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商品説明
東アジアという漢字文化圏の中における日本文化をどうとらえるか。最古の漢詩集「懐風藻」、平安朝の漢詩文、杜甫や白居易の詩を通して、日本文学世界の豊かさを論じ尽くす。【「TRC MARC」の商品解説】
東アジアという漢字文化圏の中における日本文化をどうとらえるか。
政治外交史的な見方では知り得ないかたちの中にこそ、豊かな文化交流の実態は見いだすことが可能である。全体を、第一篇「『懐風藻』と『万葉集』」、第二篇「嵯峨天皇と空海」、第三篇「島田忠臣・菅原道真」、第四篇「白居易」、第五篇「杜甫と芭蕉」にわけ、文学世界の豊かさを論じ尽くす。
最古の漢詩集『懐風藻』、そして平安初期の漢風謳歌の時代の本質、ことに嵯峨天皇と三勅撰漢詩文集の研究、平安朝漢文学最高峰の菅原道真『菅家文草』『菅家後集』の研究、更に平安朝漢文学が享受した白居易詩研究と続けてきた著者の第三冊目の著作。【商品解説】
目次
- 第一篇 『懐風藻』と『万葉集』
- 第一章 『懐風藻』の国際感覚
- 第二章 『懐風藻』序文の意味するところ
- 第三章 『懐風藻』の自然描写
- 第四章 大伴旅人「遊於松浦河」と『懐風藻』吉野詩
- 第五章 大伴家持「越中三賦」の時空
- 第二篇 嵯峨天皇と空海
- 第一章 遣唐使節の人たちの文学
- 第二章 嵯峨御製の梵門詩
- 第三章 渤海使節と三勅撰漢詩文集
著者紹介
波戸岡 旭
- 略歴
- 〈波戸岡旭〉1945年広島県生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程単位取得退学。同大學文学部教授・文学博士。著書に「宮廷詩人菅原道真」など。
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