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紙の本
東京震災記 (河出文庫)
著者 田山 花袋 (著)
一九二三年九月一日、関東大震災。地震直後の東京の街を歩き回り、壊滅した市中で動揺する民衆の声を拾い集めたルポルタージュ。流言が飛び交い混乱の中で歪む人間群像。人々はいかに...
東京震災記 (河出文庫)
東京震災記
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商品説明
一九二三年九月一日、関東大震災。地震直後の東京の街を歩き回り、壊滅した市中で動揺する民衆の声を拾い集めたルポルタージュ。流言が飛び交い混乱の中で歪む人間群像。人々はいかにしてこの大震災から立ち上がったのか。歴史から学び、備えるための記録と記憶。【「BOOK」データベースの商品解説】
一九二三年九月一日、関東大震災。地震直後の東京の街を歩き回り、被災の実態を事細かに刻んだルポルタージュ。その時、東京はどうだったのか。歴史から学び、備えるための記録と記憶。【本の内容】
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紙の本
明治から大正にかけて活躍した田山花袋氏による関東大震災の記録です!
2020/05/25 09:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、明治から大正にかけて活躍した作家、田山花袋氏によって著された関東大震災の記録です。田山花袋氏と言えば、尾崎紅葉氏のもとで修行し、のちに国木田独歩氏や柳田國男氏らと交わり、『蒲団』や『田舎教師』などの自然主義派の作品を発表したことで知られますが、同書もなかなかの名著です。1923年9月1日に起こった関東大震災について、田山花袋氏は、徒歩で都心を目指す人々の混乱や失われた街の過去と現在を鮮やかに描き出しています。焼け落ちた橋、残った橋、被服廠、夜警する自警団の誰何する声などは、直接体験した著者だからこそ書くことができたのだと思います。歴史に残る我が国の大震災の記録をぜひ、私たちの記憶から忘れ去られることがないように、一度、お読みください。
紙の本
貴重な証言の集大成
2018/10/30 22:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:弥生丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
関東大震災で被災した人々の貴重な証言を集めたもの。生の証言を記録し、証言に対する著者の主観を最小限に抑えているところがいい。読者の思考の幅が広がるからだ。
避難の際に大量の家財道具を持ち出したことが被害を拡大させた。家財道具を惜しんで避難が遅れ、火に巻かれた犠牲者も多かった。火災の熱に耐えかね川に飛び込んだ惨状の描写も生々しい。
大正の時代に、少数ながら既に地震学の権威が存在したことは注目に値する。しかし、学問研究の成果や被災体験が後世にあまり活かされていない。年月の経過とともに災害への警鐘は忘れられてしまったからだ。
自然からの警鐘に目をそらしがちな人間の性について考えさせられる。