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投稿者:喜劇から - この投稿者のレビュー一覧を見る
すぐに使えるものはすぐに使えなくなるもの
小手先の間に合わせの即戦力としての知識ではなく一生モノの教養を身につける意味を、意義を教えてくれる。
紙の本
「教養」は大事でした。
2018/07/30 14:36
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投稿者:yook - この投稿者のレビュー一覧を見る
池上彰さんと東工大リベラルアーツの先生が、「教養」について対談形式で述べたことをまとめている書籍です。
「教養」はいかに大事な学問なのか、そしてこれからの人生や社会を良くできる可能性がある学問なのか、多くのヒントが見受けられます。
「教養」を豊かにしたいモチベーションが得られる書籍です。
紙の本
教養の重要性を説く
2017/01/24 23:21
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投稿者:熱血教授 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表面的な変化に惑わされないために必要なのは教養である。教養が生きていく上でいかに大切かがわかるのが、この書である。
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FBで知って、図書館で予約。ずいぶん待ちました。
もっと硬くて退屈な本だと思ってましたが、大きく裏切って、ものすごく面白かった。1冊を通して対談形式になっているのも、私には新鮮!。
気になった所、引用しようと付箋貼りましたが、付箋だらけ。どうしたものかと・・・
自分の小ささを改めて実感する。
そして、何か始めようと思う。
この本を読んだ全員に、大小の差はあれど、変化が起こると思います。
図書館で借りたけど、コレ買う。
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一言面白かった。いい本だと思います。
著者の東工大での講義関連の本を2・3冊読みましたが
一番面白いと思います。
リベラルアーツの奥深い世界や海外でのMIT・
ハーバード・ウェルズリーの事例。
教養の大切さ。大学生へ与えるべき新しい価値と
いろいろな面で為になる内容だと思います。
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期待以上に面白くて一気読み。大学生の時に読みたかった内容。読んでいたら確実に大学生活が変わっていたと思います。
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いやー、3日もかけて読んでしまった。どの章も面白いけど、やはり日本では教養のともらえ方自体にも問題があるし、ほとんどの日本の大学教育は、授業からなにから問題だらけ。私は単科大学出だが、203単位のうち三分の一でリベラルアーツをとったから、その重要性を感じていたけれど
やはりやはり。そしてアメリカの大学教育に興味を持った。いつか個人研修にいくぞ!
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池上氏が所属する東京工業大学のリベラルアーツセンター教養についてのまとめの本。
一時期、実学主義的な流れから大学の専門教育の充実化、実学要請から一般教養(リベラルアーツ)は軽視されていたが、最近はまた復権してきている。これは以前のような蛸壺的な学問的な問題ではなく、現実問題に教養を生かそうという流れのような気がする。本書は東工大の取り組みを紹介しながら、教養の大切さをいろいろと感じさせれた良書だと思う。
1限目は教養についてのガイダンス、2限目はニコニコ動画でも配信された、東工大リベラルアーツセンター3人の教養談義や質疑応答、3限目は哲学の力で公共事業の合意形成をする桑子氏の話、4限目は変化してしまった日本人の宗教観についての上田氏の話、5限目は古典的な生物学から学ぶことが多いという本川氏の話。修学旅行編として、上田氏と池上氏のMIT、ウェルズリー、ハーバードのアメリカの大学の教養を大切にする姿を紹介している。
全体として現実に適応する教養の奥深さを感じることができた。専門も必要だが、やはり教養も必要だと感じさせられた本だった。
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役に立つか立たないか、合理性が重要視される時代である。本屋で書棚の一番目立つところに置かれているのは往々にして即効性のある実用本。でも実は一見するとムダにも思える教養にこそ、今の時代に真に必要とされる価値があるのではないだろうか。池上彰氏を中心に、東工大のリベラルアーツセンターで教養を教える4人が、「教養とは何か」「教養の価値とは何か」という問いに迫った本。
どの箇所も興味深かったが、特に「合意形成に至るまでのプロセス」について述べた3限目が面白い。そこで桑子氏はこんなことを言っている。
p161 合意形成は裁判で訴訟をするのとは違うんです。裁判は、ひとつの議案に関して、ある意味で勝ち負けを決める場になります。片方が勝って片方が負ける。でも、実は根本的な解決にはならない。というのも、負けた方が納得していないと、対立構造そのものは裁判の結果とは別に温存されてしまうからです。裁判は必ずしも合意形成の手段になり得ないのです。
