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商品説明
急逝した直木賞作家・車谷長吉の未発表作品をおさめた遺稿集。押し入れから発見された草稿、口述ノート、ワープロのフロッピーに遺された小説、単行本に未収録だったエッセイ・俳句・連句・対談・鼎談などを収録。【「BOOK」データベースの商品解説】
2015年5月に急逝した直木賞作家・車谷長吉の遺稿集。押し入れから発見された草稿、口述ノート、ワープロのフロッピーに遺された小説、単行本未収録のエッセイ・俳句・連句・対談・鼎談などを収録する。年譜も掲載。【「TRC MARC」の商品解説】
今年5月に急逝した車谷長吉の遺稿集。単行本未収録のエッセイ・俳句・対談などの他、未発表の草稿もおさめた1冊。車谷長吉略年譜も収録。【本の内容】
収録作品一覧
銀色 | 9−11 | |
---|---|---|
死の木 | 12−17 | |
河豚毒 | 18−20 |
著者紹介
車谷 長吉
- 略歴
- 〈車谷長吉〉昭和20年〜平成27年。兵庫県生まれ。慶応義塾大学文学部独文科卒業。「鹽壺の匙」で藝術選奨文部大臣新人賞、三島由紀夫賞、「赤目四十八瀧心中未遂」で直木賞受賞。
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紙の本
ファンの一人として
2016/04/01 20:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:倉田 昌紀 - この投稿者のレビュー一覧を見る
車谷長吉さんの作品を読み続けてきた一人として、全集も出版された後にさらに読みたいと思っていたーつに、車谷さんの生涯が最期へと向かう生の過程を、ーつの生きた姿勢を芸術作品として見せてもらいたいと思っていた私にとっては、以外な遺稿集となってしまいました。この遺稿集にも車谷さんの個性があふれ、いまだに生き続けているような一冊でした。車谷さんにとっては、これらの作品が遺稿集としてまとめられるとも思っていなかったことでしょう。それだけに仏教徒を自認する車谷節のトーンがあちこちから響いてきます。鼻で息をすることができない身体を授けられた車谷さんにとっては、誤嚥も覚悟されていたことでしょう。死によっ救われる、早く苦から解き放たれたいと語っていた車谷さんの死を、自分のものとして芸術作品に昇華されていく生きた作品として見せてもらいたいという思いが、私にとってはどうしても残ってしまう、突然の死による遺稿集でした。また一方では、詳しいことは全く知らないまま無責任ないい方になるのですが、車谷さんにとってふさわしい最期だったのかもしれないなぁ、と思ってしまうことがあります。
紙の本
これで読み収めかと思うと残念でならない
2016/11/04 21:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
車谷長吉氏の遺稿集である。単行本未収録又は全くの未発表のものもある。小説、エッセイ、俳句と連句、対談と鼎談、インタビュー、日記が収められている。小説は、掌編と言うべきものが5作品収められている。これで読み収めかと思うと残念でならない。エッセイ、対談と鼎談、インタビューは興味深いものだった。特に玄侑宗久氏との対談は両氏の小説への考え方が少し違っていて、静かな火花が散っているようで面白かった。俳句と連句は、私は苦手なので評価できない。