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紙の本
車輪の下 (まんがで読破)
著者 ヘルマン・ヘッセ (原作),バラエティ・アートワークス (企画・漫画)
19世紀ドイツの地方出身の優等生、ハンス・ギーベンラートは、周囲の期待を一身に背負い、 神学校に通うための州試験に挑む。 猛勉強のかいあって2番の成績で合格するが、厳しい...
車輪の下 (まんがで読破)
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商品説明
19世紀ドイツの地方出身の優等生、ハンス・ギーベンラートは、周囲の期待を一身に背負い、 神学校に通うための州試験に挑む。 猛勉強のかいあって2番の成績で合格するが、厳しい学校生活になじめず苦悩するようになる。 学業に縛られたひとりの思春期の少年が、孤独と苦しみにさいなまれながらも成長する、ヘッセの自伝的物語。【商品解説】
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電子書籍
時代や場所を超えて、長く読み継がれる名作
2018/12/19 00:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TK - この投稿者のレビュー一覧を見る
『車輪の下』の主旨は、「他人の不幸の上に自分の幸福を築くことがないよう、他者を思い遣り、自らは、どんなことがあっても、力強く生き抜け」ということだと思う。
フライクは、信心深い(=キリストの復活を信じる)靴職人。
一方、町の牧師は、フライクが言うには、復活を信じない不信心者。牧師は、新しい神学の見解を常に熱心に研鑽している。
規範であるキリスト教といっても、フライクと牧師のように、さまざまな価値判断基準がある。
信仰者と無神論者、社会主義者など、さまざまな生き方、考え方がある。
スピリチュアルなど、宗教とまではいかない精神的な癒しの方法に頼る人もいる。
ただ、哲学や宗教など、長い歴史の中で鍛えられてきた人類の遺産をただ否定するのではなく、研鑽して自分なりに実践して、発展させることも大切だと思う。過去の人類が築いてきた哲学や宗教、思想のレベルに対抗できるレベルの価値判断基準を、一人の短い人生で、一から築き上げるのは非効率だと思うから。
さまざまな思想や価値判断が入り乱れるなか、それでも、力強く生き抜くことが大切だということが本書の主旨と思う。
結局、悲観に負けず、今置かれた環境で、自分にできることを精一杯やって、生き抜いていくことが大事だということだと思う。
時代や場所を超えて、長く読み継がれる名作だと思う。
電子書籍
終盤までは…
2019/01/11 15:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まきの - この投稿者のレビュー一覧を見る
終盤直前までは楽しく読めました。
ただ、物語の終わらせ方・結論を
「生きてりゃいろいろある」とするのは
いかがなものかと思いました。
・原作にあった余韻
・ハンスの人生
を、そのセリフ1つでぶち壊しています。
マンガということで、誰でも読めるように
物語をわかりやすく完結させるために用いたのだとしても、
これだけは非常にもったいない。