サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 56件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2011.6
  • 出版社: 光文社
  • サイズ:20cm/211p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-334-92761-5

紙の本

翼 (テーマ競作 死様)

著者 白石 一文 (著)

親友の恋人である、ほとんど初対面の男から結婚を申し込まれた女。十年後、二人は再会する。彼は彼女の親友と子を成し家庭を持っているが、気持ちはまったく変わっていなかった。誰だ...

もっと見る

翼 (テーマ競作 死様)

税込 1,320 12pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

親友の恋人である、ほとんど初対面の男から結婚を申し込まれた女。十年後、二人は再会する。彼は彼女の親友と子を成し家庭を持っているが、気持ちはまったく変わっていなかった。誰だって真実の人生を見つけられると言う。【「BOOK」データベースの商品解説】

最期のあり方を考えると、今の生き方が見えてくる−。親友の恋人から結婚を申し込まれた女。10年後、親友と結婚した彼に再会するが、その気持ちは変わっておらず…。「死様」をテーマにした小説。『鉄筆』掲載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

白石 一文

略歴
〈白石一文〉1958年福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。文藝春秋勤務を経て「一瞬の光」で作家となる。「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」で山本周五郎賞、「ほかならぬ人へ」で直木賞受賞。

掲載中の特集

恋愛小説をテーマに10作品以上をラインナップしています。ほかにもhontoでは無料の本を集めた無料漫画特集無料男性コミックを展開しています。

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー56件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

そしてやっぱり一途に深い。

2011/11/29 23:24

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yama-a - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作家を読むのは『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』以来2作目であるが、読みながらまず思ったことは、あれ、こんなに巧い作家であったかな、ということである。いや、それよりも、あまりにトーンが違うので、ひょっとしたら自分は何か勘違いをしているのであって、『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』の著者とは別の作家なのではないかと思ったほどである。

この作品では主人公は女性である。それがとてもよく書けている。女性の読者がどう感じるかは分からないが、男性の読者からすれば、ひょっとして書いているのも女性なのではないかと思わせるくらいの出来だと思う。

そして文章がとてもスムーズに流れて行く。本当に巧い文章というのは読んでいる者が巧いとも下手だとも感じる隙を与えない文章である。これくらいこなれた文章を書ける作家にはそうそう巡り会えるものではない。

前に読んだ時には、多分この作家は派手目のストーリーをうねらせて行くことが得意なのだろうと思った。しかし、今回は非日常的な面もあるが、決してドラマチックな展開でもなければサスペンス・タッチの進行でもない。むしろおとなしく観察された深い物語という気がする。

そんなことを思いながら一年半前に自分が書いた書評を読み返すと、「まっすぐに死生観に繋がって深く掘り下げて行く、むしろ一途な感じの作品なのだと思った」とある。ああ、そうか、その部分はずっと共通なんだ、と思う。

そんなことを思いながら改めて本の帯を読むと、「テーマ競作小説 死にざま」とある。6人の作家が同じテーマで書いているのである。しかし、これこそは白石一文のために与えられたようなテーマではないか。

三十歳を過ぎたばかりの仕事のできるOL・里江子と、その親友の夫である岳志の物語である。──と書くとどろどろの不倫小説と思われるかもしれないが、そんな話ではない。もうちょっと一筋縄では行かない不思議な話である。何しろ交際相手の親友として初めて会った翌日に、里江子はいきなり岳志からプロポーズされるのだから。この岳志を突き動かす不思議な確信を軸に物語は展開する。肉体関係は、この小説では完全にテーマから外れている。

途中から岳志が熱心に語り始めて、すんなり流れていた物語が少し理屈っぽく滞ってきたなあと思ったのだが、そこからの運びがとても巧い。結末まで意図的に書かずにおいたことを一気に公開する書き方は少しあざとい感じもあるが、これまた作者一流のテクニックなのだと思う。

そして、この、ある種ぶっきらぼうな終わり方も、まさに著者の「死」に対する諦観を反映したものなのだろう。

前回の書評の表題に僕は「意外に軽い、だが一途に深い」と書いた。今回は軽くはない。だが、依然軽やかではあって、そしてやっぱり一途に深い。

最初に『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』を選んで読んだのは失敗であったかもしれない。この作家の懐は多分僕が思うよりもずっと深いのである。読み終わってすぐに、もう次の作品を読むしかない気になっている。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2011/07/11 16:52

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/07/24 20:40

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/07/31 05:23

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/08/14 21:29

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/08/15 11:04

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/08/20 16:20

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/09/01 08:24

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/08/25 21:15

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/09/10 09:25

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/09/13 10:58

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/09/23 16:35

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/09/30 23:44

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/12/05 16:21

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/01/02 02:36

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。