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読割 50
紙の本
妖ノ宴 (角川ルビー文庫)
著者 丸木 文華 (著)
野心溢れる武士の慎三郎の願いは、主君の下で戦功を上げ出世すること。しかしそんな彼に命じられたのは、病弱で引き篭っている主の嫡子・秀秋への奉公だった。出会った直後こそ傲慢な...
妖ノ宴 (角川ルビー文庫)
妖ノ宴
05/09まで通常616円
税込 308 円 2ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
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商品説明
野心溢れる武士の慎三郎の願いは、主君の下で戦功を上げ出世すること。しかしそんな彼に命じられたのは、病弱で引き篭っている主の嫡子・秀秋への奉公だった。出会った直後こそ傲慢な秀秋に憤っていた慎三郎だが、彼の“血を好む”奇癖を目撃してから、その蠱惑的な瞳と人間離れした色香に惑わされ始める。秀秋もまた異質な自分を知ってなお傍に居る慎三郎に心を開き、二人は蜜月に溺れるが、禁秘は周囲の知るところとなり…。飢えた武士×哀しき吸血者の妖華愛づる秘め事。【「BOOK」データベースの商品解説】
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電子書籍
良かった。
2016/01/05 11:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナイロンスカートさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
夢と現実が判断できない終わり方はとても良かった。結局ヒロイン?受けの正体は妖かしなのか呪いなのかは分からない。ほんのりヴァンパイア設定的な感じか。
その原因追究とかないけど、ないことが逆に良かったのかもしれない。
一点残念なのはイラストと文書のヒーローの違いか。
イラストは男らしさがほんのりあるけどどちらかと言うと美しい光源氏的な感じ。
文書は美丈夫。ここがちょっと違う。
でも、良い作品だった終わり方もきれいで良い。
電子書籍
最後が秀逸
2019/01/28 12:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る
武将×和製吸血鬼な話ですね。吸血鬼が主君の息子であるので主従下克上攻めものでもあります。
丸木さんらしいほの暗い話。
最後は二人妖になったのか、それとも死んでしまったのか。
紙の本
戦国時代の妖かし
2021/01/22 07:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
割と軽いノリで読み始めて、
気が付いたら淫靡な世界に足を踏み入れていたみたいな作品。
(普通の道を歩いていたらここどこ?みたいになっているという)
武功こそすべてみたいな一直線な慎三郎が
妖しいでも子供のような仕える殿の嫡男の秀秋にはまっていく物語
一方賢しらに慎三郎を見下していた秀秋もどっぷり慎三郎にはまっていく物語
まあ、そうなるだろうとは最初からわかっていたのに
慎三郎が戦に駆り出されてしまってからの秀秋の狂乱がのりうつったような感じで
読者もその渦に巻き込まれてしまっています。
妖しい狂乱に巻き込まれていく感じで読まされてしまいました。
引き離された慎三郎の物狂いの様も激しく、まさに狂乱。
しかも秀秋も求めているとあれば致し方ない有様。
引き離さなくてもなんらかの形で周りを破滅させていたなぁ
っていうかその先にしか結末はないかと。
しかも物語の終焉はもう夢か現かな感じになるという。
こういう落としどころしかないのではとは思うのですが
「マヨイガ」を出す必要性があったのかどうかは少し疑問です。
家そのものというよりもその名称を出す必要があったのかという点で。
そうそう、秀秋の正体が実ははっきりさせなかったのは良かったかも。
とにもかくにも妖しい者でありました。
色々被害(?)にあった人はおりましたが、
最後の義直はかわいそうな気がしてなりませんでした。
そこにこそ秀秋の残酷な妖しさがあるのだと思いますけどね。
そうそう、余談ですが
表紙・挿絵の慎三郎が文章のイメージの半分くらいの体躯の色男なのが残念。
もっとたくましい男だよねぇって思わずつぶやいているという。
特に作品に影響を与えるほどの齟齬ではなかったのですけど。
☆3.5評価で迷ったのですが、3評価としておきます。