紙の本
キャラクターにくどさはあるが、暖かさの方が上回る
2018/10/05 11:23
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投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういう温かいファンタジーのような物語は好きで、本の紹介にある通りに「心が温まる」体験をすることができました。
そういえば、小さいころは花屋さんで働きたいとか言ってたなーとか思い出し、懐かしさにも浸っていました。
ただ、草介のキャラクターが狙いすぎかなという気がします。独特の話し方といい、風体といい…某名探偵を彷彿とさせるような…。だから、最初は違和感を感じて慣れませんでしたが、慣れてくると草介の喋り方もいいアクセントになっているようにもなるから不思議です。
アルバイトのあやめの謎は、当初はその展開を予想していたものの、読み進めるうちに「そんなことはないだろう」と払拭されただけに、ちょっとビックリしました。
物語もサクサクと進むし、児童小説として子どもにもオススメしやすいかもしれません。
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この物語は、花と言葉を交わすことのできる青年・草介と、彼を取り巻く花達の、愛と感動と人間の温かさ満載のライトノベルである。
花の声が聞こえるというファンタジックな設定がお話にぴったり合っています。単なる設定で終わらず、設定がストーリーに活かされているのがうまいと思います。
また、草介と花たちだけでなく、彼らと出会う人間達の、うまくいかないけれど温かみの残る交流が描かれていて、私はとても好きです。特に、第二話は不覚にもグッときました。
ライトノベル的な要素とうまく織り込んだお話が見事にマッチしていて、ライトノベルが苦手という方にもおすすめです。
『人魚姫』の朗読はそういうことか……
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とてもいいお話なのに
いつまで経っても誰も登録しないの何でなのオカシイ!
…と思ってたら、楽天ブックスバージョンの本情報を登録していたようです…
以下自分のレビューからコピペです
こじんまりとした
どこにでもあるような花屋
いきいきとした花たちが愛らしく花弁を並べるそこにはしかし
一風変わったルールがあった
「お客さんにお売りする花は
店主が選ばせていただきます」
その文句ゆえにいつも閑古鳥のなく店内に
あるはずのない声が明るくさざめきあう
チューリップハットに着流しと地下足袋という奇天烈な格好に身を包んで
ニコニコと店内を見回す男を囲む
その花たちからの、声が
***
植物の精霊と会話が出来る主人公が店長をやっている
花屋のお話
自分も花が大好きなので、うわぁ素敵だなぁ!と購入
期待に違わずいい話だった!
花たちのなんて純真なこと
人間の子供とはまた違ったピュアさというか
掛け値なしの真心というか
とにかくそういったものに心打たれて
気づくと始終涙ぐんでいた
とても、清々しい気分になれたと思う
花って…いいねぇ
ブクログで全然登録されていないのが納得いかない!
ただ、主人公の女々しすぎる性格に少しだけイラッときたのと
ラストがなんかなぁと思ったので
☆4つに
続編はあって欲しい!
もっと沢山の花たちに触れたいな
*
一応リンクも…
http://booklog.jp/users/skyufo/archives/5/9784048865982
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良い話だなぁ……。思わず目が潤んじゃうよ。
あやめちゃんが健気で良い子でねぇ……。
『カーベラと、在りし日の花音』を読んだ時は素で思わず「な、なんだってー!?」って言ってしまったよ(笑) 全然気づかなかった。
切なくも心温まる良い一冊でした。
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主人公設定好き。
花の精霊がみえる和服青年。
華道の話は凄く良かった。
カトレアがカッコいい。
月下をもう少し出してほしかった。
主人公は半年前に大切な人を亡くしているのに、いくら形見でも心に変化があるのは残念だった。
家族愛くらいなら良かったが、新たな恋とは……。
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花の声が聞こえる青年と、心優しい花たちの温かい物語。
一言でいえば、こんな話です。
最初この本を見つけた時にビビッ!と自分の中の何かが反応して、即座に購入しました。
私が一目惚れに似たような感覚を覚えた時は大概自分に合った本であり、今回も大当たりを引きました。
当作品に登場するキャラクターや花たちの心情が美麗かつ繊細に描写されており、読後でもなかなか感動が止まらず授業どうしようと困ったものです。
人は通常花の声を聞けませんが、花の声が聞ける主人公を通して、花たちにも心があるということを改めて実感させられました。
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ずっと気になってたのを漸く!
もっと早く読んでおけばよかったと思うくらい、いい話だった
草介が花の精霊達と話せるというのはファンタジーだけど、それ以外は花のある日常の話で、あたたかい、優しい気持ちになる話が多かった
またどの花の精霊達もいいキャラしてるんよね
読んでるとお花屋さんに行って、花束じゃなくて育てられるお花を買いたくなる
あやめちゃんも実は花の精霊だったのにはすごくビックリしたし、人魚姫に重ねた展開も嫌いじゃなかったんだけど・・・最後がねぇ
一つの恋の形ということで、そこに同じ形の相愛ではないにせ、なんかなぁ
せめて草介からのは家族愛だったらよかったのだけど・・・そういう意味ではやっぱりなかったのかな?
