紙の本
ともに成長
2017/01/13 10:04
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供の成長と向き合うことで、親自身も変わっていくことを感じた。ダニエル・シーゲルの脳と育児に関する研究も面白かった。
紙の本
結構、難しい内容だった。
2018/07/09 15:14
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投稿者:気まぐれネット購入者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
書籍にして易しく説くという姿勢はあるのだろうが、扱う中身が難しいのだろう。スッと入ってくる感じがしなかった。難しい内容で理解が及ばないので腑に落ちるという部分がないからだろう。良書として評判が良いとの噂なので、きっと自分が共感できなかっただけであろうと思う。そりゃ、そうなんだけどって気持ちで読んでしまった。何事も素直が一番だということか。こんな気持ちの親では、やはり子が伸びないのも無理はない。期待値が高い状態で読んでしまったので色々と自己嫌悪になるだけの一冊であった。
紙の本
むずかしい
2019/12/02 16:14
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
勉強感のある本でした。むずかしかったです、でも、書かれていることは参考になったので、挑戦してみたいです。
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図書館で借りて読んだ。記憶に残った目次の見出しを抜粋。
「つながり」のあと「切り替え」へ
つい親たちは子どもがわざと"しない"と思ってしまう
親が痛みを与えると、子どもの脳は"ひどく混乱"する
"意味のない罰"で、子は親をうらむ
"ピアノ"が子どもの脳を大きく変える
キレずにつながる「しつけ」が脳を育てる
"健全な後ろめたさ"は子どものブレーキになる
なぜ、まず「つながる」のか?
1階と2階をつなぐ「脳の階段」
子どもの目の高さより「下」から伝える効果
しゃべりすぎず、聞く
子どもの準備が整うまで「待つ」
一貫性を持ちながら、頑固にならない
問題の解決法を、娘に考えさせる意味
「だめ」を条件つきの「いいよ」に言い換える
スタンフォード大学で行われたマシュマロ実験
魔法の杖は存在しない
たとえ失敗しても、それは子どものためになる
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まずは自分をしつける、だいぶ大人になる必要がある。
いや、もうすでに年齢も体系も大人なのだけどね。
あやして、愛して、聞いて、聞いて、聞いて、そしてやっと次は頑張ろうって話せる、
気の長い旅を毎日求められることになるのだなと。
それでいて毎回うまくいくとは限らない、というより毎回うまくいかないという旅になる。
それでも愛を注ぎ、必要な境界線をつけてあげたい。
人に優しくでき、自身を愛すことができる子にしてあげたいものだ。
(以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
○悪さをするときというのはたいてい、子どもが親とのつながりをいちばん求めているときだ。(P.25)
○かんしゃくを起こしているときの罰と教訓には効果がない。
お説教されても耳に入らないからだ。
犬が別の犬とけんかしている最中に、おすわりを教えようとするようなものだ。(P.26)
○しつけは、完璧をめざしてはいけない。
人と人のつながりと、必ず起こってしまう仲たがいの修復をいちばんに考えよう。(P.31)
○親はときどき、きちんとしたふるまいを子どもがわざと”しない”と思いこむが、
実際には単に”できない”だけなのだ。
少なくとも、その瞬間には。(P.60)
○愛情深い親は、小さな失敗をするたびに、自分を責めることが多い。
自分への批判に耳を傾けるのは、
次回もっとうまくやるためにいくらか自覚を新にするあいだだけにして
そのあとは自分に寛大になろう。
もちろん子どものために最善を尽くしたいのはわかる。
この本の結びで詳しく説明するとおり、親の失敗でさえ、
子どもにとってはすばらしく大切なものになる(P.109-110)
○本書のしつけで、毎回子どもによいふるまいをさせられるとはかぎらない。
子どもの脳を伸ばす方法は、
確かに子どもの自発性をうながすというその場の目的を果たすチャンスを広げてくれる。
また、何かあっても感情を激しく爆発させることが減って、
親がどなったり問題を自分へのあてつけと考えたりする悪い影響を避けられる。
しかし、必ず思いどおりにふるまいさせる効果があるわけではない。(P.112)
○ほかの人の身になって考えるようにうながせば、思いやりが身につく。
「おまえが言ったことを聞いて、ジェニーはどう思ったかな。」
子どもにこうしなさいと命じるのではなく、どうすればいいかを自分で決めさせる。
「きちんと片づけるにはどうすればいいと思う?」
自分を見つめる目が育つような質問をすれば、子どもは洞察力を身につけていく。(P.114)
○きっぱりとした「だめ」よりずっと効果的なのが、条件つきの「いいよ」だ。(P.118)
○求めに答えたり、なだめたりするのは子どもを甘やかすのとは違う―――
むしろ求めに応じたりなだめたりしないと、不確かな愛情と不安を抱えた子供になってしまう。
子どもとのきずなをはぐくんで、常に親の愛と慈しみを信じられるような経験をさせるのは、
まさに親がすべきことだ。
つまり、子どもには、必要を満たしたいときは親に頼っていいと伝えたい。(P.158-159)
○親は子どもに見守っていることを感じさせるべきだが、同時に、決まった環境の中で
何が期待されているのかを知るためのルールや境界線を教えなければならない。(P.164)
○子どもはいちばんひどい状態のとき、いちばんあなたを必要としている。
つながりとは、子どもの経験を分かち合い、そばにいてやり、
つらいときには並んで歩いてやることだ。(P.168)
●子どもが、思いどおりにならないことに激しい反応を見せたとき、
すぐさまその反応を止めさせたことはないだろうか?
