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- カテゴリ:一般
- 発売日:2011/03/01
- 出版社: 平凡社
- サイズ:19cm/159p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-582-83504-5
読割 50
紙の本
雨の降る日は考える日にしよう (〈絵本は人生に三度〉手帖)
著者 柳田 邦男 (著)
絵本は大人にとって人生の心の友。生きる上で本当に大切なものを気づかせてくれる…。柳田邦男が薦める44冊の絵本を紹介。「大人が絵本に涙する時」に続く書。『看護管理』連載を再...
雨の降る日は考える日にしよう (〈絵本は人生に三度〉手帖)
雨の降る日は考える日にしよう [絵本は人生に三度]手帖I
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- 税込価格:3,135円(28pt)
- 発送可能日:1~3日
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商品説明
絵本は大人にとって人生の心の友。生きる上で本当に大切なものを気づかせてくれる…。柳田邦男が薦める44冊の絵本を紹介。「大人が絵本に涙する時」に続く書。『看護管理』連載を再構成し加筆修正。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
柳田 邦男
- 略歴
- 〈柳田邦男〉1936年栃木県生まれ。著書に「人生やり直し読本」「大人が絵本に涙する時」など。
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書店員レビュー
柳田邦男さんは言いま...
ジュンク堂書店岡山店さん
柳田邦男さんは言います。「大人こそ絵本を」
子どもの頃は、我ながらあんなに純粋な目で世界を見ていたのに、
成長するにつれ見えなかった部分が見えるようになり、色んな
経験をして知恵も知識も身について、気が付いたら理屈ばかり
こねるようになっていました。世界はあの頃とちっとも変わら
ないのに。
大人が読む本も子どもが読む本も根本的なメッセージは同じだと
思います。大人向けの本の方が難解に書いてあるだけで。絵本は
余計な部分を全て削ぎ落とし、本当に伝えたいメッセージだけを
ダイレクトに子どもに伝えているから理解され受け入れられる
のでしょう。
だからこそ我々の固くなった頭や、見えなくなった
目をはっきりさせるためにも「大人こそ絵本を」
心をシンプルにしてくれる44冊が紹介されています。
児童書担当 渡辺
紙の本
母の手のぬくもり
2011/05/01 18:37
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ノンフィクション作家柳田邦男さんは近年精力的に絵本についてたくさんの著作を書いています。そこには「乾いた心に潤いを」といったねらいがあり、「大人こそ絵本を」と呼びかけられています。
そんな柳田さんが看護職にいる人を対象とした雑誌に「大人のための絵本-ケアする人、ケアされる人のために」というテーマで絵本を紹介したエッセイを連載しました。この本はそのエッセイを集めたものです。
ここにはたくさんの絵本が紹介されています。ですから、絵本のガイドでもあるのですが、それは子供たちへの案内ではありません。
大人の皆さんが道に迷ったり、困難な状況にあったりしたときに、癒すためにつけられた道案内なのです。
柳田さんは絵本には「簡単な物語のように見えていて、実はとても大事なメッセージがちりばめられている」といいます。人は困難にあったとき、どこかで心を休めたいと願います。派手な描写や過激な表現は受け付けないでしょう。そんな時、オアシスのように絵本は心を助けてくれます。
しかもただの憩いだけではなく、明日への命の道筋を指ししめしてくれます。それはどうしてでしょう。
もともと絵本は子供たちに向けて書かれてものです。子供たちの心はとても柔らかくてほんわかしていて、そこに刺々しい言葉や絵はふさわしくありません。子供たちの心は成長し、やがて厳しい現実と向き合うようになります。
絵本はそういう成長をうながす効果もあるのでしょう。そういう柔らかな心にふれあうには、絵本もまた柔らかでなければなりません。しかも、大事なメッセージが必要です。
絵本は母親の手に似ています。どこかほっとさせ、勇気づけてくれるぬくもり。大人にだって、そんな手のぬくもりが必要な時があります。
大人はみえっぱりですから、なかなか弱いところをみせません。でも、ぬくもりを求めて恥ずかしいことなんかないのです。柳田さんがいわれる「大人こそ絵本を」は、そういうことをいっているのだと思います。
柳田さんも絵本に親しむようになったのは人生の後半にはいってからでした。だから、恥ずかしがらずに堂々と絵本にふれてみてください。
柳田さんは夜、「ひとり静かに新たに見つけた絵本をゆっくりと声に出して読む」そうです。そんな毎日を過ごせたら、どんなに命がゆるやかにながれることでしょう。