なるほど、だから橋下氏の手法は一部の人の反感を買うのかも。勝つことにこだわって自分とは違うものを徹底的に切り捨てることこそ、ムダが省かれてよいのではないかと、そんな風に思われがち。でもそれは真の合意ではなく、なんかしらの形でシコリが残ってしまう。いろんな視点を取り込んで合意形成まで運んでいく手法は今までありそうでなかったものだと思う。
p222 ただね、人生を複線化する、というのは、単線化した人生をひた走る人間からするとムダなんですよ。
ムダだと思えるものこそが人生を豊かにする―この本を読んでそんな新しい視点に出会えた。効率的でなくとも興味を持ったことには積極的に突っ込んでいくようにしたい。
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小泉信三 すぐ役に立つものは、すぐ役にたたなくなる
多くの日本人は、与えられた条件、与えられたルールの下で100点を取ることが得意。
ルールを守るばかりでなく、ルールを作る側に回る。その時に必要となるのが教養
教養はすぐに役に立たない
歴史を学ぶとは、普遍を学ぶこと、人間を学ぶこと
真の合理主義とは、人間の一見非合理な感情も織り込んだ上で行動し、決断すること
永井道雄 大学の可能性
桑子敏雄 社会的合意形成
正しい答えにこだわる男子、現実的な解を探す女子
ゴールを決めないことが合意形成につながる
結論有りきでない状態を目指すこと
集めたい椅子の3割少ない椅子を並べる
女性や子どもをメンバーにいれると議論の質が高まる
佐渡 福浦 赤井神社 あかい サンスクリット語のアクア
神社=歴史にビルトインされた災害対策システム
原発 安全よりも誘致しやすいが優先 地域住民を分割統治 柏崎刈羽
ユルゲン・ハーバーマス 私達の生活社会は、点数をとなきゃいけないとか、金を稼がなきゃいけないとか、効率化して、短時間で最大限のアウトプットを得なきゃいけないという、近代社会の考え方の植民地になってしまっている。 効率やシステム社会の植民地
M2 明治政府 東京招魂社 明治維新の際戦って亡くなった政府軍の軍人の霊を祀るために作られた
戦況が悪化する過程でやめなかった指導者の責任
日本人自身が、自ら責任を追求していない
極東軍事裁判の結果を受け入れた
その指導者が祀られている
そこへの参拝は問題がある
MIT, Harvard, ウェズリー 教養教育満載
書く、プレゼンの講義の充実
本当に良いスピーチの3つの要素 (パックン)
エートス(本質)、パッション、ロゴス
本当に強調したいことは3回違う言葉をつかって繰り返せ
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教養の必要性を実感する本。
行き詰まった時、新しい展開を求めるならば教養がそのエンジンとなる。
高校生のわが子を含める若い人に読んでもらいたい。
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面白かった。合理主義一辺倒ではない、深い教養がこれからの時代に必要だと感じた。受験や就職のための勉強ではなく、人間としてより良く生きるための勉強、これこそ日本の教育に必要だ。
上田先生の、日本では会社が「宗教」だった、という話は特に面白い。かつてはいい大学に入り、いい会社に就職すれば、安心できる、だから会社の発展は自分のためと、自分を会社に捧げてきた日本人。しかしいまやその「宗教」が崩壊し、心の拠り所が無くなった。受験も勉強も何のためなのか、考え直すべき時代なのだろう。
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東京工業大学リベラルアーツセンター教授でもある池上彰氏と、桑子敏雄先生(哲学)、上田紀行先生(文化人類学)、本川達雄先生(生物学)との対話形式。
流行に乗っていそうなのがなんとなくイヤで避けてきた池上先生の本ですが、面白かった!
桑子先生の哲学×ダム河川建設のコラボも、上田先生の受験生時代は点取り競争をしていたとの述懐ももちろん興味深かった。
でも一番は本川先生。
「体が後回しで頭が優先されている」
「体を使う仕事よりは頭を使う仕事の方が高級だと勘違いをしている」
まさに私や私の職種のことだと、ずしんときました。
思い込みや変なこだわり捨てて、世界を広げていきたい。
目次がちょっと読みにくいのが残念。
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実学からもっとも遠い”役に立たない”「教養」が、現実社会の問題解決に役に立つという、教養を身に着ける意義を説く啓蒙書。
入試において「国語」は美文・名文を求めすぎ、「数学」は小数点以下を気にしすぎる。人間社会(の合意形成)は、理論だけで動くものではなく、感情が伴っていないといけない。妥協点を見つけるのではなく、第三の解答を見つけることが大事。数字は桁毎に意味合いが違う。対数的な発想が大事。文系はイメージ、理系は理論。お互いがお互いの言葉を知らない。等々明日からのWork/Lifeに生かせるヒント多し。
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この本に大学生の時に出会ってたら過ごし方が違ったかもしれない。でも、社会に足を踏み入れてから早い段階で出会えてよかった本。