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紙の本
二重らせん DNAの構造を発見した科学者の記録 (ブルーバックス)
著者 ジェームス・D.ワトソン (著),江上 不二夫 (訳),中村 桂子 (訳)
DNAのらせん構造はどのように発見されたか。共同発見者のクリック、ウィルキンスらとの出会いから、「多才な巨人」ポーリングの猛追をかわして二重らせん構造の発見にいたるまで、...
二重らせん DNAの構造を発見した科学者の記録 (ブルーバックス)
二重らせん
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商品説明
DNAのらせん構造はどのように発見されたか。共同発見者のクリック、ウィルキンスらとの出会いから、「多才な巨人」ポーリングの猛追をかわして二重らせん構造の発見にいたるまで、その舞台裏をワトソン博士が赤裸々に綴る。〔講談社文庫 1986年刊の再刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
生命科学の基礎を築いた大発見の舞台裏
ワトソン博士ノーベル賞受賞から50年を記念して新書化
DNAの二重らせん構造はどのように発見されたのか
共同発見者のフランシス・クリック、モーリス・ウィルキンスらとの出会いから、「多才な巨人」ライナス・ポーリングの猛追をかわして、二重らせん構造の発見にいたるまでの、その舞台裏をワトソン博士が赤裸々に綴った感動のドキュメント。【商品解説】
著者紹介
ジェームス・D.ワトソン
- 略歴
- 〈ジェームス・D.ワトソン〉1928年生まれ。アメリカの分子生物学者。インディアナ大学で学位取得。F.クリックと共同し、DNA(デオキシリボ核酸)の二重らせん構造のモデルを提唱、ノーベル医学・生理学賞を受賞。
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紙の本
分子生物学発展の重要な転機となる記念碑的著述
2021/05/09 20:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大阪の北国ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
純文系の私には内容を理解するための難易度は高かったが、現在の生化学や遺伝子工学のめざましい発展へとつながっていく黎明期の貴重な歴史が伺える重要な一冊である。
DNAの構造解明には遺伝学、細胞学、分子生物学、物理学、生化学、細菌学、結晶学やX線技術などさまざまな分野の技術や知識の融合が必要であったのだが、それぞれの分野の創始期の巨頭から今日にいたるまでの数々のノーベル賞科学者も本作に登場する。科学技術に属する段は、例えば「核酸を構成する4種の塩基が水素結合する」などといわれても想像を絶する世界だが、本書はしかし科学史の教科書として捉えても面白いと感じている。知っておいて当然のそれらの巨人科学者が綺羅星の如く登場する。
これから読まれる方に参考になるようにいくつかアドバイスをすると、
1.文章自体は日記とか随想録のような綴り方なのでスラスラ読めるが、アメリカ人の口語体の文章が下敷きになっているため、同じ人物をファーストネームで呼んだり、ファミリーネームで呼んだり、場面によって様々に登場し、あたかも登場人物が2倍いるような錯覚さえ感じる。巻末の登場人物リストをきちんと参照しながら読み進めた方がよい。
2.本書の中心人物であるワトソンとクリックは有名人だが、本書の中で彼らとソリガ合わないという描き方をされる先達や女性研究者たちが他に残している著述には、「おかしいのは彼らの方だ」とする見解も多い。このあたりは少々割り引いて読む必要がありそうだ。
内容を理解するために、私は本書を2回精読した。もともとミトコンドリアDNAとY染色体を活用した人類学から本書に入って来たのだが、大変面白く読めた。今しばらく類書を読んでこの分野の理解を深めたいと考えている。
紙の本
DNAの二重らせん構造を発見したワトソン博士自身が語るその発見に至る感動のドキュメンタリーです!
2020/02/06 12:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、専門的な知識を一般の人々に「教養」として分かり易く教示してくれると大好評の講談社「ブルーバックス」シリーズの一冊で、同巻はDNAの二重らせんの発見にまつわる興味深い話を語ってくれる書です。私たちは、高校の生物の授業で、DNAの二重らせん構造をとっていることを学んだと思います。しかし、これを初めて発見したワトソン博士は、どのようにその事実を見つけたのでしょうか。同書では、共同発見者のフランシス・クリック、モーリス・ウィルキンスらとの出会いから、「多才な巨人」と呼ばれていたライナス・ポーリングの猛追をかわして、DNAが二重らせん構造をとっているという偉大な発見に至るまでの舞台裏を赤裸々に綴った感動のドキュメントです。ワトソン博士自身が語っているので、とっても興味深いです。