紙の本
一気読み
2015/11/13 16:19
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投稿者:あっくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
堂場さん作品はほとんど読んでいますが、本シリーズ2作目は作者本人も力が入っているようで一気読みでした。ちょっと訳ありの主人公とやはり訳ありの脇役の設定も抜群で今後の展開も楽しみです。刑事の花形一課ではなく、その脇を固める役割を描く設定もさすが堂場さんといえる作品だと思います。沢山のシリーズがありどれも続編が楽しみです。また一気読みの作品ができあがるのが楽しみです。
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
犯罪被害支援という新しいデーマに斬り込んだ会心の作品でした。「^堂場瞬一の100冊」の記念プロジェクトの書き下ろし文庫とのこと。シリーズの発展うぃ期待したい。
紙の本
現代社会の風刺
2016/02/27 09:23
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投稿者:焚き火料理人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今や簡単にネットで恨みつらみを晴らせる社会を被害者支援という立場で表した作品。かたや被害者だった彼女の「今風」のしっぺ返しのラストも現代社会ですね。
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リベンジポルノの相談が大学院生の綾子から村野ら支援課に持ち込まれた。猥褻ぎりぎりの画像に、対処に迷った村野たちだったが、被害者支援のボランティアをする愛と綾子が暴漢に襲われ事件は加速していく。「被害者支援」という前人未踏の新テーマに斬り込んだ、著者会心、絶好調の警察小説!
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警視庁犯罪被害者支援課シリーズ第2弾。
リベンジポルノの被害者だと女性が支援センターに相談が入り、警視庁の支援課へ話が回ってくる。
しかし、その内容は相手に対して警察が対処するほどではないと判断した。
しかし、その女性が襲われ意識不明に。
その上、その女性が訴えていた人物も行方不明に。
一体何が起こっているのか、襲撃犯は誰なのか。
結末はわりと衝撃的。
2018.12.6
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警視庁犯罪被害者支援課シリーズの2作目。
犯罪被害者支援課の刑事、村野は以前恋人の愛と自動車事故に巻き込まれ大けがをしている。愛は下半身の自由を奪われ、車いす生活。以来、恋人関係は解消され、愛はボランティアで犯罪被害者支援センターで仕事の傍ら活動をしている。
愛のもとに相談に訪れたのは、大学院生の綾子。理系の大学を卒業後研究職についていたが上昇志向の強い綾子は大学院に通い、新たな就職先が内定していた。
そんなときに、高校時代からの恋人だった別れた石井涼太がリベンジポルノ映像をネットにさらした。
しかしその映像はリベンジポルノとして取り扱うには難しいものだった。
愛は、親身に綾子の相談に乗るが、村野は愛ののめりこみ方を心配する。
深夜、村野のもとに電話が入る。愛が襲われた。しかも綾子と一緒に。愛はけがを負っているが綾子は意識不明だと。
二人を襲ったのは涼太なのか?
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犯罪被害者や関係者の立ち直りに手を貸すのは難しいだろうと思う。どんな傷を負っているのか、心の傷の深さは誰にも分からない。もしかしたら本人にも。その手を貸す事を仕事にするにはタフさが必要だと思う。一人で負うには重いこともあるかも知れない。チームで動く必要もあるだろう。
今回は被害者?という感じで始まる。
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犯罪被害者支援課の2作目。村野君、なんでそこまで女性に弱い・・・ しかし、相変わらずどんどん引き込まれます。話としては難しい問題ですねえ。実際ありそうな話で怖い。
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犯罪被害者の支援課で働く村野の元に、リベンジポルノで悩んでいる女性の相談が持ちかけられた。
相談所と警察の連携プレイをはかるも、両方のミスで、リベンジポルノをしたとされる容疑者が殺害されてしまう。
今回もおもしろかった。
今までの堂場さんの作品と一味違う結末だったように思う。
前作では支援課のサポートだった梓も異動し、成長していく姿が伺えた。
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今までの警察小説にはない部署の警察官が主人公の『壊れる心』に魅了され、続いて第2弾を手に。
主人公村野秋生以下、支援課のメンバー(本橋課長、芦田係長、同僚の松木優里、安藤梓、それに長住光太郎)は、それぞれに特徴のある性格が生き生きとしており、彼ら一人一人を独立してスピン小説ができたら、面白いかも。
村野秋生と西原愛との関係も今後どうなるか、第3弾が待ち遠しい。
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君は負けていない。
頑張ったから、それでいい。
大事なのは続けること。
待っている人たちのために続けること。
楽天的でいい。
楽天的であり続ければいい。
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「警視庁犯罪被害者支援課」の仕事を描いた第2弾。1冊目とは主人公が違うけれど、それはいい。それも含めたシリーズだからね。今回の主人公は本人も被害者である警察官。あえて志願した部署でありながら、被害者に寄り添うというよりも事件解決のために動くという状況になった。
関連民間組織である支援センターに、過去の彼氏に好まない自分の写真をネット上で公表されたという女性からの依頼。事件とまで言えず警察や支援センターはどう対応すべきなのか?と対応あぐねているうちに彼女のまわりで事件が発生して・・・個人的には事件の解決というか終焉(事件そのもの)がなんだかなぁ、という出来事でした。この事件を通して彼は変わったのか?いろいろと伏線は示されていたけれど、最後にもう1歩踏み出せればもっとよかったか、とも思う。
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犯罪者支援課シリーズ第2弾。今回はリベンジポルノの被害者の話。と言っても、被害者と言い切れるかどうか、村野が判断に迷ううちに対象者が何者かに殴られ、意識不明に陥ってしまい、話のほとんどがその犯人捜し。前作でどこまでも被害者側に立つ姿勢が新鮮で面白いと思っていたので、普通の警察小説に戻ってしまったような印象が強く、1作目ほどの感動はない。このシリーズは犯罪被害者の話であり、村野や愛もまた犯罪被害者として描かれているので、2人の成長も物語のキーになるのだろうけど、愛のキャラクターがどうにも好きになれないのは自分だけだろうか…
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201601/事件部分はやっぱり物足りないというか、都合いい展開だったりするんだけど、このシリーズで書きたいのはそこではなく、様々な立場の心象や人間模様なんだろう。梓の成長が描写されてたので前作よりいいカンジ、でも主人公も西原も松木も、やっぱり苦手。
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続編。やっぱり登場人物が好きになれないわ。新しい本だけあって、リベンジポルノにモラハラが描かれている。しかし綾子みたいな女性が石井のような人とこんなに長く付き合うかな。梓が見抜いていた綾子の悪の部分に村野も愛も気づいてなかったというのがあほらしいというか。自分に害が来ると綾子は思わなかったのか。既にDVを受けていたのに。そもそも金のためとはいえ、綾子がそんな男と付き合っていたのが納得いかない。この小説全般そんな感じなんだよな。合わないってことかな。