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商品説明
海岸を100メートル歩けば、ペットボトルが26本も捨てられているという「ごみ天国ニッポン」。デポジット制度実現のために、散乱ペットボトルの現状と回収のあるべき姿を徹底検証する。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- はじめに
- 散乱するペットボトル
- 散乱ペットボトルが与える生態系への影響
- 第1章 ペットボトルが生態系を破壊する?
- 「プラスチックのスープ」と化した海
- 散乱ペットボトルの問題点
- 生物多様性の減少が意味すること
- 誰も知らないペットボトルの正しい回収率
- 第2章 拾ってもひろっても減らない、ごみ、ごみ、ごみ…
- 4メートルに1本以上のペットボトルが散乱
著者紹介
栗岡 理子
- 略歴
- 〈栗岡理子〉同志社大学経済学研究科修士課程修了。主婦。環境カウンセラー、森林インストラクター。エコハウスしずおか、「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク、熱帯林行動ネットワークなどに所属。
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紙の本
ペットボトルの散乱を防ぐために
2012/11/18 20:24
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投稿者:another view - この投稿者のレビュー一覧を見る
道を歩けば、ペットボトルが転がっている。コンビニの棚にはぎっしりと並んでいて、手に取る人が絶えない。そのなかで回収されるものが多くないことは想像に難くない。この使い捨ての膨大なワンウェイ容器が環境に負担をかけている様は、この本でよくわかる。写真やグラフも衝撃的だが、科学的な方法でわかりやすく説明してくれていることはもっと評価できる。
使い捨てのワンウェイ容器が自然を汚して生物の生存を脅かすならば、回収率を上げなければならない。それにはお金も手間もかかるが、誰がそれを負担するべきなのか。その社会的なシステムは生産者・販売者が作り、費用は消費者も負担すべきだと著者は考える。これを実現するための裁量の手段がデポジット制度だというのである。
環境を守る活動は、善意に頼っているだけでは難しい。著者の提案は現実的で説得的である。じっくり聞いてみる価値があるだろう。多くの人に手にとって欲しい本である。