(中略)
まるで、こう言っているようなものだ。
「おまえがそんなふうに感じていることは認められないな。
おまえが世界をどう経験しているかに興味はないよ」(P.200)
○むしろ、お説教は、問題を大きくすることが多い。
それについてはわたしたちも、オフィスにやってくるこどもたちからよく聞いている。
ときどき親に、「お願いだからもうしゃべらないで!」と叫びたくなるそうだ。(P.204)
○子どもを甘やかす方法はたくさんある―――
ものを与えすぎたり、あらやる困難から救ったり、
挫折や失望にいっさい向き合わせなかったり
―――が、愛と関心を注ぎすぎても甘やかすことにはけっしてならない。(P.209)
○ほかの人がどう感じるか、どんな経験をしているかを考える練習をたくさんさせるほど、
子どもは思いやりのあるやさしい人間に育つ。(P.237)
○重要なのは、子どもに自分の行動について「考えさせる」ことだ。(P.276)
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26
かんしゃくを起こしているとき怒っても意味ない。犬が別の犬と喧嘩してるときにおすわりを教えようとしてるようなもの。
33
混乱した子供に向かっていくら喋っても逆効果。ことば以外のコミュニケーションが大事。抱きしめ、肩を抱き、微笑みかけて、うなずく。子供が気を落ち着けて耳を傾けられるようになってから、言葉を使って語りかける。
65-68
暴力や恐怖によるしつけは逆効果。暴力や恐怖がないとダメになる。自分で考える力は育たない。いかに暴力や恐怖から逃げるか、になってしまい、本質的なしつけができない。
118
ダメ、は禁止。いいよ、と言う。その代わり、「いいよ、そうしよう、明日ね」とか条件付きで。「だめ」を言うと、子供は自信をなくす。だめな人間だと思う。こうなると大人になってから変わるのは難しい。
152-157
かんしゃくを起こしてるときに抱きしめたりするのは、甘やかすことになって、ワガママな子になるのでは?
→なだめることと甘やかすことは違う。むしろ、なだめないと、不確かな愛情を受けられない、不安を抱えた子供になってしまう。
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・しつけは「罰」でなく教えること。
・1-まずは子どもと繋がり、「二階の脳」を活性化。一番酷い状態の時に子どもは一番親を必要としている。親子が双方落ち着くまでは何も言わないこと。
・2-子どもの経験を知ろうとし、
共感をしめす。子どもに自分の内面に目を向けそれを言葉にするよう働きかける。
・3-まわりの人の感じていることを想像するよう働きかけ、解決策を子どもに一緒に探させる
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対子どもに限らず、大人に対しても使える。
怒りたい衝動を抑えて、冷静に相手の二階脳に働きかけることで効果的に思いを伝えることができる。
感情に直結した一階脳をけしかけた時点で、自分が伝えたいことはもはや相手に伝わらない。自分への嫌悪感を抱かれて終了。
1.自分の一階脳を休止させること、
2.ユーモアを交えて伝えることで本当に相手へ想いを伝えることができる。
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とても興味深い内容だけど、一般向けにかなりハードルを下げてやさしく書いてあるので専門的な説明が少なく若干物足りなかった。
この本で言ってることはほとんど納得いくんだけど、唯一納得いかにのは想定されてる親のフットワークが軽すぎること。実際の生活ではここまでフットワーク軽く多様な選択肢を与えることは難しいので、まず「フットワークの軽さ」を確保するために親の生活習慣を改善して余裕とエネルギーを常時備えておくための学習と訓練と習慣づけが親に必要だろうと思う。
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[江東区図書館]
いい本だったし、共感できたけど、やはり「マニュアル」ではないし、子供も自分も、本の通りの反応となるわけではないし、結局最後はこれを踏まえての自分次第なんだよな。ただ、教訓、教戒としてはとてもいい。きっとキーワードだけだといみがわからないだろうけど、少しでも思い出すために書きためておこう。
・「繋がり」と「切り替え」
・一階と二階の脳
・「す(いてる)い(らついてる)さ(びしい)つ(かれてる)」
・かんしゃく時は統合の機会(手助けを求める訴え
・混乱時はしゃべりすぎない)
・「ご機嫌ななめね、止めるの手伝おうか?(いいこと悪いことの限度を示す)」
・人間関係は敬意&慈しみ
・やさしさ&思いやり
・協力&歩みよりだと教えたい
・ジョーズのテーマはやめて純粋な好奇心で「なぜ?(決めつけやとがめではなく!)」を実施
・「切り替え」を上手に!①言葉を減らす②感情を受け入れる③お説教せずに描写する④しつけに子どもをかかわらせる⑤「だめ」を条件つきの「いいよ」に言い換える⑥いい面を引き立たせる⑦対処のしかたをくふうする⑧マインドサイトの使い方を教える
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脳にうまく働きかけることが、行動を変え、人の習慣を変え、性格を変え、より良い人生への第一歩となるのだと思った。すべては、物事をどう判断するのかという思考、価値観が土台なので、思考パターンを司る脳の仕組みをよく知ることが大切。一階脳と二階脳、つながりと切り替えの話はとてもわかりやすく、すぐ育児に取り入れることができそうなので実践したい。
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どなる前に、3つの質問
「なぜ?」
→なせこんなことをしたのか?
