック

紙の本

ミスミソウ 3 (ぶんか社コミックス)

著者 押切 蓮介 (著)

ミスミソウ 3 (ぶんか社コミックス)

710(税込)

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ミスミソウ(3)

648(税込)

ミスミソウ(3)

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みんなのレビュー25件

みんなの評価4.3

評価内訳

電子書籍

結末

2016/02/21 02:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

作品全体を通じて、流美や役立たず教師にイラっと来る事が多く、
これは常に恐怖や脅威に対して完全に屈服し、目を反らして、
別の者に悪意をぶつける汚さに対する不快感から来るわけですが、
そもそもこれは生まれ持った個人の性質というよりは、
集団の悪意が生んでしまった闇という要素が強いのではないかと思います。
教師に至っては、最後の最後まで、恐怖対象であった生徒本体と向き合う事はなく、
親に暴言と暴力をもって向かって行く始末。
バカ親に対して吐き捨てたくなる気持ちもわかりますが、
そもそも自己のトラウマ解消のために教職に就いた時点で、
何か方法を間違っているのではとも感じる部分も。
ただ背景を思えば、流美同様に気の毒な立場でもあり、
ここで憎むべきは個人ではなく、個人をここまで追いやった要因そのものなのではないかと感じます。

妙子VS流美は、最初からこのカードで戦うべきという感じなので、
ある意味納得の行く潰し合いかと思います。
罪悪感があるだけ更正の余地があるとは言え、流美という狂気を生んだ原因は
やはり妙子のイジメ行為にあるわけで、自らが生んだバケモノと戦うという言わば自業自得展開。

主人公の結末も予想どおりの展開となり、これはもう仕方のない事とも感じますが、
心は家族とともにあった事が伝わってくるモノローグには涙が零れました。

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紙の本

久々に本気で怖かったホラーマンガ

2009/07/02 20:26

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:もりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

廃校が決まった山村の中学校。最後の卒業生たちにとって部外者である転校生・春花へのいじめが凄惨な事件に発展し、完結となるこの3巻で、悲しくも怖ろしい復讐劇の幕が下りる。
表紙からしてすごく上手い絵とは思わなかったが、火も雪も花も、景色のすべてが心象風景につながる構図はすごいし、心情をダイレクトに表す表情は寒気を感じさせる。
全体的にはドラマチックでさえあるホラーフィクションだが、事件のひとつずつ、それぞれの心理をとってみれば、現実にあるものしか描かれていない。PTSD、自律神経失調症、強迫性障害、共依存など、誰もが落ちる可能性のある穴の中でもがく登場人物たち。そこに子供ならではの残虐性が加わって、一気に恐怖が加速する。
子供には大人が望む子供らしさだけではなく、負のらしさも必ずある。しかし大人はしばしばそれを忘れ、素直と従順を履き違え、(時には現実問題からやむを得ず)子供の意思を置き去りにして、大人にとって都合のよいらしさの枠に子供を当てはめようとする。「私は家族を焼き殺された」。帯に書かれた衝撃的な事件は、そんなところから始まっているのではないか。現実の厳しさや責任の重さに思いやりを失う大人たち。子供はそれを子供特有の思考回路で転写しているだけに見える。
両親を亡くした春花に「おじいちゃんがついてる」と肩を抱く祖父。彼もまた息子を亡くして泣くに泣けない父親であり、先の見えた老人である自分しか頼る者のない孫に、どんな気持ちでそう言うのか想像すると、ラストシーンがあまりに切ない。
怒りと憎しみに主人公は燃え尽き、読者に自己問答の余地を残す。忘れられない作品のひとつだ。

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2009/11/22 17:52

投稿元:ブクログ

春花と小黒の対面で少しだけ光が射したのかと思った次の瞬間、佐山と小黒の対峙。このギャップと流れに鳥肌が立った。相葉くんは行動する前の静けさが最高に怖かった。ホラーと言うより、人間ドラマとして恐ろかった。家族の愛だけが切ない。

2011/05/21 18:54

投稿元:ブクログ

通して読了。1巻の段階では胸糞悪く、なぜこんな作品を作ったのかといった気分であった。2巻で復讐が始まり、3巻では結局狂人ばかりという結論に。
誰も救われないエンドというのは良かったかと。狂気が伝わってきて臨場感があった。人に薦める作品ではないが悪くない。

2011/10/13 23:39

投稿元:ブクログ

最終的に、主人公の家族以外の全員が狂人(笑)。
漫画を久しぶりに読んだからなのか、シーンがころころと変わってちょっと分かりづらかった。
異常な世界観、終わり方、絵柄、ストーリー、何もかもがあまり好みではなかった。すみません。

2009/12/03 02:44

投稿元:ブクログ

壮絶に悲しい引力のある全滅ストーリー。いや全滅でないところがまた絶望的かも・・・。田舎の過疎で閉鎖的な学校に、一人の美少女の転入により鬱屈していた生徒たちのバランスは崩れ、彼らは凶器へと追い込まれていく。でまあバトルロワイヤルな展開になってしまうんですが。悲しいのは、そんな彼らも家の中では、お母さんにあまえんぼだったり、親とうまく行ってなくて寂しかったり、将来に悩んでいたり、普通の子供であるところ。些細な愛情を丁寧に掬いとるから、余計に容赦ない。全三巻でこの強烈さはこの表紙の絵柄からは想像もつかない。つらいけど、なんだか読み返してしまう。さぬき、泣かしてごめんね。

