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まなしおさんのレビュー一覧

投稿者:まなしお

914 件中 1 件~ 15 件を表示
妻たちの二・二六事件 改版 新装版

妻たちの二・二六事件 改版 新装版

2022/09/30 19:06

数多ある昭和の歴史書にも決して劣らない価値がこの本にはある

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日本が戦争へと突き進む転換点となった二・二六事件は有名だ。しかし、この事件を起こした人たちの妻に焦点を当てているこの著作は、とても新鮮だ。なぜなら、このような視点でこの事件を語ろうとした人がいなかったと思われるからだ。様々な人生がある。数多ある昭和の歴史書にも決して劣らない価値がこの本にはある。

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昭和天皇の終戦史

昭和天皇の終戦史

2016/08/14 19:19

たくさんの資料を徹底的に調べつくして著した非常に重要な書物

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本は1992年に新書として発行された。社会学者である吉田裕氏が「昭和天皇独白録」やその他たくさんの資料を徹底的に調べつくして著した非常に重要な書物であり、貴重な昭和史である。私たちは、このような書物を正面から受け止め、歪んだ歴史観を改める努力をしなければならない。

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超国家主義の論理と心理 他八篇

超国家主義の論理と心理 他八篇

2016/10/12 19:13

この本を読むと、丸山眞男が真に偉大な思想家だったことが再認識させられる

8人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

丸山眞男氏の戦後約10年間に書かれた論文を集めたのがこの「超国家主義の論理と心理 他八篇」である。丸山眞男氏については、批判も多いが、この本を読むと、真に偉大な思想家だったことが再認識させられる。特に第一部「日本のファシズム」に収められた三篇は圧巻である。この本を読んでいると現在の自民党安倍政権が戦前に非常に似ていることがよくわかる。

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ネットと愛国

ネットと愛国

2016/08/01 21:31

執拗で丹念な取材、良質なノンフィクション

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ネトウヨという言葉は知っていたが、その実態はよくわからなかった。京都のヘイトスピーチ事件は知っていたが、在特会というものが大きく関わっていて、全国的にも大きな勢力を持っていたことも知らなかった。この本は、在特会について、執拗で丹念な取材をもとにその実態を暴いたものである。しかも、最初から全否定の態度で取材するのではなく、それに関わる個々の人間を理解しようとする姿勢が見られる。それがこの書物を良質なものとしている。文庫版あとがきで著者も触れているが、被害者の人たちの立場にたっての取材が疎かになっている面はある。しかし、それを差し引いても良質なノンフィクションであることに変わりはない。

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利己的な遺伝子 40周年記念版

利己的な遺伝子 40周年記念版

2022/11/15 22:49

充分刺激的でとても面白い本だった

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「利己的な遺伝子 40周年記念版」に新しく付け加えられたのは「40周年記念版へのあとがき」のみだ。他にどんな変更も加えられていないという。それだけこの著作が長く有効であるかということだと思う。これは専門知識を有しない一般読者に向けて著されたものらしい。とは言っても、100パーセント理解できたとはとても言えない。それでも充分に刺激的で面白かった。遺伝子や生物の進化について、とても大きな知見が得られたと思う。

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名もなき毒

名もなき毒

2018/05/24 20:04

ただ単に犯罪が起こって、犯人が捕まってめでたしめでたしで終わる様な作品ではない

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

杉村三郎シリーズの第二作である。必ずしも第一作の「誰かSombody」を読まなくても成立する話だが、随所に前の事件として言及があるので気にはなる。だから順番に読むのが好ましいと思う。宮部みゆきらしい社会派的な要素を強く持った作品だ。タイトルの付け方もうまい。物語の本質に係わっているが、かなり読み進めてからでないとその意味はわからない。600ページ近くあるので読み応え十分だ。ただ単に犯罪が起こって、犯人が捕まってめでたしめでたしで終わる様な作品ではない。

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中原中也全詩集

中原中也全詩集

2018/05/04 11:33

言葉の天才である

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

言葉の天才である。中原中也と宮沢賢治は、日本の詩人の中では群を抜いて屹立している。言葉の使い方、選択、センス、リズムの良さ。数え上げればきりがないがこのような人はもう現れないだろうとさえ思える。

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容疑者Xの献身

容疑者Xの献身

2018/02/06 23:07

壮大な仕掛けがこの作品には仕掛けられている

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ガリレオシリーズの三冊目にして、初の長編、そして直木賞受賞作である。前二冊を読んで、はっきり言って天才物理学者ガリレオはあまり好きになれなかった。冷静でシニカルで人間的感情があまり感じられなかったからだ。でも、それらがこの「容疑者Xの献身」のための伏線だったと思えるほどになった。そして、前二冊で多くあった科学的トリックではない、壮大な仕掛けがこの作品には仕掛けられている。多分誰もがあっと驚くだろう。素晴らしい作品である。

