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先月(2017年3月)

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    3月のライオン(1)

    3月のライオン(1)

    羽海野 チカ(著),先崎 学 (将棋監修)

    5つ星のうち 4.5 レビュー詳細を見る

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    はらぺこあおむし 改訂

    はらぺこあおむし 改訂

    エリック=カール (さく),もり ひさし (やく)

    5つ星のうち 4.5 レビュー詳細を見る

まなしおさんのレビュー一覧

投稿者:まなしお

174 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

すばらしい日々

紙の本すばらしい日々

2017/03/06 16:48

日々のふとした感覚などがさらっと述べられている

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

このエッセイは、東日本大震災後、両親の死や友人、ペットの死などを経験した時期のエッセイ集である。しかし、暗さはない。よしもとばななは小説でもそうだが、読んでいてほっとする。派手なことや大問題に正面から言及しているわけではない。でも、日々のふとした感覚などがさらっと述べられ、筆者の生きるスタンスが読者に伝わり、生きててよかった、これからも生きていこうという気持ちにさせられるのである。私はよしもとばななの小説やエッセイを読んで嫌な気持ちになったことは一度もないし、がっかりさせられたこともほとんどない。

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紙の本

超国家主義の論理と心理 他八篇

この本を読むと、丸山眞男が真に偉大な思想家だったことが再認識させられる

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

丸山眞男氏の戦後約10年間に書かれた論文を集めたのがこの「超国家主義の論理と心理 他八篇」である。丸山眞男氏については、批判も多いが、この本を読むと、真に偉大な思想家だったことが再認識させられる。特に第一部「日本のファシズム」に収められた三篇は圧巻である。この本を読んでいると現在の自民党安倍政権が戦前に非常に似ていることがよくわかる。

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紙の本

模倣犯 5

紙の本模倣犯 5

2016/05/19 20:52

複雑に絡み合う登場人物と、巧妙に仕掛けられた伏線

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ようやくこの長大な小説を読み終わった。この小説の中には様々な登場人物が出てくる。それらの登場人物が複雑に絡み合って物語は進んで行く。巧妙に仕掛けられた伏線も随所にちりばめられている。私が読んだ中では宮部みゆきの最高傑作だと思う。様々な登場人物の中で特に被害者のおじいさんである有馬義男のくだりは涙なしには読めない。長い小説だが読む価値は十分にある。

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紙の本

1★9★3★7

紙の本1★9★3★7

2016/02/14 22:23

辺見庸は絶対に妥協しない

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

1937年とは、南京大虐殺が起こった年である。辺見庸は、この年を中心にニホンのニホンジンのことについて考えを巡らす。辺見庸は、物事の本質を底の底まで考える人である。妥協はしない。他人に対しても肉親に対しても自分に対しても絶対に妥協はしない。容赦がない。だから信用できるのである。この日本にあっては稀有な人である。

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紙の本

秘録帝銀事件

紙の本秘録帝銀事件

2017/04/23 22:35

これを書いた森川氏とその息子との親子二代にわたる戦いには脱帽である

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

帝銀事件については、昔に松本清張の「小説 帝銀事件」を読んでいた。その他にもこの事件については、纏まったものではなくてもいろいろ読んだ記憶はある。今回この本を読んで、その内容の濃さ、情報量の多さ、再審請求の難しさなどについて多くの示唆を得た。この不可解な冤罪事件がいつか解決される日は来るのだろうか?これを書いた森川氏とその息子との親子二代にわたる戦いには脱帽である。

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紙の本

21世紀を憂える戯曲集

21世紀を憂える戯曲集

2017/04/16 14:07

より進化している野田秀樹

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

夢の遊眠社時代から野田秀樹の戯曲は読んできている。解散してからは社会的メッセージを込めた物が多くなっている。でも。夢の遊眠社時代からの特徴である言葉の遊び、部隊が目まぐるしく変わるところ、ブラックユーモアなどは依然として変わらない。むしろ、より進化していると言えるのではないか?

