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商品説明
1931年(昭和6年)から1943年(昭和18年)までの、婦人雑誌の化粧品広告の変化を追い、国家総力戦下の女性の「美」と「役割」を読む。500点余の図版を収録したビジュアル文化史。【「TRC MARC」の商品解説】
資本主義社会の鏡である商品広告。なかでも化粧品広告は、贅沢品であり非必需品であることから、より社会の変化を敏感に写しだしてきた。本書は「非常時」と呼ばれた満洲事変以降の戦時体制下において『主婦之友』を中心とする婦人雑誌の化粧品広告がいかに変化するかを追いながら、女性をめぐる総力戦下の世相を浮かび上がらせるビジュアル資料である。明るい「非常時」を図版数500点余で読む、80年前の「一億総活躍社会」。【商品解説】
目次
- はじめに
- ■第1部 化粧品広告揺籃期―1931(昭和6)年11月号から1933(昭和8)年12月号まで
- 第1章 はじまりの主婦之友社・代理部
- 第2章 雑誌広告へのモダンデザイン台頭
- 第3章 懸賞タイアップ広告の数々
- 第4章 明朗漫画のマスター化粧品広告
- <インターミッション◇戦時下創刊の女性誌『新女苑』に見る「若い女性」と化粧品広告>
- ■第2部 化粧品広告興隆期―1934(昭和9)年1月号から1937(昭和12)年9月号まで
- 第5章 華やかな化粧品広告の世界
- 第6章 誌面内写真利用広告の展開
著者紹介
石田あゆう
- 略歴
- 〈石田あゆう〉1973年大阪生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位認定退学。同大学博士(文学)。桃山学院大学社会学部社会学科准教授。専攻はメディア社会学、女性雑誌論、広告文化論。
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