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商品説明
対米従属の「神話」はどのようにつくられてきたのか。国内で在日米軍をもてなす時代から、自衛隊が世界規模で米軍を支える方向へシフトしつつあるなかで、平和憲法の意義をあらためて問い直す。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
渡辺 豪
- 略歴
- 〈渡辺豪〉1968年兵庫県生まれ。関西大学工学部卒業。毎日新聞記者、沖縄タイムス記者を経て、フリージャーナリスト。著書に「「アメとムチ」の構図」「私たちの教室からは米軍基地が見えます」など。
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紙の本
平和な日常は、自分たちの手で主体的にもぎとっていくという気概
2018/05/09 22:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は兵庫県生まれで元沖縄タイムスの新聞記者。
「沖縄からは日本が見える」とのスタンスで、「思いやり予算」ということばに象徴される、米軍に対する日本のおもてなしの経緯を、終戦時から描いていきます。
そして、沖縄がいま置かれている状況を、本土に住む私たちがどう考えるのかについての示唆を与えてくれます。
意表を突かれたのが、憲法九条について、賛成反対を論じるのではなく、「政治の狡知」として切り札にすべきであるというところで、これは現実的な考えだなあと思います。
また、なるほどと思わされたのは、沖縄では憲法九条を守った方がより安全だという「防衛本能」があるというところで、反基地闘争には「平和な日常は、自分たちの手で主体的にもぎとっていくという気概」が見える、というところです。平和というのは、座って待っていたり、何かにお祈りしたりして得るものではないんですね。