「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
シカ問題を考える バランスを崩した自然の行方 (ヤマケイ新書)
著者 高槻 成紀 (著)
日本各地で増えつづけるシカは、植物を食べるだけでなく、昆虫や鳥類にも影響を及ぼし、土砂崩れまでも引き起こす。なぜシカは増えてしまったのか、私たちはどう対応すべきなのか。シ...
シカ問題を考える バランスを崩した自然の行方 (ヤマケイ新書)
ヤマケイ新書 シカ問題を考える
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
日本各地で増えつづけるシカは、植物を食べるだけでなく、昆虫や鳥類にも影響を及ぼし、土砂崩れまでも引き起こす。なぜシカは増えてしまったのか、私たちはどう対応すべきなのか。シカ研究の第一人者による、シカ問題入門書。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
高槻 成紀
- 略歴
- 〈高槻成紀〉1949年鳥取県生まれ。東北大学大学院理学研究科修了。理学博士。麻布大学いのちの博物館上席学芸員。著書に「北に生きるシカたち」「野生動物と共存できるか」「シカの生態誌」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
シカ問題は山問題
2017/07/17 10:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シカによる農林業被害・国土保全に及ぼす影響、シカが植物に与える影響、シカが植物に与える影響だけでなく、その影響がさらに植物を利用する昆虫・鳥類にまで波及する、シカ増加の背景等、広範にわたるシカ問題について解説された一般書である。シカ増加の背景として、一般にいわれている、森林伐採によるシカの食糧の増加、牧場の増加(牧草はシカの食糧)、地球温暖化による暖冬、ハンターの減少、オオカミの絶滅について、その変化した時期とシカ増加の時期の違いをつぶさに検証、いずれも決定打とはならないと指摘。農山村から人がいなくなり、残されたのは高齢者ばかり、草刈や芝刈りが行われなくなり、減反や耕作放棄地によりヤブが増加した。山では手入れの行き届かないスギやヒノキの人工林、日光が差し込まなくなり下生えがなくなり、結果としてシカが里山に引き付けられた。過疎化した農山村はシカを抑制する力を失ってしまった。今日のシカ問題は日本社会の構造的問題であるというのが、著者の主張である。