ここだけが何とも言えず、星4つに
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草花の精霊が見え、彼らの声を聴くことができる青年・・・設定からまず素敵でした。花屋さんの中にこんな人が本当にいるのではと、期待してしまいました。ファンタジーでもなんでもなく、どこにでもあるような日常の中での、ほんの小さな、けれどあったかいエピソード。すっと読め、読んでいて心癒されました。奥さんの事情や、話数など、要素に関しては若干物足りない感じがします。疲れた時のリラックスに。
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草介は、花の精の姿を目視出来、言葉を交わす事も出来る特殊能力を生かして、花屋「花音」を運営している。
「花音」は、花屋としても特殊で、花達がお客を選ぶスタイルで営業している為、あまり繁盛はしていない。
そんな店だが、お客が来ない訳ではない。
草介と花達と客達の心のふれあいのお話。
最初は、草介が花達に話す感じを読んでいて
全く共感を覚えなかったのですが、段々話に入っていけました。
少々面倒な性格だなあと、思う事もあったのですが
読み進めて行く内に花との心の交流を読んで暖かい気持ちになっていました。
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終わり方があんまり好きじゃなかったかな。
結局花と付き合うとかは?って感じだった。
でも花の声が聞こえるってすごく素敵な能力だと思うな。話し方とか雰囲気がブリーチのギンに似てて私の想像の中ではもう完璧にギンになってたw花の種類がわかるのもおもしろいし、そのキャラクターがでてくるのもおもしろかった。この本を読むと花を大切に扱おうと思えるし、花屋さんに行って花を買ってこようかなとも思った。
でもあやめちゃんが花の精霊って気づいたときには思わず声がでちゃった。ちょっとミステリーな要素があって話的には楽しめると思った。私も花の声を聞くことができたらいいのになってちょっと本気で考えた。
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途中プチサプライズはあったりとそれなりには読ませるんだけど好みかというとなあ、特に主人公の設定がちょっと。
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読み易く、やさしい気持ちになれる本でした。最近植物を育てているので気持ちを投影しながら楽しく読み終えました。
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何だか久し振りの読書。
せかせかしていて、半月近く本に触らなかった。
活字中毒の私としてはかなり珍しいこと。
何だか軽いモノが読みたくて。
植物と会話が出来るお花屋さんの話。
設定はフンワリ柔らかい感じがするし、実際に花に纏わる話も面白い。
だけどやっぱり軽すぎたなー。
そして、この話に恋愛ネタは必要だったのかー?
パラパラ〜と読むぶんにはライトで良いかもです。
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軽く読めそうで、ほっこりしそうなお話ということでチョイス。
あとで「シゴフミ」の作者だったことに気づきました(「シゴフミ」自体は未読だけど、テレビアニメは見たことがある)。
期待通り、軽く読めてほっこりする感じのお話ではあったのですが、私にストライクとはならなかった感じです(苦笑)。
植物と話ができる花屋の店長・草介さんのお話です。
草介さんは良い人なんだけど、親ばかすぎるあたりがちょっと…(苦笑)。
そのあたりがストライクにならなかった理由かも。
でも植物たちは可愛かったです。
特にお気に入りは白菊と黄菊。
しかし、花屋って切り花が多そうな印象なのですが、サイクルがはやかったりしないのでしょうか…?
そんなことになったら、草介さんは毎日毎日泣いて暮らしてそうです(苦笑)。
以前私がいただいたガーベラも、一週間程度しか持たなかったから、お話の中でガーベラの花が、結構長く残ってそうだったのが、不思議でした。
アキレアの花は知らなかったので、どんな花なのかネットで調べちゃいました。
ラストの描き方もちょっと自分好みじゃなかったかなぁ。
ハッピーエンドは良いのですが、なんだろう…あまりにも単純というか。
でもまぁ、あやめちゃんが可愛いから良しです(笑)。
全体的に文句が多いレビューになってしまった感じですが、嫌なのではなくむしろ割と好きです。
あともう少しですごく好きになりそうで惜しい気がしたので、自分と合わなかった点を書き連ねちゃいました(苦笑)。
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お花屋さんの店長・草介さんは植物の声が聞こえ、さらに花の精霊が見える人。お花と話せたらどれだけ楽しいでしょうか。羨ましい。でも楽しいばかりじゃないんですよね、辛いことだってありますよね。短編になってるのでスラスラ読めます。お花同士の会話も好き。あやめちゃんのハキハキも好き。あやめちゃんには同情します。私だって自分のせいでと思ったら耐えられません。後半に向けて草介さんにイラッとしてしまいましたが最後はまあ収まるとこに収まったで良し?人間たちにはちょっとモヤモヤ、精霊たちにはほっこりしてました。
h29.3.18