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商品説明
圧倒的超絶技巧による時空混在の洛中洛外図、新作の平等院襖絵、武者絵、素描等を収録。見たて茶屋のオブジェ、現代アートに警笛を鳴らす「山愚痴屋澱エンナーレ」など、山口晃の複層的思考を網羅した作品集第2弾。【「TRC MARC」の商品解説】
圧倒的超絶技巧による時空混在の洛中洛外図、新作の平等院襖絵、
武者絵、素描などを収録。8年ぶり、待望の最新作品集。
真骨頂の絵画表現とともに、見立て茶室のオブジェ、現代アートに警笛を鳴らす
独自開催展覧会〈山愚痴屋澱エンナーレ〉まで、
山口晃の複層的思考を網羅した画期的画集。付:自作解題
寄稿:椹木野衣(美術評論家)、ジョン・カーペンター(メトロポリタン美術館キュレーター)
デザイン:塚原敬史【商品解説】
著者紹介
山口 晃
- 略歴
- 〈山口晃〉1969年東京都生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。岡本太郎記念現代芸術大賞優秀賞受賞。
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書店員レビュー
日本画と西洋画、過去と未来…
ジュンク堂書店池袋本店さん
日本画と西洋画、過去と未来、そして現実と虚構が錯綜し共存した世界を、高度な技術力とユーモア・センスで構築する画家、山口晃。彼の2作目の作品集となるのが、本書『山口晃大画面作品集』です。
彼の作品を観た多くの人は、そこに「日本の伝統」のような何か、を恐らく感じ取るでしょう。「日本の伝統」的な形式の上に、現代的な表象や空想を混ぜ込んだもの、というような感覚を。しかし、山口の形式的方法論はあくまで西洋画の手法にあり、大和絵のような彼の図像は、実は油絵具で構築されているのです。
近代以前の日本美術(これ自体も様々な文化の混合物である訳ですが)とは実は大きな切断線を持つ、明治時代以降の「日本画」「西洋画」という二つの絵画形式。私たち日本人は、そんな流れの中で生み出された「日本画」が「日本の伝統」であるという一つ目の誤解をした上で、「西洋画」技法でつくられた「日本画」的画風の山口の作品を、「日本の伝統」の上に現代的想像を膨らませたもの、という二つ目の誤解をしてしまいがちなのです。このことは、そもそも「伝統」という概念自体がフェイク・仮構でしかないものであり、そしてそのことに私たち日本人が如何に無自覚であるかということを、戯画的に炙り出してしまっています。
ユーモラスな表象として楽しむこともできる山口の作品は、実は「日本における文化や精神の在り方」を批評的に抉り出す「システム」であるとも言えるのではないでしょうか。思わず笑ってしまうような愉快な図像の裏側に、幾重にも精神的な屈託が織り込まれているのです。美術に関心の有る人間にとっても、無い人間にとっても、彼の作品に触れることは非常に刺激的な体験となることでしょう。
(評者:ジュンク堂書店 池袋本店 芸術書担当 下田裕之)
紙の本
待望の大画面
2013/10/18 14:18
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:柚 - この投稿者のレビュー一覧を見る
作品集第二弾は第一弾よりも版が大きくなり、観音開きも入ってみやすくなりました。
第一弾に入っている作品の一部も再掲載されていますが、
やはり版が大きくなった方がみやすかったりするのでむしろ嬉しくもあり。
学生時代の課題から、今への変遷、
俯瞰しているような、様々な過去の時代と現代の融合といった代表的な作品から
立体、一人団体展といった面白い趣向の作品まで網羅していて
とても楽しい一冊になっています。
紙の本
新たな日本美術の開花
2020/08/28 22:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
山口晃さんの作品を見るならこれがオススメ。タイトルのとおり大判の本で、かつ詳細がクローズアップされており描き込みをよく確認できます。
紙の本
圧巻です!
2015/08/13 00:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makorin - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと高いかな~と躊躇していたのですが、緻密に描き込まれた部分をじっくり堪能したくて購入しました。
観音開きになっていたり、製作過程も順を追って見られる部分もあり、思い切って買って良かったです。
紙の本
売れっ子の面白い?新進作家
2015/08/28 23:37
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:T.H. - この投稿者のレビュー一覧を見る
水戸で作家の作品展があり、講演会とかもあって、その際サインしてもらうのに画集を購入した次第。ちょっと軽い感じもする作品だが、若い層には人気があるのかも。