「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
「言海」を読む ことばの海と明治の日本語 (角川選書)
著者 今野 真二 (著)
明治24年に完成した、日本初の近代的国語辞典「言海」。「言海」に収録されたことばと、夏目漱石、北原白秋らの文学作品を対照しながら、「言海」の魅力と明治の日本語の姿を活き活...
「言海」を読む ことばの海と明治の日本語 (角川選書)
「言海」を読む ことばの海と明治の日本語
05/09まで通常1,320円
税込 660 円 6ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
明治24年に完成した、日本初の近代的国語辞典「言海」。「言海」に収録されたことばと、夏目漱石、北原白秋らの文学作品を対照しながら、「言海」の魅力と明治の日本語の姿を活き活きと描き出す。【「TRC MARC」の商品解説】
〈目次〉
序章
漱石の日本語
明治期の日本語を理解するために
『言海』歓声の祝宴
第一章 大槻文彦と『言海』
草の葉に積もった露が言葉の海となる
始まりは英和対訳辞書だった
「かなのとも」結成
『言海』ができるまで
トラブル続きの難事業
第二章 『言海』の特徴
いろは順から五十音順へ
『言海』が掲げる五つのポイント─ 発音を表示する
促音・拗音なども明示
語源について
和語と漢語との差別化─活字を使い分ける
漢語を和語で説明している見出し項目
『言海が見出し項目とした語
包括的な「日本普通語の辞書」
稿本『言海』との対照─大幅に削られた漢語
削除された見出し項目
第三章 見出し項目と語釈から『言海』をよむ
大槻文彦の「古語」
「古語」と漢用字
明治二十四年の「俗語」
少ない外来語
『吾輩ハ猫デアル』の外来語
「~ニ同ジ」とある見出し項目
見出し項目が漢語の場合
語釈にみられる振仮名の機能
語釈に使われている漢語
第四章 明治の日本語と『言海』
明治における「語の一般的な書き方」
森鴎外『舞姫』の場合
「概略」は「ガイリャク」か?
「ヒゴロ」をどう書くか
「交際」は「コウサイ」か、「ツキアイ」か
北原白秋は「言海」をみていたか?──『邪宗門』の表記
『雑字類編』という辞書
詩的言語における表記の位置づけ
三点リーダを幾つ並べるか?
暗と闇
『言海』から窺われる和語と漢語との結びつき
語釈の「堂々巡り」
漢語の類義語のゆくえ
第五章 『言海』をライバル視した山田美妙『日本大辞書』
山田美妙の『日本大辞書』概観
『言海』をライバル視
『日本大辞書』は『言海』のイミテーションか
振仮名の機能
文専用・言専用
『言海』と『日本大辞書』─古語・癈語について
方言・俚語について
終章 『言海』の評価
参考文献
あとがき【商品解説】
著者紹介
今野 真二
- 略歴
- 〈今野真二〉1958年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院博士課程後期退学。清泉女子大学文学部教授。専攻は日本語学。「仮名表記論攷」で金田一京助博士記念賞受賞。ほかの著書に「日本語の考古学」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
明治の辞書
2021/10/06 07:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
明治時代に編集された辞書、言海について説明されている。初めて五十音順に並べた近代的な辞書として高く評価される故がわかる。明治の言葉の使い方もわかり現代では使われていない漢語、意味が変わってくる語など面白い。(明治時代は判断と判決が同義語だったが現代では判決は法律用語でくらいしか使わなくなっているなど)