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真空地帯 改版

真空地帯 改版

2018/02/04 17:34

軍隊内の閉ざされた空間内での日常とは違う異様な態様を描いている

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

軍隊内の閉ざされた空間(これを野間宏は真空地帯と呼ぶ)内での日常とは違う異様な態様を描いている。曽田と木田という二人の視点が交互に描かれている。初めはあまり物語の起伏がないが、途中からいろいろな事件が起こってくる。野間宏は第一次戦後派と呼ばれるらしいが、十分読みに値する作品だ。

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すばらしい日々

すばらしい日々

2017/03/06 16:48

日々のふとした感覚などがさらっと述べられている

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

このエッセイは、東日本大震災後、両親の死や友人、ペットの死などを経験した時期のエッセイ集である。しかし、暗さはない。よしもとばななは小説でもそうだが、読んでいてほっとする。派手なことや大問題に正面から言及しているわけではない。でも、日々のふとした感覚などがさらっと述べられ、筆者の生きるスタンスが読者に伝わり、生きててよかった、これからも生きていこうという気持ちにさせられるのである。私はよしもとばななの小説やエッセイを読んで嫌な気持ちになったことは一度もないし、がっかりさせられたこともほとんどない。

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街とその不確かな壁

街とその不確かな壁

2023/05/07 10:49

読み応え十分。かなり完成度が高い。

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

村上春樹待望の新作長編である。読み応え十分だった。「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」にちょっと似ている。伏線が周到に張り巡らされている。かなり完成度が高い作品だ。珍しく「あとがき」が載せてあった。それによると1980年に「文學界」に発表された「街と、その不確かな壁」(内容が不満だったため書籍化はされていない)を大きく書き直したものらしい。元の作品も読んでみたいが、将来村上春樹全集が刊行されたら載るのだろうか。
とにかくこの最新作は、大満足の出来だった。また、読み返してみたい。

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斜陽 太宰治 名もなき「声」の物語

斜陽 太宰治 名もなき「声」の物語

2022/11/28 21:03

太宰ファン、高橋源一郎ファン必読

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

140ページ足らずの薄い本である。だが、中身は大変濃い。高橋源一郎が、太宰治の作品「斜陽」を主に取り上げて論じている。大変面白かった。太宰ファン、高橋源一郎ファンは必読である。薄いのですぐに読めるが、受け取るものは非常に大きい。

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自我の起原 愛とエゴイズムの動物社会学

自我の起原 愛とエゴイズムの動物社会学

2022/04/09 21:09

自然科学系の書物だが、大変文学的

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

サブタイトルに動物社会学とある。内容は、遺伝子(この本の中では生成子と呼ばれている)を軸にした自然科学系の書物だ。大変難しく、半分ぐらいしか理解できていないと思う。それでも大変面白かった。何故かというと、文章が大変文学的だからだと思う。本文の次に補論1と補論2が載っている。補論2では、唐突に宮沢賢治が出てくる。遺伝子(生成子)と宮沢賢治。大変面白い。

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日本中世に何が起きたか 都市と宗教と「資本主義」

日本中世に何が起きたか 都市と宗教と「資本主義」

2021/02/20 10:42

大部分が話し言葉で書かれているのて大変理解しやすい

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

これは網野善彦後期の、主に講演、対談などを集めたものである。一部には雑誌に発表したものや、書き下ろしもある。講演、対談は、話し言葉で書かれているので、大変理解しやすい。どれも網野善彦の著作を読んだ人なら、読んだことのあるものかもしれないが、大変分かりやすいので、読んで損は絶対ない筈だ。

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悪役レスラーは笑う 「卑劣なジャップ」グレート東郷

悪役レスラーは笑う 「卑劣なジャップ」グレート東郷

2020/06/27 22:42

この本はグレート東郷というひとりのレスラーを素材にしてナショナリズムについて著されたものだ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

岩波新書がプロレスを扱うのには、非常に違和感がある。それは本文でも触れている。森達也だから一筋縄ではいかないことは当たり前だ。この本はナショナリズムについて著されたものだ。グレート東郷というひとりのレスラーを素材にしながらだ。この謎に包まれたひとりのレスラーについて書かれながら、結論は宙に浮いたままだ。当たり前だが世の中はそんなに単純ではないということだ。

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