「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
吉本隆明−詩人の叡智 (講談社学術文庫 再発見日本の哲学)
著者 菅野 覚明 (著)
個の「個」性の問題は、「自己表出」「個体(自己)幻想」「自立」などさまざまな形で捉え返されながら、常に吉本隆明の思想世界の不動の「拠点」となっている。初期の論考から最晩年...
吉本隆明−詩人の叡智 (講談社学術文庫 再発見日本の哲学)
再発見 日本の哲学 吉本隆明 詩人の叡智
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
個の「個」性の問題は、「自己表出」「個体(自己)幻想」「自立」などさまざまな形で捉え返されながら、常に吉本隆明の思想世界の不動の「拠点」となっている。初期の論考から最晩年の思索まで、一貫する思想の全貌に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
吉本隆明の思想の本質とはなにか? 「共同幻想」「自己表出」などの独特の用語は何を意味するのか? 初期の詩「固有時との対話」にこそ、吉本思想の本質がすべて現れていると著者はいう。「固有時との対話」を詳細に読み解きつつ、初期から最晩年に至るまで、一貫して通底する吉本の思想の根幹を、あざやかに浮き彫りにする快著!
戦後日本の思想界において、圧倒的な人気を誇り、厖大な著作をあらわした吉本隆明。著述だけではなく、インタビューや講演などをふくめ、社会現象と言っていいほどの幅広い活動で注目を集め続けた。
では、彼の思想の根本とは、どのようなものだったのか。
著者は、初期の詩集『固有時との対話』に、その思想の本質がすべて含まれているという。
詩『固有時との対話』を詳細に読み解きながら、主著である『共同幻想論』や『言語にとって美とはなにか』などの思索の本質にまで説き及ぶ、画期的な吉本論。
鹿島茂さんが、「週刊文春」誌上(私の読書日記)で激賞された力作の文庫化!【商品解説】
詩『固有時との対話』に、初期論考から『共同幻想論』などの主著、最晩年の思索にまで一貫する思想の全貌を見通す、吉本論の決定版!【本の内容】
目次
- 序章 見取り図
- 「個」という問い/詩的なものからの出発
- 第一章 思索の原点
- 一、「地獄のやうな青春の宿題」
- 二、純体験のかたち
- 三、戦争協力詩と日本的近代自我
- 第二章 固有時との対話
- 一、題名及び題辞をめぐって
- 二、現存の基底へ
- 三、存在を交換する場所
著者紹介
菅野 覚明
- 略歴
- 1956年生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院博士課程単位取得退学。東京大学教授を経て、現在、皇學館大学教授。専攻は、倫理学、日本思想史。おもな著書に、『本居宣長』(ぺりかん社)、『神道の逆襲』(講談社現代新書、サントリー学芸賞)、『武士道の逆襲』(講談社現代新書)、『詩と国家』(勁草書房)などがある。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
戦後の日本社会に多大な影響を与えた吉本隆明の思想の本質を究明した画期的な一冊です!
2020/03/20 11:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、戦後の日本社会においてブームを巻き起こした、我が国の詩人であり、評論家でもあった吉本隆明の思想の根本について究明した価値ある一冊です。彼は、1950年代から徐々に様々な著作を発表し、70年代、80年代は彼の主張がメディアに取り上げられるなど、世論を左右するまでに影響力が大きくなりました。では、彼の思想の根本・本質とはどのようなものだったのでしょうか。同書の著者は、吉本隆明の初期の詩集『固有時との対話』にこそ、それが見られると主張します。そこで、同書では、この『固有時との対話』に立脚しつつ、有名な『共同幻想論』や『言語にとって美とはなにか』などの著作内容を分析しながら、吉本隆明の思想の原点を探っていきます。同書は、画期的な吉本隆明論の一冊と言えます。
紙の本
吉本隆明の総まとめ
2018/05/20 18:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たぬきち - この投稿者のレビュー一覧を見る
吉本隆明の思想の説明を網羅的に説明している。彼の作品はとにかく読みづらくわかりにくい。それをなるべくわかりやすく説明している。ただ、それにも限界があり、この本自体もすぐには理解できない。