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紙の本

楢山節考 改版

紙の本楢山節考 改版

2017/04/15 11:25

三島由紀夫にこわいと言わしめた小説

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

これは深沢七郎の鮮烈なデビュー作であり「中央公論新人賞」を受賞した。その年の芥川賞にはノミネートされなかったが、中央公論新人賞を受賞したためらしい。詳しいルールはわからないが、ノミネート可能だったならば文句なしにこれが受賞していただろう。中央公論新人賞の選考委員であった三島由紀夫にこわいと言わしめた小説である。日本近代文学に屹立する大傑作であり。このような小説は、深沢七郎しか書けなかったであろう。

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紙の本

共同幻想論 改訂新版

紙の本共同幻想論 改訂新版

2017/04/08 20:09

このような本に今まで出会ったことのなかった私は衝撃を感じた

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

私はこの社会について、あるいはもっと限定して国家というものに対して何かしら違和感を抱いていた。そしてこの本に出合った時、その違和感に一つの回答を与えられたように感じた。それは完全なものではなかったかもしれないが、このような本に今まで出会ったことのなかった私は衝撃を感じたのであった。そして、それからというもの吉本隆明をむさぼるように読んだ。

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紙の本

コインロッカー・ベイビーズ 新装版

村上龍の作品の中でも依然としてトップクラスの作品の一つとなっていると思う

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「限りなく透明に近いブルー」で鮮烈なデビューを飾り、次の「海の向こうで戦争が始まる」では、ちょっとがっかりさせられ、本作で決定的な名声を博した。この作品は、村上龍のその後の作品と比べても決して見劣らない。というか、村上龍の作品の中でも依然としてトップクラスの作品の一つとなっていると思う。

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紙の本

マシアス・ギリの失脚

紙の本マシアス・ギリの失脚

2017/03/26 23:58

長い小説だが全然飽きさせない

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

南洋の島国のマシアス・ギリという独裁者の物語である。タイトルが「マシアス・ギリの失脚」となっているからにはいずれ失脚することが読者にはわかっている。でも、そんなことは物語を読むうえで全く問題にならない。ここには国家論、政治論、文化人類学、民俗学などいろいろな要素が盛り込まれている。長い小説だが全然飽きさせない。

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紙の本

ナミヤ雑貨店の奇蹟

紙の本ナミヤ雑貨店の奇蹟

2017/03/23 15:10

殺人事件など何も起こらない感動の物語である

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

東野圭吾の作品を読むのは3作目である。推理小説だと思っていたがこれは違った。ジャンルでいえばファンタジー小説とでも言えるのだろうか。不思議な物語である。全5章から成っている。それぞれが完結した物語のようであるが、中盤からそれぞれが絡み合ってくる。周到に用意されたストーリー展開である。殺人事件など何も起こらない感動の物語である。

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紙の本

宮沢賢治の世界

宮沢賢治の世界

2017/03/08 22:18

この講演集を読むと、私の宮沢賢治に対する理解が非常に底が浅かったことを教えられ、もっと奥深いものがあることを教えられた

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本は、吉本隆明氏が宮沢賢治について語った講演を集めたものである。宮沢賢治の詩や童話の世界は、非常に深遠で、またユーモアがあるものも多く私は大好きだ。吉本氏も若いころから惹かれていたらしく、唯一一度も批判をしたことのない人物らしい。この講演集を読むと、私の宮沢賢治に対する理解が非常に底が浅かったことを教えられ、もっと奥深いものがあることを教えられた。誠に偉大な人物である。また、このことを教えてくれた吉本隆明氏も偉大な人物である。

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紙の本

羊をめぐる冒険 下

紙の本羊をめぐる冒険 下

2017/02/20 22:23

村上春樹は、この作品で大化けした

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

村上春樹は、この作品で大化けした。前二作も私は好きだが、これは作品のレベルが格段に違う。この作品で物語作家としての地位を確立したと思う。もちろんこの後も世界的な大作家となり、どんどんレベルアップしてきていると思う。その最初の萌芽がこの作品である。

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紙の本

羊をめぐる冒険 上

紙の本羊をめぐる冒険 上

2017/02/20 22:19

前二作は中編といえる短いものだったが、これは大作である

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

鼠シリーズデビュー作の「風の歌に聴け」「1973年のピンボール」に続く第三弾である。前二作は中編といえる短いものだったが、これは大作である。読み応え十分である。村上春樹は最初の二作はあまり評価していないらしいが、私は結構好きである。でも、この作品を読むとそれが分かるような気がする。

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紙の本

小澤征爾さんと、音楽について話をする

クラシック音楽を聴かない人でも十分に楽しめる内容だ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

私はクラシック音楽を聴かない。だからこれが村上春樹の対談本でなかったら絶対に手にしなかったと思う。だから期待はしていなかった。しかし、この対談はクラシック音楽を聴かない人でも十分に楽しめる内容だ。多分、本物の表現者である二人の対談だからだろう。これは芸術を表現するということに関しての対談だと思う。だから普遍性があるのだと思う。

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