2010/08/25 12:03

投稿元:ブクログ

3巻で登録。こんなマンガみたことなかった。これを描き切った押切先生は本当にすごい。登場人物の表情がいちいち怖い、切ない。
しょーちゃんが出てくるところはほとんど涙ぐんだ。
まさかの相場くんの"変態っぷり"に背筋が凍った。そして春花がどこまでいっても美しい。最後、あの人を倒すために振り返り、想いを巡らせて目に涙を浮かべる場面、家族に想いを馳せるシーンは本当に辛かった。
救いがない。「あの時ああなってれば……」と、しても何も意味がないのに悔んでしまう。
人には推薦しにくい(実際1人にすすめて「鬱になった」と言われた)けれど、読めば普段自分が"人の気持ち"や"家族"をどう見ているか考え直す機会になると思うので、是非。
テーマソング:Insomnia/the HIATUS
Antibiotic/ 〃

2011/10/12 15:19

投稿元:ブクログ

完結巻。最後は消えるという事でいいのかな。

結局全て狂気でした。やや駆け足気味で闇の部分が分かりかねるところ。代わりにポンポンと進む進展は疾走感がある。殺人だけど。

ホラーではなくサスペンスに近い。

2010/10/24 15:07

投稿元:ブクログ

3巻で完結しているので集めやすいし読み終えやすい。いじめを受けて家族を殺された少女が復讐するお話。展開は良く言えばテンポが良く、悪く言えば駆け足気味ではあるが(特に3巻)、人間の暗い心情を生々しく描写していて、「痛い」と思わせるえげつないシーンも多々見受けられる。ありえなさそうでありえるような、そんな世界観。復讐を題材にしているのでやはり読後の後味は悪いが、それ以上に美しいと思えるはず。

2011/01/16 22:44

投稿元:ブクログ

心がぎりぎりぎりぎりと。なんだよこれ!って。なんでこうなるんだよ!って。胸を締め付けられながら。知らず奥歯をかみしめながら。顔をゆがめて読み終えて途方に暮れよう。みんなで精神破壊(メンチサイド)されて力なく笑おう

2012/11/27 13:42

投稿元:ブクログ

田舎でイジメを受け、家族を焼き殺された少女の復讐劇。

最初から最後まで陰惨でスプラッター。
ホラー以上でもなければ以下でもない、そんなお話です。

復讐の鬼と化した春花が強すぎるのが謎といえば謎(;´▽`A``

2011/08/29 23:23

投稿元:ブクログ

閉鎖された環境がうんだ悲劇。東京から引っ越してきた主人公春花へのいじめが度を越えたことから始まった復讐劇。
とにかく殺人描写と歪んだ人間たちの表情が秀逸。狂気に満ちたこの作品に多いに魅了された

2011/12/13 23:43

投稿元:ブクログ

全3巻、一気に読んだ。

決して後味の良くない悲劇だが、これを狂気と言ってしまうセンスは僕にはない。その理由は単純で、誰もおかしくないからだ。

人が無慈悲に残酷に殺される。それは漫画と言えども目を背けたくなることである。

しかし、この漫画で殺人を犯す人間に、理解不能な壊れた人間などいない。壊れていないからこそ殺さざるを得なかった。

殺人を肯定するつもりはないが、それが事実であれ虚構であれ、悲劇と言うより他に言葉は必要ない。

なぜ殺したのか。誰が悪いのか。もっと他に解決方法はなかったか。そんなことに直結してしまう短絡思考こそ、イカれてはいまいか。

人が殺され、命が奪われた。そこで真っ先にするべきことは、悲しむという行為だ。

心の底から悲しむこと。ただ悲しむこと。それができない人間は、いつか人を殺す。あとは単なる確率の問題だ。

春花が最後に雪原へ放つ、たった四文字のひらがなは、すべての罪を代弁する。

なんて悲しい物語なのだと、僕は思った。

2012/08/29 20:58

投稿元:ブクログ

これはですね、最高ですね。

こんなに人生を凝縮した作品も珍しい、と思います。

やっぱねえ、人生に後戻りはきかないし、どうしようも出来なくなることってあるんですよ。

それを丁寧に綴っている作品です。

まあ、ありえない、と言われればそういう設定なのかもしれませんが、でも、こういうことってありますよ。

いや、そのものずばりじゃないですよ。

時間は戻らないからねえ。

まあ、まったく押切先生が考えているような読み方ではないかと思いますが、ぼくはそうですねえ。

誰にでも正義はあるんですよ。

でも、それは万人に共通したものではないんだって、ことですよね。

2011/10/24 12:11

投稿元:ブクログ

とにかく、みんな可哀想な話。
きちんと話せない人向け。キレるまで対話を怖がるからこうなる、という意味で中二病的
(`;ω;´)で、心に残る。

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