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商品説明
草の根保守主義の底から民主主義を創り出す運動はいかに出発し、発展したか。大牟羅良、須藤克三らの思想と行動、岩手・秋田・山形での民衆の営みを実証的に解明した、生活記録運動研究の画期的著作。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- 序 生活記録運動の概観
- はじめに
- 一 近年の研究動向
- 二 生活記録運動の成立から退潮までとその後
- 三 生活記録の種類
- 四 運動をリードした人びとと編集者
- 五 生活記録運動の意義
- 六 本書の課題
- Ⅰ 岩手の社会・文化運動と『岩手の保健』
- はじめに
著者紹介
北河 賢三
- 略歴
- 〈北河賢三〉1948年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得。同大学教育・総合科学学術院教授。著書に「戦後の出発」ほか。
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紙の本
生活研究の一つの布石になる
2015/01/28 19:57
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投稿者:楓 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自身が生活研究をしている手前、どうしても読むことになる手記や記録類、これをどう見るべきか、そういう疑問に一つの指針を与えてくれる書です。
生活記録運動は戦前からある運動ではありますが、戦後においてその運動が果たした役割は、単に国語教育に限らず、保健衛生やそのほかにも大きな影響を与えています。本書で『岩手の保健』がとりあげられているのは、その編者である大牟羅良氏の思想的な部分が多大に影響されております。戦後史を語る上で、この本が示すものは大きいと思います。
ただ、少し残念なのが本書は生活記録そのものよりも運動の主体それがどう動いたのかをとらえることになっており、生活記録の中身に関する分析はわずかになっています。その点で私は星4つにします。