紙の本
続編を読みたい!
2019/09/01 13:27
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投稿者:るい - この投稿者のレビュー一覧を見る
失業を機に結婚!奥様のキャリアを支えながら、主夫として子育てもして。ママ友、パパ友とのこと!生まれた家族のこと!色々有るけれど、総じて温かい。生みの母親が相続放棄して欲しいと言ってきたことには、首を捻る私。実の子供なのに、何故、その様な気持ちが湧くのか理解しがたい。その事も含めて書いたか知る由は無いけれど、広島の母とのことで書いた小説が選考で良いところまでいったところで小説はエンディングへ。
小説家としてデビューするところを続編で、広島との母とのその後、奥様のキャリア、子供の成長などなど、続編を期待したい!
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会社の倒産から、彼女と結婚して主夫となったトモロー。
妻の美智子をはじめ、その両親や、トモローの兄さんなどとの関係が温かい。
周囲には、理解されないこともあるけれど、基本は温かく見てくれる。
特に、妻美智子のキャラがすごく好き。かっこいい!おっとこまえ♪
家事に育児に習熟していくトモロー。
生まれた娘チーコへのみんなの愛情の深さにほんわかした気持ちになる。
4年前の作品だけど、今はもうちょっとは夫が家事を分担することも普通となったかというと微妙な気はするけど、みんなの意識が変わっていけるといいと思う。
頑張れトモロー。
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いかに主夫であっても、ママ友は嫁さんに嫌がられる。
よく分かります。
普通に子どもの親同氏の付き合いなだけなのに。
きっと保護者会の役員にも推薦されるだろうし、もうちょっと続けて欲しかった!
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妻でも夫でもどちらが子供の世話をしたっていいじゃないか。
やりたい人、適した人がその役割を受け持てばいい話だと思う。あ、それは子供がいないから、そう言えるのか?
確かに、性別による適性というものはあるのだろうけど、それほどこだわらなくてもね〜。
しかし、母親であれ父親であれ、子供たちの親との付き合いというものはなかなかに大変そう。
人が集まれば、グループができるのは仕方がないことなのだろうか?
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主夫となったトモロー。男は仕事、女は家事という概念がずっとあるが、今は女も働けという世の中だし、逆に主婦だけしていたら見下すような空気も感じる。確固たる気持ちで毎日に向き合えば人の視線なんか気にならないだろうが、多数派の世間体というのは厄介だと思う。トモローは強い方だと思う。
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+++
一流のインテリアデザイナーを目指して働く妻を支え、家事と育児をこなす“主夫”斉藤知朗。自らも作家を志し、家族の幸せと夢を追い求めて日々奮闘するトモローに立ちはだかるのは、主夫に対する社会の壁。出会うママ友・パパ友たちもまた一筋縄ではいかない家庭の悩みを抱えているものの、トモローはつまずきながらともに一喜一憂して全力で向き合う。やがてトモローが導き出す、愛する妻と娘との「家族のかたち」、そして、現実と夢との折り合いとは―。著者渾身のハートフルストーリーとユーモアで描く、胸を打つ新たな家族小説。
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現代は多様性の時代である、とは言っても、ここまで主夫に徹する家庭はなかなかないだろうと思われる。既成概念を打破するのがどれほど難しいかということの表れのひとつであろう。そんな環境で、主夫をしようと思うと、あれこれ壁にぶつかることになるのだと、改めて気づかされる。逆差別とも言えるような事々である。それでも、少しずつ良くなるように試行錯誤してみたり、信頼関係を築くこともできたり、充実した日々を過ごすトモローと妻の智恵子が微笑ましい。なによりいいのは、彼らがいつも娘の智里のことをいちばんに考えていることである。思わず応援したくなる一冊である。
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偏見はどこにでもある。
けど子育ては日々変化していくし自分の世界もどんどん変わる。
トモローと美智子はきちんと話し合い協力してチーコを育てている。もうそれだけでこの先何があっても斉藤家は円満にやっていけると思う。
正解のない夫婦のあり方、子育てだからこそ、家族を作る過程が悩みながらも楽しいものであるこのお話は、いろんな情報や他人に振り回されている全てのお父さんお母さんへの応援の意味もあると感じました。
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これはぜひドラマにしてほしい。
トモローの父親ぶりがいい感じだが、それよりなにより、夫婦の関係が素敵。
ありがちな問題でも、当事者の気持ちを丁寧に描いていて、
忘れていた子育ての日々をいろいろと思い出させてもらえた。
平成のホームドラマ!という感じ。
