電子書籍
恐ろしい
2020/01/28 18:06
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投稿者:boiledeggs - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラストになるほど恐ろしくなります。
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
文学作品と呼ばれるものは、こういうラストが多いのでしょうか?
何の救いもないというのか、これを読んで感化されるという感覚が私には理解出来ないです。
ティーンエイジャーだと、心に響くものがあるのかもしれませんね。
うーん、難しい、、、
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古屋兎丸は絵がきれい。
美術の先生だもんね。美術の先生が、ある日彫刻かなんかの授業してる時に、
「作業終わった子はこれ読んで暇つぶしてなさい」
みたいな感じに教室の片隅において置いてくれるなら最高。
あたしは小説を漫画で読むなんて!って思ってる人間だけど、古屋兎丸の人間失格はオリジナルだった。
太宰の原作を忠実にストーリー展開させながらのオリジナルさに職人の業を感じた。
3巻中盤からの"次元上昇"が兎丸のオリジナルだし主人公の唯一の救いなのだと思う。
でも1巻から通して読まないと本当のラストは分からないな。
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これも衝動買いに近いのですが・・・。
この人の絵と人間失格がすごくマッチしている。
名作ってすごいって思ったのが何気に現代ちっくにしてるのにあんまりそれが違和感にならないってこと。
ちょっと読むと元気なくなるけど・・・。
それでも読んでしまう魔力。太宰先生の魔力・・・!
最終巻です。
最後ちょっとだけ原作とは違う感じですよ。
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古屋兎丸が誰かの日記として読んでいるというメタなところに少し救われた。原作の絶望感との間にワンクッション置いてくれた感じで。
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原作を結構忠実(?)に漫画化。
ただ時代背景は現代としてあるが、登場人物の名前もほぼ同じくしてある。
ネットで読むきっかけとなった日記。
それを見つけたある漫画家が・・・・
と何か異次元での繋がりを持たせたストーリー展開と期待したところまったくのハズレ。
絡みがないならいらないというかほぼなかった存在だったように思える。
原作がかなりエグイ人間なのに、描写になるともっとエグイ・・・
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現代版人間失格、実際にいる人物をおってるようで
見ていて、実物する人物ではないのかと思うほど
しかし主人公の落ちて行く様子は
馬鹿やろうと一括したくなる、
愛する恋人である奥さんのレイプ事件を
きっかけに現実から逃避し薬に溺れ下落していく、
一番の悪は誰、犯した担当、見てすぐに助けず
現実を見せつけた友人、どの配役もまた人間らしい
心の病みだ。
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太宰治の現代版。罪と罰といい、こういう流れができつつあるのかな。
原作知っていると、さらに楽しめますね(^_^)
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文章で読むより絵でみた方が壮絶だと思った。でもこれでも原作より救いがある結末なんだよな。これは原作の方もしっかり読み返したい。
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ゾクゾクが止まらない最終巻。あとがきにもあったようにオチは少し甘さが残ったけれど、それを含めても巧みな展開と演出だった……。
これはいい漫画だわ……!!!
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あっというまに堕ちていく様がつらい。
もう一度太宰の人間失格を読んでみようと思った。
2014.3.9読了
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バンチの廃刊に伴って途中で終わっててそのまま続きを読み忘れていたんだけど、まー思ってたぐらいの結末だった。
太宰先生に遠慮したのかもしれないけど、古屋先生にしては人間不信度は低めの作品と言えるかもしれない。
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ヤク中になって次元上昇ラリってる描写が圧巻すぎる。
でも、狂った時点でそこに救いがある。
自己を失ったまま死に至ることができるのだから。
古屋先生が、自らの作品を批判的に評しているように、狂うことの中に救いのようなものを見たような気がした。
太宰治の小説は、あまりにも現実味がありすぎて、また、あらゆる救いを拒絶する。
正常になることもできない、かといってギリギリのところで壊れ死ぬほどの苦痛と罪の一切が霊魂を束縛し支配するのだが、それでも、あらゆる愛からの離反と世界への恐れを抱えながら、人生を放棄することもできない、
霊魂の「生殺し」が生きている限りつきまとい、そこから逃れ解放されることはないのだ。
キルケゴールの言う、
「絶望してなおも自己自身であろうとする絶望」の極致が太宰作品には描かれている。
人間にとって最も苦悩であり、苦しみであることは、
事件や悲劇そのものよりも、
恐れることそのものであり、
いつ、恐れていたことが現実となるのかわからないこと、
そしてその恐れから逃げ惑えば逃げ惑うほどにその恐れは確実にその身に降りかかるのだという経験が、
その人間の人生をさらに不安定なものにしているのだ。
あがけばあがくほど、
右にいっても左にいっても、
戦っても逃げても
その人は不幸に絡め取られていき、袋小路の中に追い詰められる。
では、救いはあるのか。
私は、あらゆる絶望下、一切の希望が考えうるすべて閉ざされたとしても、
ある、
と断言しよう。
むしろ絶望の度合いが増すほど、その力は強くなる。
それは、むしろ絶望さえも利用し、一切の闇に打ち勝つ権能を持つ。
それが何かというのは、それぞれ答えを出してみてほしいのですが。
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20160429追記
2016年4月28日に小説を読み返したのを機に、4月29日にマンガの方も読み返す。
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正直なところ、読んで嫌な気分になった。というのも、葉蔵の人間性にヒトが誠心誠意生きることを踏みにじられたかのような絶望を感じさせられたからである。そういう風に読者に思わせるよう描けている点で古屋氏の表現は成功したと言えるだろう。 原書は昔読んだのであまり記憶に残っていなかったので再読しようと思うが、読むなら斜めから見ることのできる余裕がある時がいいだろう。