好奇心を持って観察し、原因を探る。
本人には「なぜ?」と問いたださない。
悪い答えを決めつけて、怒っているとバレてしまう。
「何を?」
→いま、ここで何を教えたい?伝えたい?
「どうやって?」
→どうやって教えるのが一番良い?
言い方で印象が違う。
子どもは、わざと「しない」のではなく、「できない」のである。
環境や事情、体調によって大きく揺れ動く。
自分をうまく扱う能力は不安定で変わりやすい。
タイムアウトで、親は「子どもの心が落ち着き、1人でじっくり反省できる」と都合よく誤解している。
子どもは、何よりもつながりを必要としている。たいていの悪いふるまいは、子どもが感情的に負担をかけられすぎた結果なので、要求や強い気持ちの表現は、攻撃的で行儀が悪く、反抗的な形になる。
子どもは悪さをすることで、取り組む必要のある問題を親に伝えている。
→まだ育っていない能力や練習しなくてはならない具体的なスキルを。
つながることで、親密さと愛情を深めるだけでなく、子どもが癇癪を起こしたとき心の通う対応ができるようになる。そして、子どもは”感じられていると感じる”ことができる。目留められ理解されたという内面の感覚で、それが混乱を落ち着きに、孤独をつながりに変える。
まず、つながることは、しつけの基本になる愛情のこもった方法である。
子どもが一番混乱しているときがいちばん親を必要としているとき。
子どもとつながる最も有効な方法の一つ
体に触れること。→愛情をこめてふれること(腕に手を置いたり、背中をさすったり、そっと抱きしめたりなど)で気分が良くなるホルモン(オキシトシンやオピオイド)が脳や体に放出されて、ストレスホルモン(コルチゾール)の量が減る。
子どもが混乱しているとき、愛情をこめてふれれば、ストレスが高まっている瞬間でも、状況を落ち着かせてつながりをつくれるかもしれない。外側から見える子どものふるまいにただ反応するのではなく、内側の苦痛とつながるということなのだ。
親が悪さに対応するとき、何を伝えるかは子どもの脳に大きく影響する。意識的にだろうと無意識にだろうと、子どもの脳は色々な状況での親の対応を見て、全ての情報を吸収するだろう。どのようにつながるか、そして、そのしつけのとき子どもに何を経験させて、どのように脳を変え、育てるかということだ。
人間関係でつくられる統合が脳のなかの統合をつくる。
癇癪は、嘘偽りがなく抑えが効かなくなった状態。
親は手助けをして、うまくなだめる対応をしよう。
親は癇癪をどうにか耐える方法や、うまくあしらう方法、何がなんでもすぐに止める方法を学ぶべき不愉快な経験と考えるのではなく、手助けを求める訴えとしてとらえること。
共感から始まる。
つながりとは、子どもを甘やかしたり、わがままを許したり、独立心��奪ったりすることとは違う。私たちは、つながりを呼びかけてもよく言われる”ヘリコプターペアレント”になることを薦めてはいない。
つながりとは、子どもが辛いときには並んで歩き、心に苦しみを抱えているときにはそばにいることだ。そうすれば、独立心を育てられる。子どもが安全とつながりを感じ、親が脳を伸ばすしつけで人付き合いと思いやりのスキルを育ててあげれば、子どもは人生で何が起こっても受け止める心構えができるようになる。
キレないつながりのサイクル
① 安心させる
② 確認する
③ 耳を傾ける
④ 反映させる
@身振りで伝わるメッセージ
癇癪を起こしたとき、
子どもの目の高さより「下」から伝える。
しつけの大きな目的は、スキルを養うことだ。
ほかの子がどう感じるか、どんな経験をしているかを考える練習をたくさんさせるほど、子どもは思いやりのあるやさしい人間に育つ。
洞察→自分自身をよく理解する練習をする。
共感→ほかの人の目からものを見させること。
そして、何か間違ったことをしたとき、きちんと正す方法を考えることができるようにする。
重要なのは、子どもに自分の行動について「考えさせる」こと。