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★2016年7月10日読了『主夫のトモロー』朱川湊人著 評価B
主夫をマジにこなすと今の世の中ではどのような荒波にもまれるのか?人の常識、価値観とはそう簡単に変わらないこととそれに抗うには莫大なエネルギーを要することを物語する。
主夫のトモロー 朱川湊人著:日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO04386570S6A700C1MY6000/
中小書店の編集員だった斉藤知朗(トモロー)はある日突然失業。そして、祖父の死期が近いとのことから、付き合っていた美智子は、躊躇もなく失業者のトモローと結婚。元々小説家志望のトモローは、一流のインテリデザイナーを目指す美智子が働き、主夫として家事をする傍ら、小説を書いて、まずは懸賞をとりプロ作家を目指すこととした。
しかし、早々に美智子は妊娠、出産。出産休暇の後、美智子は再び仕事へ出る。もちろん、家事、育児はトモローがこなすこととなる。当初は順調に行くも、ママ友はやはり出来ず、男は仕事、育児は女の世間の厚い壁にぶち当たる。
そんな中、ふとしたことから、富岡のめぐママや武井永吉・ノリコ夫婦などと出会い次第に主夫としての悩みを解決し、成長していくトモロー。
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出世した妻を応援するため主夫となった小説家志望のトモローの奮闘記。主夫には主婦とは違った悩みがあると言うことには非常に納得させられるのですが、これって朱川が書くようなお話ですか?と言う気がしなくもないです
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とても読みやすいのだが、これから先、日本のみんなが考えていかなければならない事をやんわり提示してくれた。事情があって、主夫になったトモロー。妻のミッちゃんが一家の大黒柱だ。やがて父親になったトモロー。男女が逆になっただけで、世間とはこんなにも生きていきにくいものなのか。悪戦苦闘しながらも「わはは」と笑える子育てを目指すトモローとミッちゃん。トモローは気付く「肌で親子になる部分がある」と。人にはみんなそれぞれの生き方がある。それを受け入れる理解が必要だ。トモローには希望がある。ぜひ男性にも読んで欲しい本。
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突然の倒産により失業するトモロー。そんなトモローに二人なら暮らせると結婚を迫るミッチャン。めでたく結婚した二人は、「夫が家を守り」「妻が外で稼ぐ」スタイルを出産後も貫いていく。世の中の多くの家庭の逆を行くトモロー一家には、様々な壁にぶつかり時に悩み落ち込んだりもするのだが、「いひっひっ」を合言葉に明るく過ごしていく。そんなトモロー一家の生き様に心がなんともホッコリと温かくなる、そんなお話でした。
親は「人生を楽しんで生きている己の姿」を子供に見せることが、何よりも大切ではないだろうか?っという考え方には非常に共感!我が家の子供達も、人生は楽しむものなのだ、という考えを自然と身に付けてくれたらいいなーと思う。あと、主夫もいいなー、やってみたいなーとも思ったり。。。
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朱川さんは短編しか読んだことが無かったので、長編だとこうなるのか。。
あっと驚くオチは無いけれど、あれやこれやとどんどん問題が起こって、でもさらりさらりと纏められていて読みやすい。
指南書、とまではいかなくても 子育てに行き詰っていたら、読むとほっこりしたり安心したりすると思う。
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朱川湊人さん「主夫のトモロー」、2016.5発行です。父は他界、母は所在不明の斎藤知郎(トモロー)25歳(夢は小説家)は、明るいお母さん、呑気なお父さんの一人娘でインテリアデザイナーに向かってひた走る美智子26歳と結婚します。仲がいいです。やがて子供(智里:チーコ)が生まれ、トモローは家事に育児に頑張ります。美智子は仕事とチーコのおっぱいに頑張ります。トモローにはママ友やパパ友もできて・・・。この作品のメッセージは何なんだろうかと思いつつ(そんなこと考えなくて楽しめばいいのでしょうけどw)読了しました!w
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私もきっとこんな風に見てしまうのかも知れない。
パパが毎日娘を公園に連れてくるのを見たら
眉をひそめてしまうのかもしれない。
事情も知らないのに、奥さんを働かせてと
無責任な噂にのっかってしまうのかもしれない。
後に奥さんになる美智子さんと
人生のいいとこ取りをして、イッヒッヒと笑いあうために
大奮闘するトモローさんのお話。
自分で保守的だなぁ、と思ってしまいました。
知ってみればこんなに素敵で、こんなに幸せな家族は
そうそうないんじゃないかと思います。
温かかったですね。間違っていないことなら
頑張っていれば必ず道がつながっていく。
風当たりが強くとも家族を第一に考えていれば
必ず追い風が吹くときがある。
チーコちゃんは絶対いい子に育つぞと
頷く一冊です。
トモローさんの何事も楽しんでしまうところ
見習いたいです。
楽しい気持ちはきっと家族に伝わりますからね。