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紙の本
社会脳からみた認知症 徴候を見抜き、重症化をくい止める (ブルーバックス)
著者 伊古田 俊夫 (著)
記憶障害や知的能力の低下だけではとらえきれない、患者の「心の変化」とは? 現役世代からの早期発見を可能にする知識とは? 認知症の症状を理解し、介護の負担を軽くする新しい視...
社会脳からみた認知症 徴候を見抜き、重症化をくい止める (ブルーバックス)
社会脳からみた認知症 徴候を見抜き、重症化をくい止める
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商品説明
記憶障害や知的能力の低下だけではとらえきれない、患者の「心の変化」とは? 現役世代からの早期発見を可能にする知識とは? 認知症の症状を理解し、介護の負担を軽くする新しい視点を、専門医がやさしく語る。【「TRC MARC」の商品解説】
「認知症+予備軍1000万人」時代に備える。暴力、無視、抵抗――。介護者泣かせの行動はなぜ起こるのか? 記憶障害や知的能力の低下だけではとらえきれない、患者の「心の変化」とは? 現役世代を襲う「若年性認知症」の背後にひそむ「脳の病変」とは? 早期発見を可能にする知識とは? 症状を理解し、介護の負担を軽くする新しい視点を、専門医がやさしく語る。(ブルーバックス・2014年11月刊)
「認知症+予備軍1000万人」時代に備える。
認知症は、社会生活を営むうえで不可欠の「社会脳」を破壊するという。
突然、怒り出す。平然と他人を無視する。
妄想に駆り立てられ、暴力をふるう――。
現役世代を襲う「若年性認知症」で特に問題となるこれらの症状は、なぜ現れるのか?
病状の進行とともに大きく変化していく患者の心の状態を、「脳の機能」の観点から解き明かす社会脳科学によって、“患者本人の性格のせい”にされがちだった介護者泣かせの行動の背後に、脳の病変がひそんでいることが明らかになってきた。
家族関係や夫婦関係、職場の人間関係を激変させる“国民病”と向き合うための、新しい認知症のとらえ方――。
〈早期発見〉7つのポイント
・温厚だった人が、怒りっぽくなった
・出来事の前後関係がわからなくなった
・服装や身のまわりのことに無関心になった
・話しかけても生返事しか返ってこない
・食の好みが変わった
・同時に2つのことをすると、1つを忘れる
・「たとえ話」が通じなくなった【商品解説】
著者紹介
伊古田 俊夫
- 略歴
- 〈伊古田俊夫〉1949年埼玉県生まれ。北海道大学医学部卒業。勤医協中央病院名誉院長。札幌市認知症支援事業推進委員長等を歴任。日本脳神経外科学会専門医、認知症サポート医。
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紙の本
私たち家族に無関係ではない認知症についてよく理解できる一冊です!
2020/02/15 15:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、今や高齢者が多くを占める日本社会において、他人事として放っておくことはできない認知症について解説した一冊です。今や、認知症を患った人、それの予備軍を含めるとその数「1000万人」と言われる時代に入っています。単に、記憶障害や知的能力の低下だけではなく、患者の心の変化にも関係する認知症について、同書は、専門医が、読者に優しく語りかけてくれます。認知症を疑うべきポイントも紹介されており、例えば、温厚だった人が、怒りっぽくなったとか、服装や身のまわりのことに無関心になったなど、非常によくわかり、興味深い一冊です。
電子書籍
認知症を見る新しい観点
2016/10/25 20:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:三葉虫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
認知症といえば、記憶障害、見当識障害、実行機能障害で特徴付けられるのだと思っていたら、最近では社会脳の障害も中核症状の一つと考えられるようになったのだそうだ。それを紹介している本である。社会脳というのは、他者との関係を築くために必要な様々な社会的認知機能をうけもつ部分で、脳のいろいろな部分に分散して存在している。認知症というのは、脳が縮小するような現象だから、縮小する場所によってさまざまの社会脳機能が損なわれてゆく。ただし、どのような社会的認知機能が損なわれるかは、人によるらしい。このように考えられるようになった背景には SPECT など脳の画像化技術が発達して、脳のいろいろな部分が受け持つ機能がだいぶんわかるようになってきたということがあるようだ。
脳の科学とか精神医学というのは、最近でもわりとよく常識が変化していることに驚く。社会脳と認知症と結びつけるということは、私はこれまで聞いたことがなかった。脳は、それだけ今までよくわかっていなかったということだろうし、これからもまたどんどん見方が変わってゆくのだろうと予想される。
注目すべきことの一つは、著者が脳神経外科医だということだ。認知症といえば、ずっと精神科の領分だったはずだが、最近では脳神経外科からもアプローチしてきているということのようだ。近所にも脳神経外科で認知症に力を入れている病院がある。といっても、治療の仕方は精神科と変わらないようだ。本書の特色としては、SPECT などの脳の画像を多用していることがあるが、これが脳神経外科医としての特色なのかもしれない。